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利用者:Tantal/第34回世界遺産委員会

第34回世界遺産委員会とは、2010年7月25日より8月3日まで、ブラジル首都ブラジリアにおいて、開催された。以下の39の物件が世界遺産のリストに加えてよいかどうかの審議の対象となった。そのうちの9件が物件の拡大の対象の審議となった。

太字の項目は、世界遺産リストに追加された物件を示す。

最終的には、15の文化遺産、5の自然遺産、1の複合遺産が登録された。

委員国

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地域区分はUNESCOに従っている。

議長国 ブラジルの旗 ブラジル 議長ジュッカ・フェレイラポルトガル語版(ブラジル文化大臣[1]
アジア太平洋 タイ王国の旗 タイ 副議長国
オーストラリアの旗 オーストラリア
カンボジアの旗 カンボジア
中華人民共和国の旗 中国
アラブ諸国  エジプト 副議長国
バハマの旗 バハマ 報告担当国。担当者は、Britta Rudolff[1]
イラクの旗 イラク
ヨルダンの旗 ヨルダン
アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦
アフリカ 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 副議長国
エチオピアの旗 エチオピア
マリ共和国の旗 マリ
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
ヨーロッパ北アメリカ  スウェーデン 副議長国
 エストニア
フランスの旗 フランス
ロシアの旗 ロシア
スイスの旗 スイス
カリブラテンアメリカ バルバドスの旗 バルバドス
メキシコの旗 メキシコ

審議対象の推薦物件一覧

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自然遺産

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画像 推薦名 推薦国 勧告 決議
ピリン国立公園*[2]  ブルガリア 登録
Pirin National Park
Parc national de Pirin
2つの自然保護区であるユレン保護区ブルガリア語版バユヴィ・ドゥプキ=ジンジリツァ保護区ブルガリア語版で構成される国立公園である。今委員会で高度2,000メートル以上の40,000ヘクタールが拡張登録された[2]
中国丹霞[2] 中華人民共和国の旗 中国 登録
China Danxia
Danxia de Chine
主としてジュラ紀から新第三紀に形成されたもので、それらの地形を形成する砂岩礫岩は中国南部の亜熱帯性の気候において、雨季に川や湖に流れ込むことで堆積した、中国南部に見られる切り立った断崖などを伴う赤い堆積岩の地形である。
レユニオン島の尖峰群、圏谷群および絶壁群[2] フランスの旗 フランス 登録
Pitons, cirques and remparts of Reunion Island
Pitons, cirques et remparts de l'île de La Réunion
レユニオン国立公園英語版の中心部分に該当し、島の面積の約40%に該当し、登録に当たっては尖鋒、圏谷、絶壁が形成する独特の地形織り成す自然美と、特筆すべき植生の多様性が評価された。
フェニックス諸島保護地域[2] キリバスの旗 キリバス 登録
Phoenix Islands Protected Area
Aire protégée des îles Phoenix
キリバス初の世界遺産として登録されたこの地区は、約200種類のサンゴを含む800種類の動物が生息する。
イベリア半島の恐竜の足跡の化石群 ポルトガルの旗 ポルトガル/スペインの旗 スペイン
Dinosaur Ichnites of the Iberian Peninsula
ICNITOS de Dinossáurios
プトラナ平原英語版[3] ロシアの旗 ロシア 登録
Putorana plateau
Plateau de Putorana
シベリア北中部に広がる北極圏からわずか100キロメートルの所に位置する。シベリアのタイガとよばれる針葉樹林、北極圏のツンドラ、25,000を越えるが展開する。
サン・ジョルジョ山*[3] イタリアの旗 イタリア/スイスの旗 スイス 登録
Monte San Giorgio
Monte San Giorgio
今世界遺産委員会では、イタリア側も世界遺産に拡張された。
スリランカの中央高地[4] スリランカの旗 スリランカ 登録
Central Highlands of Sri Lanka: its Cultural and Natural Heritage
Hauts plateaux du centre de Sri Lanka
初めは、複合遺産としての登録を目指したが、今世界遺産委員会では、文化遺産としての顕著な普遍的価値は認められず、自然遺産での登録となった[5]カオムラサキラングール英語版アカホソロリス英語版といった、珍しい哺乳類の生息地になっている[6]適用された世界遺産の登録基準は (9)、(10) である。
イスモイル・ソモニ峰 タジキスタン国立公園_(パミールの山々) タジキスタンの旗 タジキスタン
Tajik National Park (Mountains of the Pamirs)
Parc national tadjik (montagnes du Pamir)
地球上では、標高が三番目に高い生態系が展開する国立公園である。ユーラシア大陸最大の氷河であるフェドチェンコ氷河がある。タジキスタン初の世界遺産として登録を目指したが、登録は2013年の第37回世界遺産委員会まで待たなければならなかった。

文化遺産

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画像 推薦名 推薦国 勧告 決議
ポート・アーサー(タスマニア) オーストラリアの囚人遺跡群[7] オーストラリアの旗 オーストラリア 登録
Australian Convicts Sites
Sites de bagnes australiens
18世紀から19世紀にかけて大英帝国によって建設された11の施設や鉱山遺跡によって構成されている。登録範囲は、ノーフォーク島ニューサウスウェールズ州西オーストラリア州タスマニア州にまたがる。適用された世界遺産の登録基準は (4)、(6) である。
グラーツ市街 - 歴史地区とエッゲンベルク城*[8]  オーストリア 登録
City of Graz – Historic Centre and Schloss Eggenberg
Ville de Graz – Centre historique et château d'Eggenberg
エッゲンベルク城英語版は、バロック様式の建築物。今世界遺産委員会で、グラーツ歴史地区の拡張という形で、登録された。適用された世界遺産の登録基準は (2)、(4) である。
ワロン地域の主要な鉱山遺跡群フランス語版 ベルギーの旗 ベルギー
Major Mining Sites of Wallonia
Les sites miniers majeurs de Wallonie
グラン=ホルヌフランス語版をはじめとする4つの鉱山遺跡によって構成されている。今世界遺産委員会では、登録が見送られた。登録は、2年後の第36回世界遺産委員会となった。
サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場[2] ブラジルの旗 ブラジル 登録延期 登録
São Francisco Square in the Town of São Cristóvão
Place São Francisco dans la ville de São Cristóvão
2008年の第32回世界遺産委員会での結果は「情報照会」決議[9]、2010年のICOMOSの事前評価も「登録延期」を勧告するものであった。ブラジル開催であった今世界遺産委員会で逆転登録された。適用された世界遺産の登録基準は (2)、(4) である。
「天地の中央」にある登封の史跡群[10] 中華人民共和国の旗 中国 登録 登録
Historic Monuments of Dengfeng in “The Centre of Heaven and Earth”
Monuments historiques de Dengfeng au « centre du ciel et de la terre »
中国の嵩山は、宗教的・文化的に重要な地位を占めてきた。嵩山少林寺をはじめとする8件の歴史的建造物群が登録対象であり、適用された世界遺産登録基準は (4)、(5) である。
アルビの司教都市[10] フランスの旗 フランス 登録
Episcopal City of Albi
Cité épiscopale d'Albi
中世以来のベルビ宮殿フランス語版サント=セシル大聖堂フランス語版サン=サルヴィ参事会聖堂フランス語版などの歴史的建造物及び旧市街によって構成される。適用された世界遺産登録基準は (4)、(5) である。
ランメルスベルク鉱山およびゴスラーの歴史都市上ハルツの給水システムドイツ語版*[10] ドイツの旗 ドイツ 登録
Mines of Rammelsberg, Historic Town of Goslar and Upper Harz Water Management System
Mines de Rammelsberg, ville historique de Goslar et système de gestion hydraulique du Haut-Harz
追加登録された上ハルツの給水システムは、ランメルスベルク鉱山およびゴスラーの南に位置し、16世紀から19世紀という長い間にかけて整備された。適用された世界遺産登録基準は (1)、(4) である。
ジャイプルのジャンタル・マンタル[7] インドの旗 インド 登録
The Jantar Mantars : Astronomical Observatories of India
Pièces d’eau et Hercule dans le Bergpark Wilhelmshöhe
ジャイプルにある天文台で、建設を指揮したのは、天文学者でもあったムガル帝国時代のマハラジャである、ジャイ・スィング2世英語版である。彼の居城である「シティ・パレス」の一角に建設された。適用された世界遺産の登録基準は (3)、(4)、(6)である。
インドの山岳鉄道群マテラン登山鉄道を追加* インドの旗 インド
Mountain Railways of India
Chemins de fer de montagne en Inde
今世界遺産委員会でICOMOSは不登録を勧告し、これ以上インドの山岳鉄道群を拡大登録しないように要請した。これによりインド政府は推薦を辞退した。
アルダビールのシャイフ・サフィーアッディーン廟の歴史的建造物[7] イランの旗 イラン 登録
Historical Ensemble of Sheikh Safi al-Din Ardebili
Ensemble du Khānegāh et du sanctuaire de Cheikh Safi al-Din à Ardabil
廟の名前にあるサフィー・アッディーンとは、13世紀イラン高原で活動したスーフィーで、サファヴィー教団英語版の指導者。170年後、サファヴィー朝がイランで誕生するがその始祖である。適用された世界遺産の登録基準は(1)、(2)、(4)である。
タブリーズの歴史的バザール施設[7] イランの旗 イラン 登録
Tabriz Historic Bazaar
Ensemble du bazar historique de Tabriz
中東最古のバーザールであると同時に、世界で最長のバーザール建築物である。東西交易の結節点であり、文化の交流の拠点でもあった。適用された世界遺産の登録基準は(2)、(3)、(4)である。
ダンのトリプル・アーチ・ゲート イスラエルの旗 イスラエル
Triple-arch Gate at Dan & Sources of the Jordan
モンバサのジーザス要塞  ケニア
Fort Jesus, Mombasa
Fort Jesus, Mombasa
1593年スペイン王・フェリペ2世の命令によって建設された要塞である。今世界遺産委員会では、登録は見送られた。世界遺産の登録は、翌年の第36回世界遺産委員会となった。
ビキニ環礁の核実験場[7] マーシャル諸島の旗 マーシャル諸島 登録
Bikini Atoll, nuclear tests site
Atoll de Bikini, site d'essais nucléaires
1946年から1958年にかけて、アメリカ合衆国核実験を行った。日本では、負の世界遺産として挙げられることが多い。適用された世界遺産の登録基準は(4)、(6)である。
エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ[2] メキシコの旗 メキシコ 登録
Camino Real de Tierra Adentro
Camino Real de Tierra Adentro
この道路の世界遺産で300年の間、運ばれていたのは、サカテカスグアナフアトサン・ルイス・ポトシで採掘されたであった[11]。また、ヨーロッパからは水銀が輸入され、メキシコの鉱山に運ばれていった[11]。適用された世界遺産の登録基準は(2)、(4)である。
オアハカの中部渓谷にあるヤグルとミトラの先史時代の洞窟[2] メキシコの旗 メキシコ 登録
Prehistoric Caves of Yagul and Mitla in the Central Valley of Oaxaca
Grottes préhistoriques de Yagul et Mitla au centre de la vallée de Oaxaca
適用された世界遺産の登録基準は(3)である。
アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域[10] オランダの旗 オランダ 登録
Seventeenth-century canal ring area of Amsterdam inside the Singelgracht
Zone des canaux concentriques du 17e siècle à l'intérieur du Singelgracht à Amsterdam
「北のヴェネツィア」とも呼ばれるアムステルダムの運河網は、100キロメートルを越える。その中でも、オランダの黄金時代である17世紀に建設されたプリンセン運河、ヘーレン運河、ケイザー運河、内側のシンゲル運河の4運河とそれに沿う街路が世界遺産に登録された。適用された世界遺産の登録基準は(1)、(2)、(4)である。
レーロースの鉱山街とその周辺[10]  ノルウェー 登録
Røros Mining Town and the Circumference
Ville minière de Røros et la Circonférence
適用された世界遺産の登録基準は(3)、(4)、(5)である。
大韓民国の歴史的村落:河回良洞[7] 大韓民国の旗 韓国 登録
Historic Villages of Korea: Hahoe and Yangdong
Villages historiques de Corée : Hahoe et Yangdong
農村における両班の伝統的な生活様式を保存している。適用された世界遺産の登録基準は(3)、(4)である。
モルダヴィア北部の壁画教会群復活教会を追加*[8]  ルーマニア 登録
Churches of Moldavia
Églises de Moldavie
ルーマニア正教会の8つの教会で構成される世界遺産で、復活教会が追加された。追加された復活教会は、ルーマニアの伝統的な壁画教会の要素のみならず、ビザンツ建築ゴシック建築の要素も取り入れている。適用された世界遺産の登録基準は(1)、(4)である。
ディルイーヤのツライフ地区[7] サウジアラビアの旗 サウジアラビア 登録
At-Turaif District in ad-Dir'iyah
District d’at-Turaif à ad-Dir’iyah
1744年から1818年の間、第一次サウード王国の首都として機能し、ワッハーブ運動の中心地であった。適用された世界遺産の登録基準は(4)、(5)、(6)である。
コア渓谷とシエガ・ベルデの先史時代の岩絵遺跡群[8] スペインの旗 スペイン/ポルトガルの旗 ポルトガル 登録
Prehistoric Rock-Art Sites in the Côa Valley and Siega Verde
Sites d'art rupestre préhistorique de la vallée de Côa et de Siega Verde
イベリア半島に残る岩絵遺跡がスペインのシエガ・ベルデにも存在し、拡張登録が認められた。適用された世界遺産の登録基準は(1)、(3)である。
水銀と銀の二名法。サン・ルイス・ポトシを伴うアルマデンとイドリヤ メキシコの旗 メキシコ/スペインの旗 スペイン/スロベニアの旗 スロベニア 登録延期
The Mercury and Silver Binomial. Almadén and Idrija with San Luis Potosí
3カ国の共同推薦とされた遺産である。スペインのアルマデンとスロベニアのイドリヤ水銀の産地であり、水銀は銀の精錬に必要不可欠なものであったが、今世界遺産委員会では、登録が見送られた。実際の登録は、水銀に焦点を絞った上で推薦、登録となった第36回世界遺産委員会(登録名「水銀の遺産アルマデンとイドリヤ」)まで待たなければ無からなかった。
新石器時代の集落サラズム[10] タジキスタンの旗 タジキスタン 登録
Proto-urban Site of Sarazm
Sarazm
紀元前4000年から3000年の中央アジアにおける考古遺跡である。適用された世界遺産の登録基準は(2)、(3)である。
キエフの聖ソフィア大聖堂と関連する修道院群及びキエフ・ペチェールシク大修道院  ウクライナ
Kiev: Saint-Sophia Cathedral with Related Monastic Buildings, St. Cyril's and St. Andrew's Churches, Kiev Pechersk Lavra (extension of "Kiev: Saint-Sophia Cathedral and Related Monastic Buildings, Kiev Pechersk Lavra")
Kiev : cathédrale Sainte-Sophie et ensemble des bâtiments monastiques, les églises Saint-Cyril et Saint André, laure de Kievo Petchersk
聖アンドリーイ聖堂聖キリル聖堂英語版の追加登録を目指したが、登録延期と決議された。
ダーウィンの家と仕事場 イギリスの旗 イギリス
ンゴロンゴロ保全地域*[12] タンザニアの旗 タンザニア 登録
Ngorongoro Conservation Area
Zone de conservation de Ngorongoro
1979年に、すべての死産遺産の登録基準7から10が適用された遺産ではあるが、保全地域内のオルドヴァイホモ・ハビリスの化石が発見されていたことから、文化遺産としての価値が認められたものである。適用された世界遺産の登録基準は(4)である。
ハノイのタンロン皇城の中心区域[10]  ベトナム 登録
Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long - Hanoi
La cité impériale de Thang Long-Hanoi
11世紀に勃興した李朝以降、1804年まで、ハノイはベトナムの首都であり続けた。各王朝の遺跡が適用された重なって残る。世界遺産の登録基準は(2)、(3)、(4)である。

複合遺産

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画像 推薦名 推薦国 勧告 決議
パパハナウモンクアケア海洋国家記念物英語版[4] アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
Papahānaumokuākea
Papahānaumokuākea
ヨーロッパ人が来航する以前のハワイ人の考古遺跡がニホア島ネッカー島に残ると同時に、火山活動のホットスポットであるという地質学的側面、深海底から珊瑚礁を含む豊かな生態系が評価された。適用された世界遺産の登録基準は(3)、(6)、(8)、(9)、(10)である。

危機遺産

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危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リストからは1件が除去され、4件が新規に記載された。

リストからの除去

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画像 登録名 保有国 世界遺産登録年 危機遺産登録年
ガラパゴス諸島 エクアドルの旗 エクアドル 1978年 2007年
ダーウィンの進化論の発想のきっかけとなった諸島で多種多様の生物が生息している。2007年に登録された際には、移入種の流入、観光産業のコントロールが不十分であること、過度の漁獲の3点が問題となっていた。エクアドル政府の努力により、これらの問題は危機的な状況を回避することが出来たとして、危機遺産登録が解除された[13]

リストへの新規登録・再登録

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画像 登録名 保有国 世界遺産登録年
カスビのブガンダ歴代国王の墓[13] ウガンダの旗 ウガンダ 2001年
ブガンダ王国歴代国王4人が葬られている墓所である。2010年3月、宮殿が消失したことにより、危機遺産に登録された。13世紀以来のブガンダ王国の建築様式を残す建物であっただけに、再建を計画している[13]
バグラティ大聖堂ゲラティ修道院[14] ジョージア (国)の旗 ジョージア 1994年
11世紀に建設された大聖堂であるバグラティ大聖堂と12世紀に建設されたゲラティ大聖堂は、中世グルジアの建築水準の高さが評価されている。再建計画が、世界遺産としての真正性と完全性を損ねかねないものとして、危機遺産に登録された[14]
エバーグレーズ国立公園[15] アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 1980年
フロリダ州に位置する。湿地帯の上に豊かな動植物が生息している。西半球最大のマングローブ林と北米最大の渡り鳥の生息地であるが、公園内への水の流入が6割まで減少し、水生生物の生態系の悪化していることから、危機遺産に登録された[15]
アツィナナナの雨林[16] マダガスカルの旗 マダガスカル 2007年
マダガスカル島は、6000万年以上前に、アフリカ大陸から分かれたことで、独特の生態系を築いてきた。6つの国立公園で構成される。密猟と違法の伐採が止まらないことから、危機遺産に登録された。[16]

脚注

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  1. ^ a b 34th session of the Committee”. UNESCO. 2014年3月27日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h World Heritage Committee inscribes three new cultural sites, three natural sites and one extension on World Heritage List”. UNESCO. 2010年8月2日閲覧。
  3. ^ a b World Heritage Committee inscribes Russian site on World Heritage List and approves extension to Swiss site”. UNESCO. 2010年8月3日閲覧。
  4. ^ a b World Heritage Committee inscribes two new sites on World Heritage List”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。
  5. ^ “Hawai’i and Sri Lanka added to the World Heritage List”. IUCN. (31 July 2010). http://cms.iucn.org/?uNewsID=5791 1 August 2010閲覧。 
  6. ^ Rodrigo, Malaka (8 August 2010). “Lanka’s central highlands win heritage battle”. The Sunday Times. http://www.sundaytimes.lk/100808/Plus/plus_01.html 8 August 2010閲覧。 
  7. ^ a b c d e f g World Heritage Committee inscribes seven cultural sites on World Heritage List”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。
  8. ^ a b c World Heritage Committee also approves three extensions to World Heritage properties in Austria, Romania and Spain”. UNESCO. 2014年4月2日閲覧。
  9. ^ Committee Decisions 32 COM 8B.42 Examination of nomination of natural, mixed and cultural proprerties to the World Heritage List - São Francisco Square in São Cristóvão (BRAZIL)”. UNESCO. 2014年3月27日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g World Heritage Committee inscribes five new cultural sites on World Heritage List and approves two extensions to existing properties”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "WHNEWS643"が異なる内容で複数回定義されています
  11. ^ a b Camino Real de Tierra Adentro, Brief Description”. UNESCO. 2010年9月12日閲覧。
  12. ^ World Heritage Committee inscribes Ngorongoro Conservation Area (Tanzania) as Cultural World Heritage Site”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。
  13. ^ a b c List of World Heritage in Danger: World Heritage Committee inscribes the Tombs of Buganda Kings (Uganda) and removes Galapagos Islands (Ecuador)”. UNESCO. 2014年4月2日閲覧。
  14. ^ a b World Heritage Committee inscribes Bagrati Cathedral and Gelati Monastery (Georgia) on List of World Heritage in Danger”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。
  15. ^ a b World Heritage Committee inscribes Everglades National Park on List of World Heritage in Danger”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。
  16. ^ a b World Heritage Committee inscribes Rainforests of Atsinanana (Madagascar) on List of World Heritage in Danger”. UNESCO. 2010年8月1日閲覧。

外部リンク

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