利用者:Takenari Higuchi/sandbox8
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領土・主権展示館 | |
---|---|
施設情報 | |
専門分野 | 歴史、外交 |
事業主体 | 内閣官房領土・主権対策企画調整室[1] |
延床面積 | 約700 m2[2] |
開館 | 2018年(平成30年)1月25日[1] |
所在地 |
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-8-1 虎の門三井ビルディング1F |
位置 | 北緯35度40分11.8秒 東経139度44分51.8秒 / 北緯35.669944度 東経139.747722度座標: 北緯35度40分11.8秒 東経139度44分51.8秒 / 北緯35.669944度 東経139.747722度 |
アクセス | 東京メトロ銀座線虎ノ門駅 ほか |
外部リンク | 領土・主権展示館 |
プロジェクト:GLAM |
領土・主権展示館(りょうど・しゅけんてんじかん)は、日本の東京都千代田区の虎の門三井ビルディングに所在する博物館。竹島および尖閣諸島、北方領土の領土問題について展示を行っている。2018年1月に東京都千代田区の日比谷公園内にある市政会館で開設され、2020年1月に虎ノ門に拡張移転した。
日本の内閣官房に設置されている領土・主権対策企画調整室が運営している国の施設である。
韓国や中国、台湾、ロシアの中央政府や地方政府から抗議・批判を受けている。
所在地
[編集]歴史
[編集]日比谷での開設
[編集]展示館の来館者は1年間でおよそ7,600人で、多くは首都圏やその周辺だった[3]。
虎ノ門への拡張移転
[編集]2019年、展示館が入居している市政会館が耐震工事を行うことになり、展示館は2020年3月までに移転することとなった[4]。移転先は同じ千代田区にある虎の門三井ビルディングに決まった[4]。
開館式には領土問題担当大臣の衛藤晟一のほか、北海道知事の鈴木直道、島根県知事の丸山達也、沖縄県からは副知事の謝花喜一郎と石垣市長の中山義隆が出席した[5]。
展示
[編集]領土・主権展示館の展示は「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」の3つのブースに分かれている[6]。日比谷の旧展示館では北方領土に関する展示は行われていなかったが、虎ノ門への拡張移転の際に新たに加えられた[7]。また、企画展が随時開催されている[6]。
評価
[編集]拡張移転後の展示館について、拡張移転直後に展示館を訪れた評論家・近代史研究者の辻田真佐憲は、展示は充実しているとしつつも、展示は真面目で硬い内容が多く、娯楽要素や外国語での解説が欠如していることから、校外学習や役所の研修といった需要はあっても、一般の人々への訴求力に欠けていると指摘している[8]。
日本国外からの批判
[編集]韓国
[編集]2018年に開設された際、韓国外務省は日本政府に対して抗議した。また、慶尚北道知事の金寛容と慶尚北道議会が声明を発表して日本に抗議した[9]。2020年に拡張移転された際にも、韓国外務省は日本政府に対して強く抗議し、直ちに閉鎖するよう求めた[10]。
2020年に拡張移転された後には、東北アジア歴史財団の研究員であるホン・ソングンがハンギョレ新聞において、竹島に関する展示は日本の立場に有利なものだけを展示して過去の歴史を無視・捏造しており、歴史の集団的催眠を助長する施設であると批判している[11]。また、政治学者の保坂祐二は、同館では日本政府の主張のみを展示していることから、韓国やロシア、中国との摩擦を引き起こして東アジアでの平和構築を妨げることになり、安倍政権の失敗政策のひとつとなると批判している[12]。
台湾
[編集]2018年に開設された際、尖閣諸島(台湾名:釣魚台列島)に関する展示について、台湾外交部は日本政府に対して抗議し、尖閣諸島は台湾の領土であることを強調した[13]。
中国
[編集]2018年に開設された際、中国外務省の報道官は開設に関して「強い不満」を表明し、尖閣諸島(中国名:釣魚島とその付属島嶼)は中国固有の領土であり、日本側のいかなる行為も魚釣島が中国に帰属しているという客観的事実を変えることは出来ないと主張した[14]。
ロシア
[編集]2020年に北方領土(ロシア名:南クリル列島、クリル4島)に関する展示が加わり拡張移転された際には、ロシア外務省は在ロシア日本国大使館の関係者を呼び出し、日ロ間で前向きな雰囲気を作り出そうとした日ロ首脳間の合意に反すると抗議した[15][16]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “領土・主権展示館の開館について” (PDF). 内閣官房領土・主権対策企画調整室 (2018年1月25日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “領土・主権展示館の移転について” (PDF). 内閣官房領土・主権対策企画調整室 (2019年12月18日). 2020年1月24日閲覧。
- ^ “「領土・主権展示館」移転し拡充 尖閣開拓の日式典で豊田室長が講演”. 八重山日報 (2019年1月15日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ a b “韓国の情報戦に対抗せよ 面積7倍に拡充される領土・主権展示館”. 産経新聞 (2019年6月7日). 2020年9月2日閲覧。
- ^ “領土館「体感的に解説」 きょう開館、尖閣コーナーも セレモニーに市長、副知事”. 八重山日報 (2020年1月21日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ a b “領土について理解を深めてみませんか”. 日本教育新聞 (2024年6月17日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ 冨田すみれ子 (2020年2月22日). “新しい「領土・主権展示館」ってどんなところ?「ご不満のある国はおこし下さい」と大臣…でも表記は日本語だけ”. Buzzfeed. 2024年9月2日閲覧。
- ^ 辻田真佐憲 (2020年1月28日). “韓国が抗議…リニューアルした政府の「領土・主権展示館」その実力”. 現代ビジネス. 2024年9月2日閲覧。
- ^ “東京都内の「領土・主権展示館」は侵略の野望あらわにした二枚舌”. ハンギョレ新聞 (2018年1月27日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ “「領土・主権展示館」直ちに閉鎖を 韓国側”. 日本テレビ (2020年1月20日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ “[寄稿] 日本の領土・主権展示館の集団催眠”. ハンギョレ新聞 (2020年1月21日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ 保坂祐二 (2020年2月11日). “【コラム】北東アジアにおける平和構築を妨げる日本の「領土・主権展示館」”. Korea.net. 2024年9月2日閲覧。
- ^ “日本の主権展示館に釣魚台列島、台湾は抗議”. Taiwan Today (2018年1月26日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ “中国報道官「強烈な不満」日本の領土展示館オープンに”. 産経新聞 (2018年1月26日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ “韓国に続きロシアも日本に「領土・主権展示館」抗議”. 中央日報 (2020年1月30日). 2024年9月2日閲覧。
- ^ “「領土・主権展示館」に抗議 ロシア外務省”. 朝日新聞 (2020年1月29日). 2024年9月2日閲覧。