利用者:TR15336300101/sandbox
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- をみなへし 秋萩しのぎ さを鹿の 露別け鳴かむ 高円の野ぞ(大伴家持)
- 高円の 秋野の上の 朝霧に 妻呼ぶ牡鹿 出で立つらむか(大伴家持)
- 春日野に 粟蒔けりせば 鹿待ちに 継ぎて行かましを 社し恨めし(佐伯赤麻呂)
- いまぞこれ いのりしかひよ かすがやま おもへばうれし さをしかのこゑ(九条道家)
- 三笠山 月さしのぼる 影さえて 鹿鳴きそむる 春日野の原(西行)
- 春日山 朝日まつまの あけぼのに しかもかひある 秋とつぐなり(藤原定家)
- かすがやま 森のしたみち 踏み分けて いくたび馴れぬ さを鹿のこゑ(藤原良経)
- 春日山 松のあらしに こゑそへて 鹿も千歳の 秋と告ぐなり(藤原良経)
- 春日山 みやこの南 鹿ぞおもふ 北の藤浪 春にあへとは(藤原良経)
- かすがやま やまたかからし あきぎりの うへにぞしかの こゑはきこゆる(行意)
- まだ鹿の 爪もかくれず ならの麦(志太野坡)
- かすが山 ふもとの芝生 踏ありく しかのどかなる 神やしろかな(橘曙覧)
- 町へ来て 紅葉ふるふや 奈良の鹿(正岡子規)
- 奈良の宿 御所柿くへば 鹿が鳴く(正岡子規)
- 春日山 神の御前に ぬかづきて 帰らんとすれば さを鹿の聲(正岡子規)
- 青丹よし 奈良の都に 着きにけり 牡鹿鳴てふ 奈良の都に(正岡子規)
- 後夜の鐘 三笠の山に 月出でて 南大門前 雄鹿群れて行く(正岡子規)
- 角落ちて 首傾けて 奈良の鹿(夏目漱石)
- 伽藍すぎ 宮をとほりて 鹿吹きぬ 伶人めきし 奈良の秋かぜ(與謝野晶子)
- しかなきて かかるさびしき ゆふべとも しらでひともす ならのまちびと(会津八一)
- しかなきて ならはさびしと しるひとも わがもふごとく しるといはめやも(会津八一)
- 三笠山 さ青の尾上に 立つ鹿の かぼそき姿 天にして見つ(北原白秋)