利用者:Std44/sandbox
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仕様
[編集]- 型式:アフターバーナー付きターボファンエンジン
- 圧縮機:ファン3枚・10段軸流圧縮機
- バイパス比: 0.7:1(-100) 0.6:1(-220) 0,36:1(-229A)
- タービン:2段低圧・2段高圧タービン
- 全圧縮比: 224,5:1(-100) 28,5:1(-220P) 32,2:1(-229)
- タービン入口温度:2,460 °F (1,349 °C)[1]
- 定格燃料流量:
- ミリタリースラスト: 0.76 lb/(lbf·h) (77.5 kg/(kN·h))
- フルアフターバーナー: 1.94 lb/(lbf·h) (197.8 kg/(kN·h))
- 推力重量比: 7.8:1 (76.0 N/kg)
派生型 | -100 | -200 | -220 | -220E | -220LE | -220P | -229 (F-15用) | -229 (F-16用) | -229A | -229EEP | -232 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全長: | 4,855 m | 4,844 m | 4,844 m | ||||||||||
直径: | 1,181 m | ||||||||||||
重量: | 1,482 kg | 1,447 kg | 1,452 kg | 1,467 kg | 1,532 kg | 1,545 kg | 1,681 kg | 1,699 kg | 1,844 kg | 1,860 kg | |||
ドライ推力: | 65,26 kN | 63,9 kN | 64,9 kN | 63,9 kN | 74,29 kN | 79,18 kN | 98,0 kN | ||||||
アフターバーナー推力: | 100,53 kN | 105,72 kN | 105,4 kN | 120,01 kN | 129,45 kN | 165,0 kN | 144.5 kN |
種類 | 長距離空対空ミサイル |
---|---|
製造国 | ソビエト連邦/ ロシア |
設計 | ヴィーンペル科学製造連合[2] |
製造 | KTRV |
性能諸元 | |
ミサイル直径 | 0.38 m[2] |
ミサイル全長 | 4.15 m[2] |
ミサイル全幅 | 0.9 m、動翼1.1 m[2] |
ミサイル重量 | 490キログラム (1,080 lb)[2] |
弾頭 | HE破片効果(47 kg)[3] |
射程 | 2.5~120 km[3] |
射高 | 50 m~25 km(R-33E)[2] |
推進方式 | 固体燃料ロケット[2] |
誘導方式 | 慣性誘導+セミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)[3] |
飛翔速度 | マッハ4.5[3] |
R-33(ロシア語: Р-33)は、ソビエト連邦のヴィーンペル設計局で開発された空対空ミサイルである[2]。NATOコードネームは、AA-9エイモス(Amos)。
概要
[編集]R-33はMiG-31用のミサイルとして開発され、高高度を高速で飛ぶSR-71やXB-70のような機体や低高度を高速で飛ぶトマホークやALCMなどといった巡航ミサイル、B-1などの幅広い目標に対応しているとされる[3]。ただし、機動性がよくないためドッグファイトには向いていないとされる。
R-33はAIM-54 フェニックスと同じ長距離対空ミサイルであり外観や誘導方式が似ていることなどからしばしば、イラン革命後のイランから入手したAIM-54 フェニックスのデッドコピーだ称されるが、R-33はAIM-54と同じ長距離対空ミサイルであるものの全く違った設計、運用思想を持っており、R-33はセミアクティブシーカー搭載ミサイルを複数目標に無形同時に誘導することが可能なザスローンフェーズドアレイレーダーとの連帯を前提としていることから、コストのかかるアクティブシーカーを搭載していない為、フェニックスよりは安価である。
派生型
[編集]開発当初は赤外線ホーミング型やアクティブホーミング型、赤外線・セミアクティブホーミング併用型など計画されたが技術的・戦術的・経済的理由により構想のみで終わっている。
- R-33
- 基本型。
- R-33E
- 輸出用のダウングレード型で同じく輸出型であるMiG-31Eとの組み合わせで運用される。
- R-33S
- 運用母体であるMiG-31のアップデートに伴い電子機器を更新した性能向上型[4]。信号処理装置がデジタル式となり、ECCM能力が向上している[5]。また、4枚の動翼が追加[6]されたより、8Gでの機動が可能となり機動性が改善された。ロケットモーターの改良により射程も延長されている。主に、MiG-31B、MiG-31BMにて運用される。
運用国
[編集]運用できる機体がMiG-31のみのため運用国はMiG-31を運用している国に限られる。
画像
[編集]-
R-33の側面図
-
初期型のMiG-31に搭載されたR-33
-
MiG-31Eと展示されているR-33E。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ Fighter Wing: A Guided Tour of an Air Force Combat Wing
- ^ a b c d e f g h “Управляемые авиационные ракеты «воздух-воздух»”. ヴィーンペル科学製造連合. (2014年5月2日) 2011年5月20日閲覧。
- ^ a b c d e “AA-9 AMOS”. FAS 2014年5月2日閲覧。
- ^ Yefim Gordon. Soviet / Russian aircraft weapons : since World War Two. p. 64-67
- ^ 軍用機ウェポン・ハンドブック
- ^ 参考画像