利用者:Sierpinski/作業用メモ2
表示
文学 |
---|
ポータル |
各国の文学 記事総覧 出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
ニュー・スペースオペラ (New Space Opera) は1990年代より始まった[1]SFのサブジャンル。最新の科学的発見や政治・社会学に加え、その他の知見がふんだんに詰め込まれていることが特徴[2]。
概要
[編集]その定義は、
加藤逸人は「シンギュラリティ以降の世界を扱ったもの」としている。[3]
成立
[編集]イギリスにおいて20世紀末より、従来のスペースオペラやハイ・ファンタジーとは一線を画す、科学色と政治色の強い宇宙SFや、SF色の強いダーク・ファンタジーが躍進の兆しを見せていた。
2000年にはアレステア・レナルズの『啓示空間』が、2001年には
2003年M・ジョン・ハリスンは、イギリスSF・ファンタジー界での現在の潮流を「ニュー・ウィアード/ニュー・スペースオペラ」と名付けることを提案した。[4]
2007年にはガードナー・ドゾワとジョナサン・ストラーンの共編により、その名も The New Space Opera という米英作家陣によるアンソロジーが組まれ、翌2008年のローカス賞アンソロジー部門を受賞する高い評価を受けた。[5][6][7]
80年代から90年代初頭にかけて、既にその萌芽は現れており、[8]
ダミアン・ブロデリックは、ニュー・スペースオペラ、ニュー・ウィアードがニュー・ウェーブ、サイバーパンクに次ぐ「第五の波 (The Fifth Wave)」として大きなうねりになるのではないかと考えている。[9]
脚注
[編集]- ^ ロジャー・ラックハースト (2005) (英語). Science Fiction Cultural history of literature. Polity. ISBN 9780745628936
- ^ Yeffeth, Glenn (2005) (英語). Farscape Forever!: Sex, Drugs and Killer Muppets Smart pop series. BenBella Books, Inc.. pp. p.6. ISBN 9781932100617
- ^ 『S-Fマガジン』第46巻第12号、早川書房、2005年12月、ASIN 4910019751250。
- ^ Harrison, Michael John (2003年4月29日). “The New Weird” (英語). TTA Press. 2003年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月13日閲覧。
- ^ Locus; Mark R. Kelly (2008年). “The Locus Index to SF Awards: 2008 Locus Awards” (英語). Locus Publications. 2009年10月19日閲覧。
- ^ S-Fマガジン2008年11月号「特集・宇宙SFの現在」において、収録された全18篇より4篇が翻訳掲載された。[1]
- ^ この成功により、次いで2009年には The New Space Opera 2: All-new stories of science fiction adventure が組まれた。
- ^ Bould, Mark (2009) (英語). The Routledge Companion to Science Fiction Routledge. Taylor & Francis. ISBN 9780415453783
- ^ Broderick, Damien (2009) (英語). Unleashing the Strange: Twenty-First Century Science Fiction Literature. Wildside Press LLC. ISBN 9781434457233