コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:Omotecho/レイクサイド・ヘイバースウェイト歴史蒸気鉄道

 Template:Heritage Railway

 

レイクサイド・アンド・ヘイヴァースウェイト鉄道頭字語L&HR : Lakeside and Haverthwaite Railway)は、イギリスカンブリア地方を走る保存鉄道。全長3.2マイル (10 km))。

位置

[編集]

当鉄道L&HRは、路線南端に位置するヘイヴァースウェイト駅からニュービーブリッジ駅経由でレイクサイド駅のあるウィンダミア湖南端を結ぶ。一部の便はウィンダミアの湖面を走る遊覧船に連絡し、レイクサイドから2方向にバウネス=オン=ウィンダミア便、アンブルサイド便が運行している。

ファーネス鉄道の支線

[編集]

この鉄道はファーネス鉄道(FR=Furness_Railway)の旧支線であり、1869年6月1日に開通[1]するとFR本線(カーンフォースバロー・イン・ファーネス)のアルヴァーストンを始発駅としてローカル線として旅客列車を運行した。 FR支線は東に向かってプランプトンの3線合流点に向かい、グリーンノッド経由で北上、ヘイヴァースウェイトとニュービーブリッジに停車、レイクサイド駅を目指した。FRは1922年7月時点での平日の旅客便を往復8本で構成し、また1869年以来の遊覧船との連絡を呼びものにした。夏休み中、ランカシャーその他からツアー列車が走り、プランプトン・ジャンクション東から北上する路線を通ってレイクサイド駅に発着し、乗客は湖上の遊覧を楽しんだ。

支線の廃止と再開

[編集]

イギリス国鉄は1965年9月6日に旅客運送を、2年後にはすべての運航を廃止した[2]

ピーター・ビート博士(英語)が会長を務める鉄道愛好家グループはレイクサイド鉄道資産会社(LREC=Lakeside Railway Estates Company)を設立し、活動の趣旨は路線およびカーンフォースに格納されたままの旧LMS10A機関車の両方を保存すること、それにより蒸気機関車と路線をそっくり残そうとした。ところが当時の運輸大臣バーバラ・キャッスル(Barbara_Castle)の後ろ盾を得ながら、高速道路を渡す橋を何本も建設したり、一般道A590のヘイヴァースウェイト–グリーンウッド経由プランプトン・ジャンクションまでの区間を付け替える必要があったため、計画実行は理想どおりには進まなかった。ビートは10Aの購入にあたり第6準男爵ウィリアム・マカルパイン卿(Sir_William_McAlpine)と協力し、同車輌Carnforth_MPDは1967年から「スチームタウン号」という名前で観光客の人気を集めた。一般人向けの観光名所としては1997年に閉鎖、保存された施設は経済人のデイヴィッド・スミスが買い取ると、ウェストコースト鉄道会社(West Coast Railway Company)設立の基盤に流用した[3]

その展開を受けてLREC会長にオースティン・マー(Austin Maher)が就任すると、廃止した路線3.5マイル (5.6 km) の運行を再開する。1973年5月2日、マーと知人で保存鉄道L&HR責任者のジム・モリス[4]LMS 2-6-4Tクラス4MTの車体をそれぞれ1両ずつ購入した。車体番号42073がマー、同42085がモリスの出資である。

[編集]
節内の全座標を示した地図 - OSM
節内の全座標を出力 - KML
ポイント 位置座標



(地図リンク)
OSグリッド 備考
レイクサイド 54°16′42″N 2°57′20″W / 54.2783°N 2.9555°W / 54.2783; -2.9555 (Lakeside Station)SD378873 SD378873
Newby Bridge Halt 54°16′11″N 2°58′26″W / 54.2696°N 2.9740°W / 54.2696; -2.9740 (Newby Bridge Halt) SD366864
Haverthwaite 54°14′59″N 2°59′59″W / 54.2497°N 2.9998°W / 54.2497; -2.9998 (Haverthwaite Station) SD366864

小説

[編集]

クリストファー・オードリー(Christopher_Awdry)著『トーマス&ビクトリア(英語)の設定では、ソドー島に移される以前、ビクトリアが働いていた路線として当鉄道の一部を紹介している。『きかんしゃトーマス』のテレビシリーズには「Down at the station」(駅の仕事)という教材用の短編シリーズがあり、当鉄道でロケをしている。

アガサ・クリスティの小説『もの言えぬ証人』をITVはテレビシリーズ〈名探偵ポワロ〉のエピソードに使うため、レイクサイド&ヘイヴァースウェイト鉄道の終点レイクサイド駅でオープニングのシーンを撮影した。

この路線とヘイヴァースウェイト駅は、オルタナティブ・ヒップホップ・バンド「座・ストリーツ」の動画『Never Went to Church』に登場する[5]

機関車

[編集]

蒸気機関

[編集]
番号 年式 工場 タイプ 旧称 備考
運用
1245 1911年 バークレイ 0-6-0T 国立石炭庁 職員がつけた愛称は「トーマス」。塗装色は NCBダークブルー
2333David 1953年 バークレイ 0-4-0ST ミロム鉄工所 ボイラーステッカー期限切れは2029年。塗装は栗色の地に黒と黄色の横線
2682Princess 1942年 W・G・バグナル 0-6-0ST プレストンドック ボイラーチケットは2029年に期限切れになります。黒と赤で並んだ紺色に塗られた
2996 1951年 W・G・バグナル 0-6-0 「ビクター ポートタルボット鉄工所 ボイラーチケットは2024年に期限切れになります。黒と黄色で並んだ栗色で描かれた
3794Repulse 1950年 ハンスレット機関会社 0-6-0オーステリティタンク イギリス陸軍省 ボイラーチケット期限切れは2026年。黒地に塗装
42073 1950年 LMS 2-6-4クラス4MT 2014年に再運用。後期のエンブレム、BRブラック
運休
42085 1951年 LMS 2-6-4クラス4MT オーバーホール中。初期のエンブレム、BRブラック
46441 1951年 LMS 2-6-0クラス2MT オーバーホール待機。塗装色はBR栗色、後期のエンブレム[6]
番号 年式 工場 タイプ 旧称 備考
旧拠点はヘブスウェイト
5 1929年 ハズウェルクラーク 0-6-0STは1631番で運行 1970年11月購入
6 1919年 ハズウェルクラーク 0-6-0STは1366番で運行 レニショー製鉄所6 1970年11月購入
1550サージェームズ 1917年 バークレイ 0-4-0F HMグレトナ車両工場で静態展示中
1900 1936年 ペケット 0-4-0T 1983年夏に運行
3794Cumbria 1953年 ハンスレット 0-6-0STオーステリティタンク プレストンリブル蒸気鉄道で運用中。ボイラーチケット期限切れは2025年5月。塗装色はFRレッド
44806マグパイ 1944年 ダービー車両工場 4-6-0ステイニアークラス5 イギリス国鉄 1970年11月に購入しスチームポートサウスポートに移動、現ノースヨークシャームーアズ鉄道から本線に戻す予定

ディーゼル機関

[編集]
番号 年式 製造元 種別 旧称 備考
8 1959年 イギリス国鉄 (以下BR) 0-6-0DMクラス03(英語) BR D2117 運用
20 1952年 ジョーンズ 0-4-0(英語)KL100クレーン 運用
AD601 1945年 BR 0-6-0DEクラス11(英語) BR 運用;元産業そっくり
D2072 1959年 BR 0-6-0DMクラス03(英語) BRTOPS03 072 運用;
D5301 1958年 バーミンガム/ドリューリー(英語) ボーボークラス26(英語) BR 運用
20214 1967年 イングリッシュ・エレクトリック ボーボークラス20(英語) BR 運用
52071 + 52077 1961年 バーミンガム/ドリューリー(英語) クラス110DMU(英語) BR 運用
レイチェル 1924年 モーターレール&トラムカー株式会社 0-4-0(英語) Burneside Paper Mills Tramway(英語) 展示中、修復中

保有車両

[編集]
  • 5BRMk. 1両、旅客用普通車(ツーリスト・スタンダード・オープンコーチ)
  • 2BRMk. 1両、セカンドコリドーコーチ
  • 2BRMk. 1両、ブレーキセカンド・コリドーコーチ
  • 1BRMk. 1両、ブレーキスタンダード・オープンコーチ
  • 各種貨物車両の取り合わせ

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ Butt 1995, p. 109
  2. ^ Butt 1995, p. 115
  3. ^ Obituray - Dr Peter Beet”. The Guardian (7 December 2005). 2 January 2011閲覧。
  4. ^ Butt 1995, p. 252
  5. ^ 映像 - YouTube
  6. ^ LMS Ivatt Class 2 No.46441 / 1950 – Ribble Steam Railway”. 2018年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。

参考文献

[編集]
  • Butt, R. V. J. (1995). The Directory of Railway Stations: details every public and private passenger station, halt, platform and stopping place, past and present (1st ed.). Sparkford: Patrick Stephens Ltd. ISBN 978-1-85260-508-7. OCLC 60251199

外部リンク

[編集]

[[:template:イギリスの保存鉄道]]