利用者:Sumaru/第32回世界遺産委員会

第32回世界遺産委員会は、2008年7月2日から7月10日まで、カナダのケベック・シティで開催されている。

世界遺産は文化遺産19件、自然遺産8件、複合遺産0件の計27件が新規に登録された。この結果、世界遺産の総数は878件になった。

新規登録候補として審議された物件

新規登録候補として計42件の審議が行われ、うち文化遺産19件、自然遺産8件の登録が認められた。太字は新規に世界遺産登録されたもの

アジア

• ソコトラ群島（イエメン、自然遺産）
• ダンの三重アーチ門（イスラエル、文化遺産）The Triple-arch Gate at Dan
• ハイファとガリラヤ西部のバハーイー聖地群（イスラエル、文化遺産）
• イランのアルメニア人修道院建造物群（イラン、文化遺産）
• アッサム地方のブラマプトラ川の中洲マジュリ（インド、文化遺産）- 参考 en:Majuli
• バリ地方の文化的景観（インドネシア、文化遺産）
• Saryarka – カザフスタン北部のステップと湖群（カザフスタン、自然遺産）
• プレアヴィヒア寺院（カンボジア、文化遺産）
• Sulamain-Tooの聖山（キルギスタン、文化遺産）
• アル＝ヒジュルの考古遺跡（マダイン・サーレハ）（サウジアラビア、文化遺産）
• 福建の土楼（中華人民共和国、文化遺産）- 参考en:Tulou
• 三清山国立公園（中華人民共和国、自然遺産）- 参考en:Sanqingshan
• 開城の歴史的建造物群と遺跡群（朝鮮民主主義人民共和国、文化遺産）
• 平泉-浄土思想を基調とする文化的景観（日本、文化遺産）
• マラッカ海峡の歴史的都市群：マラッカとジョージタウン（マレーシア、文化遺産）
• フヴスグル湖とその分水界（モンゴル、自然遺産）- 参考en:Lake Khövsgöl

アフリカ

• ミジケンダ諸民族のカヤの聖なる森林（ケニア、文化遺産）
• ル・モーンの文化的景観（モーリシャス、文化遺産）

ヨーロッパ

• スルツェイ島（アイスランド、自然遺産）
• Phlegraean Areaにおける緩慢地動（イタリア、自然遺産）
• マントヴァとサッビオネータ（イタリア、文化遺産）
• スタリ・グラドの平原（クロアチア、文化遺産）- 参考en:Stari Grad, Croatia
• サン・マリノの歴史地区とティタノ山（サンマリノ、文化遺産）
• スイスの活発な地殻変動地帯サルドナ（スイス、自然遺産）
• アルブラとベルニナの景観群におけるレーテッシュ鉄道（スイス/イタリア、文化遺産）
• カルパティア山脈地帯スロバキア側の木造聖堂群（スロバキア、文化遺産）
• ルハチョヴィツェ温泉 - 歴史的温泉建造物群と温泉関連施設群の地域（チェコ、文化遺産）- 参考en:Luhačovice
• ベルリンのモダニズム様式集合住宅（ドイツ、文化遺産）
• コマールノとコマーロムにおけるドナウ・ヴァーフ合流点の要塞システム（ハンガリー / スロバキア、文化遺産）
• ニューカレドニアのラグーン：サンゴ礁の多様性と関連する生態系（フランス、自然遺産）
• ヴォーバンの作品（フランス、文化遺産）
• プトラナ高原の自然複合体（ロシア、自然遺産）

オセアニア

• ククの初期農業遺跡（パプアニューギニア、文化遺産）
• ロイ・マタ首長の所領（バヌアツ、文化遺産）

北中米

• ジョギンズ・フォシル・クリフス（カナダ、自然遺産）-参考en:Joggins Fossil Cliffs
• カマグエイ歴史地区（キューバ、文化遺産）
• レオンの大聖堂（ニカラグア）
• サン・ミゲル保護街区とヘスス・デ・ナサレノ・デ・アトトニルコ聖域（メキシコ、文化遺産）
• オオカバマダラ生物圏保護区（メキシコ、自然遺産）

南米

• ブエノスアイレスの文化的景観（アルゼンチン、文化遺産）
• サン・クリストファン市のサン・フランシスコ地区（ブラジル、文化遺産）
• カル・オルコの国立セメント工場採石場（ボリビア、自然遺産）

登録範囲の変更

登録対象の追加

以下4件の拡大登録が認められた。

• ベラトとギロカストラの歴史地区群（ギロカストラの博物館都市の拡大）（アルバニア、文化遺産）
• ローマ帝国の国境線（イギリス側「アントニヌスの長城」の追加）（イギリス / ドイツ、文化遺産）
• インドの山岳鉄道群（カールカー＝シムラー鉄道の追加）（インド、文化遺産）
• スペイン北部の旧石器時代の洞窟美術（アルタミラ洞窟の拡大登録）（スペイン、文化遺産）

危機遺産

• 危機遺産リストからの除去

• 危機遺産リストへの登録

外部リンク

世界遺産委員会
第31回 クライストチャーチ	第32回 ケベック	-