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出会いは奇跡
[編集]| 作品名 = 出会いは奇跡 | 監督 = 岩根 央 | 脚本 = ねもとまこ | 製作 = 岩根 央 | 出演者 = 岩見理奈&馬木猛史&北美千子 | 音楽 = 大野紘平&高橋遥 | 撮影 = 岩根 央 | 編集 = 志井武 | 製作会社 = ソングバードコーポレーション | 公開 = YouTube上 2022年9月10日 | 上映時間 = 126分(オリジナル版) | 製作国 = 日本 | 言語 = 日本 | 製作費 = 1,200,000円 |
『出会いは奇跡』は、2022年の日本のドキュメンタリー映画。 製作・監督は、岩根 央、脚本はねもとまこが務めた。 2022年の日本のドキュメンタリー風ノンフィクション自主映画で絵本作家兼イラストレーターねもとまこの下積み時代をそのまま再現した作品 老若男女が共感する夢をあきらめない事を描いた勇気出る物語となっている。
後援先として『宗像市役所』『宗像市教育委員会』『北海道教育大学旭川校』『株式会社ブレインワークス』等がある
ストーリー
[編集]1971年に福岡県宗像市で生まれた【「ねもとまこ(イラストレーター名)」ペンネーム「まこ」】は、 幼少の頃から極度の引っ込み思案で、いつもすみっこで一人で絵を描いているような存在だった。 幼稚園生の頃から、集団生活に馴染めず、幼稚園から脱走する事もあったり・・・ 父は、仕事は真面目だったが、子育てには無関心でギャンブル三昧、毎日のように母と喧嘩ばかりしていた。 二人いる兄も我関せずのような感じで、家族の会話も少ない方だった。 父は、たまに母に暴力も振るう事もあり「まこ」は「私が止めなければ」と、いつも心配ばかりしていた。 繊細で感受性が強い分、常に生きづらさを感じ、やがては「人は何のために生きているのか、人生とは何か」と考えるようになり、生きる希望が見えず、虹の向こうに興味を持つようになる。 高校生活は引きこもり、出席日数ギリギリ。 しかし、描く事が好きだった 「まこ」は、高校3年の時にパン屋でバイトをしたお金でPOPとイラストの通信教育を学ぶ。 高校卒業間近に、大手スーパーに1枚のDMを送ると、専属のPOPアーティストとして採用になる。 小さなプライスカードから、畳一枚分ある大きな看板まで、一日中POPを描いていた。 2年ほど勤めた後、いつかはイラストを仕事にしたいと思うようになり、フリーで活動しようとしたが、実績もなければ営業もできない、ましてや営業方法も分からない上、上手くいくはずもなく、印刷会社や、POPデザイン事務所、さては花屋でバイトするなど転々とし、なかなか思うようにいかない悶々とする日々を過ごしながら、それでも作品を描き続けていた。 唯一、イラストを描くことが、心の拠り所でもあったのだ。 自分を励ますように描いたイラストたち。この絵を見た人が、少しでも心がホッと温かくなればという想いで付けた名前が「はーとっと~HeartがホッとするHotな仲間たち~」だ。 そして、思い立ったある時、博多駅で展示会を開くことになる。 その際に、いろいろなデザイン会社や出版社にDMを送った。 その一社である、某出版会社の社長が会場に来て、「まこ」の作品に感動して「いつか作品集を出版したい」と言ってくれたのだ。 自分のイラストを微笑みを浮かべ見つめるお客様を見て、初めて心の底からの喜びと感動を覚えた。 それから、あちこちで積極的に展示会を開くようになった。 ある日、一人の女性、大井さんから電話がある。 大井さんは、展示会でまこのハートフルな世界に感銘を受け、絵を購入したいと言ってきた。 大井さんは、歳の離れた姉のように親身になってくれ、「まこ」は初めて腹を割って話せる友ができたのだ。 展示会を開くようになってから「いつでも見られる場所があったらいいのに。作品を買いたい」という声が聞かれるようになり思い切って、お店を開くことにした。 東郷駅前にあった小さな店を借り、デザイン事務所兼ショップとして、ポストカードやイラストを並べ、チラシや名刺、ロゴマーク制作等の依頼も受けた。 朝から夕方まで、1ヶ月の休みは1日だけ。一日中、お店で接客をしながら、疲れきって家へ帰る毎日。 いろんな出会いがあり、それは幸せでもあったが、だんだんと創作の時間が無くなり、1年ちょっとで閉店することに。 その後、結婚~出産。初めての子育てに戸惑う日々・・・ そんなある日、出版社の社長が「イラスト集を出版しよう」と言ってくれたのだ。 出版費用は要らない代わりに印税は無いが、出版出来るものならと、夢のような言葉に感激し、娘が寝てから夜中に一生懸命、編集作業をした。 2006年7月(娘が7ヶ月の時)に出版! 紀伊国屋書店福岡本店で原画展も開催。娘をおんぶしながらの設営。 絵本部門月間売上1位を記録した。(これが彼女の成功への第一歩の証明となる) 子育てが一段落した頃から、宗像にある大きな展示場でイラスト展を開くようになる。 大勢の方が来場してくれ、思わず笑顔になる方、中には涙をこぼす方も居て、「まこ」も一緒に涙し、初めて会った方々と 感動を分かち合った。 「もっと多くの方に笑顔を届けることができたら・・・あの頃の私のように落ち込んでいる人を励ますことができたら・・・」 そう思いながら、創作活動に励むのであった。 しかし、これだけでは生計を立てる事は難しく、理想と現実のギャップに悩み限界も感じはじめていた。 一方その頃、大井さんに「アメリカ発の自己啓発系のプロデュース」をしていたレン(岩根央)は大井さんに指導をしていた。 大井さんは優秀で非常に真面目に取り組んでいた。 レンはいくつもの顔があり鹿児島から福岡に上福し結婚式場の演出関係の仕事もし出したのだ。 ある日、レンは大井さんに「可愛いイラストを描く人はいないですか?」と電話をすると私の大事な友人で、まこちゃんていう女性がいるわよと言って紹介してくれた。 当時、レーザーショーアーティストだったレンは、その可愛いイラストを使いホテルオークラ福岡で結婚式場のペーパーアイテムも販売商品にした。 するとそれが瞬く間に人気を博し、レンの企画は当たった。 しかしレンは演出機材の負債がのしかかりそれに見合う売上が上がらず上京を決意した。 そしてそれから約8年が経った。
レンは自分の過去を振り返り遠い存在になっていた、「まこ」へメールをした。 「まこちゃん、元気してますか?」 そのメールが一つの奇跡を呼ぶことになる。 「僕は元気にしていますよ。今度、出張で福岡に行くので久しぶりに会いませんか?」 丁度、この時「まこ」は酷い風邪の真っただ中。
8年ぶりにあったレンは「まこ」の自宅兼アトリエへ上がると久々に素敵な空間に魅了され8年前の苦労した時代を思い出した。 そこには、初めてみる、「まこ」の母親がおり、レンは言った。 「まこちゃんの絵、世界中に通用しますよ」 「僕が営業しましょう」と言い放ったのだ。 「まこちゃんはラインやってますか?」「いや、やっていないです。教えてもらえますか?」 レンはラインをインストールするように指示し東京へ帰った。 そしてその1か月後に再度北九州の出張時に再度寄り、一つ提案をした。 「来年、東京ビッグサイトに出店してみませんか?」と!! 心配性の「まこ」に、レンは「交通の手配から全てお世話しますよ。」と言った。 殆ど県外に出た事のない、まこへの提案はレンに取っては難しくなかった。 そして思い切って出店した4日間の東京ビッグサイトでの展示場であらゆる動きがめまぐるしく起こったのだ。 そして母の癌が発覚!! 続けて大井さんを通しての知人から大井さんの訃報を聞く!! 驚きとやるせない想いを抱えながら母の介護に疲弊した。 それから母の死を乗り越え・・・ 少しして、レンが提案したのは、 なんと、上京のお誘いだった!! さすがにこれはレンにも冒険の提案だったが、「まこ」は戸惑いながらも新たな人生にチャレンジするべく 大冒険の道を選び一人娘と一緒に、父を残したまま上京することに。
上京前の数日前にレンは東京でもそれぞれの若い人たちへ成長への提案や講話をしていた。 助手とともに若い世代の人へ、人生の未来への課題を熱弁していた
いよいよ明日は、「まこ」が上京する日 レンは近所の小さなライブ会場へ行き得意の音楽を披露せず、聴衆者として一人座っていた
そして・・・上京の当日だった・・・
登場人物
[編集]- ねもとまこ
- 演 - 岩見 理奈
- レン
- 演 -馬木 猛史
- 大井さん(ねもとまことレンを繋いだ唯一の女性)
- 演 -北 美千子
キャスト
[編集]役名 | 俳優 |
---|---|
ねもとまこ | 岩見 理奈 |
ねもとまこ高校生 | 山本怜奈 |
ねもとまこ中学生 | 稲田ほのか |
ねもとまこ小学生 | 高宮 唯弓 |
ねもとまこ幼稚園 | れいあ |
ねもとまこ娘現在 | 穂坂 栞 |
ねもとまこ娘幼児 | いばひなこ |
長男 | 沼田 穣 |
次男 | 渡辺 凌 |
母 | 山田 順子 |
父 | 好野 雅彦 |
大井さん | 北 美千子 |
市役所主事 | たなとも |
ネコ好きおばさま | 居村仙紅 |
栗田さん | 菅原瑠月 |
出版社津田社長 | 添谷亮介 |
婚礼客 | ひたむきレモン |
花屋の先輩 | 郡司掛楓 |
展示会客 | まゆこ |
出展業者 | 菊池心音 |
展示会客 | 桑原 亜湖 |
展示会客 | もともとこ |
出展業者 | なつめぐ |
受講生 | 寺島季咲 |
受講生 | 古賀一輝 |
受講生 | 富澤帆乃香 |
受講生 | 千春 |
司会者 | 片沼 日奈子 |
歌手 | あゆみ |
ピアニスト奏者 | 大野 紘平 |
ファゴット奏者 | 髙橋 遥 |
サックス奏者 | 栗並 希羽 |
ジャズシンガー | Shoko |
ライブ客 | 酒井隆太 |
レン | 馬木 猛史 |
レンの助手 | 吉澤 美菜 |
スタッフ
[編集]- 脚本:ねもとまこ
- 音楽:大野 紘平&髙橋 遥
- カメラ:大岡 愛明
- メイク:高田 理奈
- ナレーション:星乃 心美
- 語り:ひたむきレモン&坂本もも
- 編集:志井武
- 監督:岩根 央
撮影
[編集]- 2022年6月、東京都世田谷区で撮影された
- このプロジェクトは、イラストレーターねもとまこの生い立ちを描く為に完全自主映画として、プロの手を借りずにほぼ時系列に沿って撮影した。
音楽
[編集]- 本作の音楽を作曲したのは監督である岩根央とプロのピアニスト大野紘平。
- 岩根央は大野紘平の音楽性を気に入り、収録してもらったという。
- 出会いは奇跡のエンディングに流れている2重奏「心揺れて」はピアニスト大野紘平とプロのファゴット奏者である高橋遥。