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利用者:Sergei semenovich/作業用ページ

上記のスイス訪問に先立って、朝鮮日報など一部の韓国メディアは、キムが親善文化大使としての活動と並行して、日本と韓国が互いに領有権を主張している竹島(韓国名:独島)について、これを韓国の領土とアピールする「独島愛キャンペーン」を、弟のイ・ワンとともに実施する予定であると報道した[1]。実際のスイス訪問に際しては、朝鮮日報の報道やスイス政府観光局のウェブサイトでは通常の文化親善活動として伝えているが[2][3]、韓国のインターネットメディア、マイデイリーは、姉弟は「独島は我が領土」と書かれたTシャツを着て、現地報道機関とのインタビューで同様の主張を力説したとしている[4]

日本の一部のネット利用者の間では、こうした報道がさらに「キムは日本や台湾まで韓国領だと主張した」などと誇張されて伝わり、キムへの反感が広がった[5]。2011年9月の花王抗議デモにおいても、参加者がキムを「反日俳優」として糾弾するビラを配布した[6]

J-CASTニュースは2011年10月の報道で、スイス政府観光局日本支局の話として、キムはチューリッヒ空港で政治的なメッセージのあるTシャツを配布しようとしたが、政府観光局韓国支局の職員によって制止されたとの証言を伝えている。在日スイス大使館文化部も、細部がやや異なるものの同様の見解を示している[7]。当初の韓国での報道では、このキャンペーンはスイス政府観光局の主導によるものとされていたが[1]、J-CASTニュースによると、スイスは日韓の領土問題について中立であるため、政治的な活動は認められていなかったという[7]

キム自身は2011年10月のサンケイスポーツのインタビューで、ネット上で「日本嫌い」と噂されることについて問われると悲しそうにうつむき、「私は日本には30回以上来ていますし、親しい思いも感じていますし、だからこそ、こうして日本のドラマ出演も決心しました」と話した。キムは続けて「日本は好きな国」と明言し、「今後も日本で活動したい」と答えている[8]

脚注

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