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アニメは、アニメーション(英語: animation)の日本語における略語である[1]。アニメーションを用いて構成された映像作品全般を指す。当記事では主に一般向け商業アニメーション(テレビアニメ、劇場アニメなど)について記述する。
語源
[編集]日本では、「小型映画」(映像制作者向けの専門雑誌)で1965年6月号までは主に英語をそのまま片仮名にしたアニメーションという語を使用しており、アニメという略語を使用する場合はアニメーションとセットで用いられていた。7月号でアニメという語がアニメーションの略であるという断りなしで初めて使用された。絵本シリーズ『テレビ名作アニメ劇場』ポプラ社はタイトル名にアニメを使用した最初の書籍とみられる。1975年日本アニメーション設立、1978年のアニメージュ創刊、1985年の広島国際アニメーションフェスティバル開始などもあり、専門用語であったアニメーション(アニメ)が一般にも普及していった。
各国のアニメ
[編集]日本
[編集]日本では、分業のためにセルアニメが主流であったが、一部では人形アニメ等も使用され、近年コンピュータ・グラフィックによるアニメーション(CGアニメ)も普及している。
アメリカ合衆国
[編集]アメリカ合衆国では、日本で製作されたアニメーションのことをAnime(アニメ)と呼び、animation(アニメーション)とは区別されている。
アメリカ合衆国のアニメーション映画は2000年代頃からCGアニメが主流となっている[2]。
中国
[編集]中国では、2006年に海外アニメの輸入・放送に関して、国産アニメの放送がアニメの放送全体の7割を下回ってはならない、国産アニメを制作した機関は国産アニメを制作した時間と同じ分まで海外アニメを輸入できる、17時から20時まで外国アニメーションの放送を禁止などいくつかの規定を定められた[3]。
近年では中国企業による日本のアニメスタジオの買収[4]や日本人アニメーターの爆買いも起きている[5]。
発表形態
[編集]テレビアニメ
[編集]テレビアニメは、テレビ放送用に制作されるアニメ作品。連続作品として制作されるテレビシリーズ、映画の制作手法を用いたテレビ映画、単発で放送される特別番組(テレビスペシャル)がある。
劇場アニメ
[編集]劇場アニメは、映画館で公開する映画として製作されるアニメ作品。
オリジナルビデオアニメ
[編集]オリジナルビデオアニメ(OVA、英: Direct-to-video animated film)は、ビデオグラムとしてリリースするために作られる商業アニメ作品。
Webアニメ
[編集]Webアニメは、インターネット上で公開するために制作されたアニメ作品。主にYouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Disney+などの動画配信サービスで公開されている。
出典
[編集]- ^ 日本国語大辞典、大辞林、三省堂国語辞書(三省堂ウェブディクショナリー)「アニメ」の項
- ^ 文化庁 | 文化庁月報 | 連載 「アニメーション分野の人材育成」
- ^ 「中国コンテンツ市場調査(6分野) 2009年版(2009年10月)」http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000133
- ^ “絵梦、子会社アニメーションスタジオ・アートランドの全株式譲渡 連結対象から外す”. アニメーションビジネス・ジャーナル (2017年9月1日). 2018年3月5日閲覧。
- ^ “中国企業が日本のアニメーターを爆買い!?=「つまり金ですべてを解決できる」「でも素晴らしいストーリーがなければ人気は出ない」―中国ネット”. Record China (2016年12月28日). 2018年3月5日閲覧。