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公設ゲッティンゲン大学図書館 Göttingen State and University Library | |
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中央図書館(ゲッティンゲン市七教授広場) | |
施設情報 | |
正式名称 | Niedersächsische Staats- und Universitätsbibliothek Göttingen |
愛称 | SUB Göttingen |
専門分野 | 研究図書館(英語版)、地域図書館(英語版) |
事業主体 | ニーダーザクセン州 |
開館 | 1734年 |
所在地 | ドイツ ニーダーザクセン州ゲッティンゲン |
統計・組織情報 | |
蔵書数 | 590万(2016年時点) |
館長 | Wolfram Horstmann |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
ゲッティンゲン州立大学図書館(ドイツ語: Niedersächsische Staats- und Universitätsbibliothek GöttingenまたはSUB Göttingen)の起こりはゲッティンゲン大学とゲッティンゲン科学アカデミー附属図書館である。ドイツのニーダーザクセン州の州立図書館でもある。ドイツ最大の学術図書館の1つとして司書および研究基盤サービスの提供において、国内ばかりか国際的なプロジェクトも数多く実施する。2002年に当館はドイツ図書館年間最優秀賞(Bibliothek des Jahres )を受けた[1]。現在の館長はWolfram Horstmannが務める。
図書館の運営は分散システムを採用、学部単位で配置した6分館に専門分野の資料を配架、蔵書の中心はメインキャンパスの中央図書館(1992年移転・開館)と都心部の旧館「歴史館」に収蔵する。旧館には特別資料を納め、原稿、稀覯本や地図、重要な科学史コレクションで構成されている。さらに図書館組織の基盤となったゲッティンゲンS・S・ ピーターアンドポール教会の建物は、文化遺産として位置づけ展示施設と講堂に適応させ再利用している。
2016年12月時点で当館の収蔵点数は約800万件、その内訳は書籍590万冊、マイクロフィルム160万点、電子ジャーナル5万件に加え、電子メディア12万6千件、地図32万7千件と手稿1万4千点超、インキュナブラ3100点である、400点のナハレッセ (文学遺産)[2]のひとつはグーテンベルク聖書で、現存が確認された完全なベラム版の1つを保有する。
1997年以来、当館はゲッティンゲン資料デジタル化センター(GDZ)を維持している。2003年設立の大学出版局は拡大を続け、オープンアクセスの原則に取り組む。図書館の研究開発部門を中心に、2004年より新サービスを展開、科学データを扱う仮想研究環境の整備と基盤の確立などに貢献してきた。
ドイツ出版物収集構想として18世紀の出版物を集めている。ドイツ研究財団 (DFG)が資金供与する専門情報提供事業の一環として、2015年より数学部門情報サービス事業を施行、ドイツ国立科学技術図書館 (TIBハノーバー)と事業提携してきた。英米文学部門では2016年よりベルリン自由大学J・F・ケネディ研究所図書館と提携、また同年は地球科学研究「固体地球」においてドイツ地球科学研究センター(GFZポツダム)と共同事業を締結。さらに2017年より、フィン・ウゴル語派言語・文学・文化研究事業に取り組んでいる。あるいは通称GEO-LEO事業(GEO-Library Experts Online 事業)ではフライベルク工科大学(UBF)図書館の推進する冶金学大系「ゲオルク・アグリコーラ事業」(Georgius Agricola)と協働して、地球科学関連資料の大規模なオンライン収集事業も維持する。
ドイツ国内の電子リソースのライセンス供与については、ベルリン州立図書館および共通図書館ネットワーク(GBV)の本部と共に当館が全国統合機構設立を調整する。2014年よりゲッティンゲンe-研究連合の運営において大学電子計算機センター(GWDG)と協調してきた。ドイツにおける研究基盤を開発するDARIAH-DEプロジェクトの調整役であり、かつまたヨーロッパおよび世界を結ぶオープンアクセスの研究基盤産学共同体構想(OpenAIRE 2020、COAR)の共同設立を支援している。
沿革
[編集]当図書館設立は1734年で大学開学にさきだつこと3年である。初代館長ヨハン・マシアス・ゲスナー(Johann Matthias Gesner )は終生、その職を務め1763年に死去する。創設から間もなく当館はドイツの主要な研究図書館の1つと見なされるようになり、蔵書システムを開拓してきた。当時は特別装の蔵書ばかりである。クリスチャン・ゴットロブ・ハイネ館長時代(1763年-1812年)に固まった図書館の地位は、その後、半世紀にわたり資金調達に難渋したためすっかり下がってしまう。1866年にようやくプロイセン王の後援を公式に取り付け、当図書館は再び繁栄の道を辿り始める。ハイネ(1797年-1856年)もゲーテ(1749年-1832年)も当館の利用者であり、それぞれコメントを残している。
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図書館の館内(1820年以前)
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図書館外観(1800年以前)
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ハイネホール(2004年)
1992年、中央図書館は市の中心部からほど近いアルシュタットに新設した建屋に移転した[要出典]。一方、旧来の本館は「歴史館」と改称して、写本や稀覯本その他の特別資料の収蔵施設に転用されている[要出典]。また他方で学部ごとの蔵書はそれぞれの分館で引き続き分散管理されている。
関連文献
[編集]発行年の新しい順。
- Fast, Jan-Jasper, Tobias Möller: The Future with Tradition: The Göttingen State and University Library. [Transl. Kim Dammers, Isabel D. Holowaty] Göttingen: Georg-August-Univ., 2003.
- Elmar Mittler: "Niedersächsische Staats- und Universitätsbibliothek Göttingen," in Bernd Hagenau (ed.): Regionalbibliotheken in Deutschland. Frankfurt am Main: Klostermann, 2000. pp. 187 – 195.
- Fabian, Bernhard (ed.): Handbuch der historischen Buchbestände in Deutschland. Vol. 2, 1. Hildesheim: Olms-Weidmann, 1998. pp. 140–266.
- Christiane Kind-Doerne: Die Niedersächsische Staats- und Universitätsbibliothek Göttingen. Ihre Bestände und Einrichtungen in Geschichte und Gegenwart. Wiesbaden: Harrassowitz, 1986.
出典
[編集]- ^ Bibliothek des Jahres 2002: Niedersächsische Staats- und Universitätsbibliothek Göttingen.
- ^ Deutsche Bibliotheksstatistik (German Library Statistics) 2016..
外部リンク
[編集]当館の公式サイトの英語ページ
地球科学の専門情報サービス「固体地球」
電子リソースのライセンス事業統合センター
- Kompetenzzentrumfürdie Lizenzierung elektronischer Ressourcen
- ゲッティンゲンe-研究連合事務局
- DARIAH-DE
- OpenAIRE
- COAR
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