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利用者:Omotecho/南チロルの歴史的建造物

南チロルの建築史跡(みなみチロルのけんちくしせき : Baudenkmäler in Südtirol)とは、イタリアボルツァーノ自治県南チロル地方に分布する歴史的建造物を指す。4800件以上の建築が政府の「登録財保存局」の管轄にあり、保存と維持を行う。

概要

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最初の取り組みは19世紀半ばに始まり、当時のチロル領主(Gefürstete Grafschaft Tirol)は例えば建築家カール・アッツ英語版の作品など、南チロル歴史的建造物英語版: Denkmalschutz)の保存に取り掛かった。史跡管理の所管官庁がオーストリア-ハンガリーに設立されるのは、1911年を待つことになる。第一次世界大戦戦後賠償により南チロルがイタリアに併合されると、トレントの史跡保護当局が史跡保存の責任を引き継ぐ。1939年に史跡保護法が施行され、基本的に2004年まで効力を発揮した。

ニコロ・ラスモ Nicolò Rasmo を中心に、第二次世界大戦後の数年にわたりこの地域の史跡保護が進められると、南チロルは1973年施行の第二次自治憲章英語版の起草過程で関連の権限を引き継いで州立史跡事務所を設けた[1]。初代学芸課長カール・ウォルフスグルーバー Karl Wolfsgruber(1973年–1982年)の裁量で史跡の体系的な台帳作成作業が始まると、2代目学芸課長ヘルムート・スタンパー Helmut Stampfer(1983年–2007年)は1988年に台帳を完成させ、史跡事務所はその在任中に史跡保存部門に改称して組織を改変すると、建築史跡および芸術史跡、地形史跡、南チロル地方公文書部門の事務方で構成された。

歴代の学芸部門主幹はレオ・アンデルガッセン(Leo_Andergassen 2008年–2013年)、ヴァルトラウト・コフラーエンゲル(Waltraud_Kofler-Engl 2014年–2015年)とつづき、2021年時点で現職はカリン・ダラ・トーレ Karin DallaTorre である。

法的側面

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南チロルは史跡保護の分野で主権を握るにもかかわらず、主にボルツァーノ県の規制が適用されるため、南チロル固有の規制は州の法律に上書きされる。指定建造物ドイツ語版の登録は、州政府の決議に付託される。

登録財の一覧

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南チロルは1973年から1988年にかけて、すべての基礎自治体に保護対象の史跡一覧を提出させ、建築史跡台帳の全文版は1991年に出版社Athesiaから上梓される。改訂版の出版は、史跡保存局の公式サイトに閲覧用のページを設けることに決定し、運用が始まった。 4800件超の建築史跡は常に更新される。

参考文献

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芸術史跡

  • Josef Weingartner: Die Kunstdenkmäler Südtirols. 4 Bände. アウグスブルク: Filser 1923–1930; weitere 7 Auflagen bis 1990, jeweils in 2 Bänden. Bozen-Innsbruck-Wien: Athesia-Tyrolia. 仮題『南チロルの芸術史跡』全4巻、1923年-1930年。1990年まで7版改版、各2巻。ボーゼン-インスブルック-ウィーン:Athesia-Tyrolia。

建築史跡

  • Leo Andergassen (編): Baudenkmäler in Südtirol. Hrsg. vom Landesdenkmalamt Bozen. Fotos von Hubert Walder. Verlagsanstalt Athesia, Bozen 1991, ISBN 88-7014-610-3. 仮題『南チロルの建築史跡』。 ボルツァーノ地域史跡事務所編纂。

脚注

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  1. ^ Südtiroler Landesdenkmalamt (Hrsg.): 10 Jahre Landesdenkmalamt 1973–1983. Bozen: Südtiroler Landesregierung 1983 (PDF).(ボルツァーノ:南チロル州政府『州立史跡事務所の10年 1973–1983 Landesdenkmalamt』SüdtirolerLandesdenkmalamt出版、1983年。)

外部リンク

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