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日本武道医学
[編集]日本武道医学(Japan Martial Arts Medicine)とは、昭和33年(1956年)に、中山清(1907〜1994年)によって創始された総合手技療法の大系である。 中山清は現代柔道整復術との理念の違いから、柔道整復と決別し、武道医学を大系づけた。 尚、一つの学科または学門として考えた場合は、総合的に「武道医学」と呼んでいるが、一つの流派として考える場合は、「武医術」 と呼んでいる。 日本武道医学は、中山清の薫陶を受けた、サイード・パリッシュ・サーバッジュー(Saeed Sarvatjoo)(1957〜)に受け継がれる。
組織的体系
[編集]日本武道医学は、以下の3つの組織大系からなる。
1.社団法人日本武道医学会(非営利型社団法人)武道医学の社会的な活動を行う団体
2.日本武道医学研修道場(武道の研修機関)
3.日本武道医学専門学院(手技医療の研修機関)
学門的大系
[編集]武道医学は、「医の門」と「武の門」に大系される。[1][2]
医の門は、次の部門からなる:
1.手技医学研修部門 日本の伝統整体術に加えオステオパシー、カイロプラクティック等の研修も行われる。
2.東洋医学研修部門 東洋医学を武道医学的な立場で研究・研修の対象にしている。
3.整骨医学研修部門 古来から日本武道に伝わる伝統の整骨技法の保存を目的とする。
4.各種伝統医学研修部門 アーユルヴェーダ、ユナニ医学、仏教医学、チベット医学などの研究・研修を行う。
武の部門は、次の部門からなる:
1.柔術、 とりわけ天神真楊流柔術、真之神道流等の殺活法の研究・研修を行う。
2.養成部門 養成部門は、気体調整法とトーンアップトレーニングからなる。健康維持と予防を目的にした経絡動作法を行う。
その他
[編集]中山清は、インド哲学や東洋哲学を専攻していた傍ら、武道医学の特に活法の効能を、宗教的、哲学的および超自然現象的な立場から深く研究の対象にし、武道医学独特の哲理を説いた。[3]
==参考文献==
- サイード・パリッシュ サーバッジュー 『秘伝 日本武道医学』2002年
脚注
- ^ 武道医学/武道整体公式サイト 武道医学とその体系&内容 http://www.budoigaku.org/taikei.html
- ^ 秘伝武道医学 福昌堂 31~34頁
- ^ 秘伝武道医学 福昌堂 31頁
外部リンク
[編集]- [1]武道医学/武道整体公式サイト