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利用者:Takenari Higuchi/sandbox3

ファジアーノ岡山FC(ファジアーノおかやまエフシー、Fagiano Okayama FC)は、日本の岡山市、倉敷市、津山市を中心とした岡山県全域をホームタウンとするプロサッカークラブ。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟し、J2リーグに所属している。

名称

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ファジアーノとはイタリア語でキジを意味する[1]。岡山の桃太郎伝説にちなんでこのように名付けられた[1]

歴史

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設立

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2004年9月にNPO法人である岡山ヒューマンスポーツクラブが設立された[2]

中国サッカーリーグ (2004-2007)

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2004年12月に行われた鳥取KFCとの入れ替え戦で勝利し、中国サッカーリーグに昇格した[3]。中国サッカーリーグにおける最初のシーズンである2005年をファジアーノは2位で終えた[4]。同年に行われた全国地域リーグ決勝大会ではファジアーノはロッソ熊本グルージャ盛岡に敗れ予選ラウンドで敗退した[2]。この背景については当時のファジアーノにプロ契約の選手がほとんどおらず、多くの選手が本業の後に練習していた点や、1,000人を見込んでいたクラブ会員が300人ほどしかいなかった点など他クラブとの体力差が指摘された[2]

2006年7月には新たに運営会社として株式会社であるファジアーノ岡山スポーツクラブが設立された[5]。社長には木村正明が、取締役には森健太郎が就任した[5]。設立にあたっては森が小中学校の同級生であった木村に社長への就任を打診した[6]

2006年のシーズンではファジアーノは佐川急便中国を制して初めてリーグ優勝した[7]。これによってファジアーノは全国地域リーグ決勝大会に出場した[7]。ファジアーノは1次ラウンドを突破して決勝ラウンドに進出したが、進出4クラブ中3位となってJFLへの昇格は成らなかった[8]

一方で、仕事の兼ね合いなどから2006年シーズンの所属選手の半分以上にあたる19人の選手が退団した[9][a]。滋賀のMi-OびわこKusatsuに1-0で勝利して優勝し、JFLへの自動昇格が決定した[11]

JFL (2008)

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J2リーグ (2009-)

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影山雅永監督時代 (2010-2014)

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長沢徹監督時代 (2015-2018)

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有馬賢二監督時代 (2019-2021)

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木山隆之監督時代 (2022-)

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エンブレム・ユニフォーム

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スタジアム

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他クラブとの関係

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カマタマーレ讃岐

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瀬戸大橋で岡山と結ばれている香川をホームタウンとするカマタマーレ讃岐との試合は瀬戸大橋ダービーと呼ばれる[12]。カマタマーレがJ2リーグに昇格した2014年に始まった[12]。両クラブはカマタマーレが2019年にJ3リーグに降格するまで10回対戦し、ファジアーノが4勝、カマタマーレが4勝、引き分けが2となっている。

ガイナーレ鳥取

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鳥取をホームタウンとするガイナーレ鳥取との試合は陰陽ダービーと呼ばれる[12]。これは岡山が山陽地方、鳥取が山陰地方に位置することに由来している。ダービーの名称については「大山ダービー」や「伯備線ダービー」、「国道53号線ダービー」などの候補があった中で、鳥取側からの提案で決まった[13]。両クラブはガイナーレが2014年にJ3リーグに降格するまで6回対戦し、ファジアーノが4勝、引き分けが2となっている。

脚注

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注釈

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  1. ^ そのうち11人の選手が岡山サッカーリーグに所属するクラブである金光薬品と合流し、新クラブであるR.K.クラシックを結成した[10]

出典

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  1. ^ a b 「Jめざせ、意欲沸騰 きら星、地域チーム サッカー」『朝日新聞』2004年7月27日、朝刊、サッカー1面、19頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  2. ^ a b c 「JFL昇格、地域密着で 会員伸び悩み サッカーのファジアーノ岡山」『朝日新聞』2005年12月9日、朝刊、岡山全県版、2地方面、29頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  3. ^ 「中国リーグ昇格決める 社会人サッカー・ファジアーノ岡山」『朝日新聞』2004年12月20日、朝刊、岡山1面、28頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  4. ^ 「アマ最高峰「JFL」目指すファジアーノ岡山 山下監督に聞く サッカー」『朝日新聞』2005年11月25日、朝刊、岡山全県版、2地方面、29頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  5. ^ a b 「「J入り環境一つ整う」 株式会社ファジアーノ設立 サッカー」『朝日新聞』2006年7月27日、朝刊、岡山全県版、1地方面、28頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  6. ^ 「(人ひと)ファジアーノ岡山の社長に就任 木村正明さん 信頼のため汗をかく」『朝日新聞』2006年8月21日、朝刊、岡山全県、1地方面、29頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  7. ^ a b 「ファジアーノ初V 中国社会人サッカー」『朝日新聞』2006年10月30日、朝刊、岡山全県版、1地方面、28頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  8. ^ 「ファジアーノ、TDKにPK負け JFL昇格ならず サッカー」『朝日新聞』2006年12月4日、朝刊、岡山全県版、1地方面、28頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  9. ^ 「藤井ら19選手が対談を発表 社会人サッカー・ファジアーノ岡山」『朝日新聞』2007年2月14日、朝刊、岡山全県版、1地方面、28頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  10. ^ 「ファジアーノ退団11人が「金光薬品」と新チーム 大好きなサッカー続けたい」『朝日新聞』2007年3月10日、朝刊、岡山全県版、2地方面、29頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  11. ^ 「ファジアーノ、夢ゴール 雪辱果たし、JFL昇格 サッカー」『朝日新聞』2007年12月3日、朝刊、岡山全県版、1地方面、32頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  12. ^ a b c 「清水、ダービーは譲らない 清水2-1磐田 サッカーJ1」『朝日新聞』2022年2月27日、朝刊、スポーツ1面、13頁。via 朝日新聞クロスサーチ。
  13. ^ 「(地域発)命名「陰陽ダービー」、鳥取VS岡山の集客をアシスト サッカーJ2」『朝日新聞』2011年11月2日、夕刊、スポーツ1面、7頁。via 朝日新聞クロスサーチ。