利用者:Omotecho/ウィキペディア:ウィキペディアは図書館が好き
Shut not your doors to me proud libraries,
For that which was lacking on all your well-fill'd shelves,
yet needed most, I bring,
ウィキペディアは図書館が好き(英: Wikipedia Loves Libraries)は図書館司書とウィキペディア編集者を結ぶキャンペーンである。一般に図書館がウィキペディア編集者を講師として招き、同館の一般利用者に向けてウィキペディアを紹介する形をとることが多い。それらのイベントでは主催した図書館の蔵書を用いてウィキペディアの記載内容と照合したり比較し、それぞれの長所を学んだ上で補完的に利用する方法を参加者に伝えている。例年10月から11月には、オープンアクセス週間に合わせたワークショップや編集大会(:en:edit-a-thons )がアメリカ合衆国その他の各地で行われてきた。
事業モデルとして、この企画は次の利点がある。
- 小規模な公立図書館でも、比較的、開催が簡単。
- 図書館の利用者からウィキペディア投稿者、図書館司書まで参加者の幅が広い。
- 「生きた参考図書」を活用できる。
- 参加すると面白い。
アメリカのイベント(2014年)
[編集]このプロジェクトは年間のいつに実施しても良いし、2014年には秋の「オープンアクセス週間」に合わせて10月から11月に行われた。
ローカルのウィキペディアの会合を組織する草の根のグループのほか、プロジェクト:アメリカ合衆国のウィキメディアン(:en:WikiProject United States Wikimedians)やアメリカ合衆国ウィキメディア連合が連携してイベントを主催する。
この事業は、利用者それぞれが任意でローカルの活動に組み込むと期待され、言語版にプロジェクト・ページを設けたり、会合に参加するよう推奨される。いかにアメリカ合衆国各地の例をあげる。
北西部
[編集]- ニューヨーク市
- グッゲンハイム美術館
- "One Year of Wikipedia at METRO"
- ニュージャージー州
- ジョンソン公立図書館(ニュージャージー州ハッケンサック)
- マサチューセッツ州ボストン
- Open Access to Mass History Week - ボストンの機関や公文書館が主催し、オープンアクセス週間に編集大会を開催。下記は共感する個別サイトの一覧(一部)。
- ノースイースタン大学、ボストンの社会正義の歴史( Northeastern University, Social Justice History in Boston)
- ハーバード大学医学部、医学史センター(Harvard Medical School, Center for the History of Medicine)
- マサチューセッツ州歴史協会(Massachusetts Historical Society)
- ケンブリッジ公共図書館(Cambridge Public Library)
- ホイットモア図書館(Whittemore Library)
- Open Access to Mass History Week - ボストンの機関や公文書館が主催し、オープンアクセス週間に編集大会を開催。下記は共感する個別サイトの一覧(一部)。
- ペンシルベニア州フィラデルフィア
- ワシントン特別区
中西部
[編集]- Akron, Ohio at Akron-Summit County Public Library Main Library and all 17 Branch Libraries.
- Chicago
- Minneapolis – Saturday, October 11th from 10am to 3pm at the American Craft Council Library (1224 Marshall Street NE, Suite 200) [1]
- Your city and date/location of the event here
南部
[編集]- Athens, Georgia
- Austin, Texas
- Baltimore, Maryland
- Naples, Florida
- New Orleans, LA
- University of New Orleans, Earl K. Long Library. New Orleans, Louisiana, USA. Thursday, April 17th. | Introduction to editing Wikipedia and Edit-a-thon on New Orleans topics.
- Chapel Hill, North Carolina
- African American history in North Carolina Edit-a-thon Sunday, March 29, from 1:00 to 4:30 p.m. at the Wilson Library, room 504, on the UNC-Chapel Hill campus.
- Washington, D.C.
- Chronicling America and Summer of Monuments Project Edit-a-thon, Monday, August 18, from 9:30 AM - 4:00 PM in Media Room J (in the basement), Horbake Library at the University of Maryland, College Park
- Your city and date/location of the event here
西部
[編集]- West Hollywood, CA
- Berkeley, CA
- Riverside, CA
- 4th University of California, Riverside edit-a-thon
- 5th University of California, Riverside edit-a-thon
沿革
[編集]各年の詳細は、それぞれのリンク先を参照。
- 2013年秋の恒例、:en:Wikipedia:Wikipedia Loves Libraries/2013
- 同年の恒例以外、<a href="./Wikipedia:Wikipedia_Loves_Libraries/2013_(off-season)" rel="mw:WikiLink" data-linkid="121" data-cx="{"adapted":false,"sourceTitle":{"title":"Wikipedia:Wikipedia Loves Libraries/2013 (off-season)","pagelanguage":"en"},"targetFrom":"source"}" class="cx-link" id="mwmw" title="Wikipedia:Wikipedia Loves Libraries/2013 (off-season)">:en:</a>Wikipedia:Wikipedia Loves Libraries/2013 (off-season)
- 2012年、:en:Wikipedia:Wikipedia Loves Libraries/2012
- 2011年、:en:Wikipedia:Wikipedia Loves Libraries/2011
参加機関の分類
[編集]- 図書館
- 個人の書斎(知人、友人を招く)
- 公共図書館
- 学校図書館
- 調査機関の図書館、資料室
- グループ、機関
- 図書館の連絡協議会
- Friends of Libraries
- 各地の歴史協会
- 市民組織
- 個人
個人参加者の範囲とは、一例としてウィキペディアンならびに/もしくはそれ以外の人々、作業場所は対面型ならびに/もしくはウィキペディアの空間で。
イベントの種別
[編集]イベントの主催者はウィキペディアン、図書館員、一般人で関心のある人の誰でも構わない。
当日の活動プロブラムの案をあげる。
- ローカルのウィキメディアンや関係者の対面型ミーティング。
- 編集ワークショップを学習塾形式(:en:Wikipedia:Academy)で行う。経験を積んだ編集者が指導役になって初学者(図書館員や来館者)を助ける。教える内容は(1)ウィキペディアの紹介、(2)編集の基礎、(3)それぞれの属するコミュニティとしてウィキメディア財団がホストする事業に参加する方法(主に電子百科事典のウィキペディアならびにメディア収蔵庫ウィキメディア・コモンズ)。
- 地方史と地元コミュニティを題材とした記事をウィキペディアで編集する大会では、会場となる図書館の蔵書を活用(可能であれば地域の歴史協会の協賛を得たり、 アメリカ合衆国であればウィキプロジェクトのうちのウィキプロジェクト・アメリカ合衆国ならびにウィキプロジェクト・カナダとの連携を検討。)
- 図書館司書とウィキペディアンのパネル討論会 や質疑応答を実施、議題には著作権、ウィキペディアの信頼性、ウィキペディアは図書館の蔵書をどのように世の中に知らせ、オンラインのコミュニティに対する視認性を高めるかなど。
- トレーナー研修:図書館職員の職能拡充のため、初心者のウィキペディアンのトレーナー役を務めたり、図書館の同僚を対象にした参加型のメディア取扱の技能を指導したりでき、図書館利用者からウィキペディア関連の質問を受けたときにより良い対応ができるようにする。
まとめると、「ウィキペディアは図書館が好き」はウィキペディアと図書館が代表する文化世界の関係つまり共通点を学び、やがて主催者の地域でWikipedia:ウィキ愛/図書館の規模を拡大して実施する方向へ進むと期待される。
さらに視点を変えた発想は、ウィキペディア図書館の記事の「研究図書館」を参照(:en:Wikipedia:The Wikipedia Library/Research libraries。)
参加の方法
[編集]- イベントに関心を寄せる全ての人へのおすすめ
このページの一覧を調べ、地元ですでにイベント開催が計画されているかどうか確かめる。予定がない場合は、主催者になってみる。また調べる場所としてはもう1箇所、対面型の集会のページ「Wikipedia:Meetup 」があり、これまでの実績として地元で行われた会合が記録してある。見つかった場合には質問を投稿し、当年10月に図書館で会合をしたい希望者を募集してみる。
- 図書館司書へのおすすめ
まず「計画を立てれば参加者は集まる」という助言が最適。ご所属の図書館でウィキ関連のイベントを計画したら、このページに予定を掲載して経験を積んだウィキペディアンの目に留まり、参加登録をした人とプログラムについて、パネル討論や質疑応答の進め方まで調整すると良い。また並行して所在地近辺で活動するウィキメディアの提携団体の有無を調べ、連絡を取ると協力的な対応が期待される。会場となる図書館にはWikipediaを閲覧できるパソコンを複数台、準備するか、もしくは参加者にそれぞれの私用のタブレットやノートパソコンの持参を認め、Wi-Fi環境が使えるよう手配しておく。図書館の事前準備の一つとして参加者の調査部分を補うため、特殊な参考文献を短い一覧にまとめておくとよい。例を挙げる。図書館の近隣にアメリカ史の旧跡(National Historic landmarks)があるなら、ウィキペディアの掲載記事は出典が十分かどうか調べておく。ご所属の図書館には書籍その他、記事執筆の調査に必要な資料は揃っているかどうか。オンラインで検索して資料を探すよりも、主題によっては例えば次の一覧のように、「bona fide」の図書館で調べる方が有効である。地方都市の地誌、地元の著名人に関する人物伝、学校の沿革、地域の地理的な特徴など、発想を広げる。
- よくある質問集の代わりに、以下のページを活用。
当ページの最上部欄外に「議論」リンクを設けて質問を受け付ける。
新しい議題をあげるリンクでは個別のイベント主催主催者が不明点を問い合わせる際に、詳細な状況の説明が推奨される。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ウィキメディアと図書館司書メーリングリスト
- ウィキメディアのアウトリーチ活動。図書館員向けのよくある質問集
- 図書館ガイド - GLAM向けウィキの紹介資料 は図書館プロジェクトの参考資料となりそう。
- ウィキペディア図書館(情報源)によるおすすめの研究図書館一覧
- 実績(一部)
- 大英図書館の編集大会 2011年1月14日-15日 と同年6月4日
- インディアナポリスこども美術館の編集大会 2011年8月20日
- スミソニアン協会(アメリカ美術アーカイブの編集大会 2011年7月
関連資料
[編集]事業の背景
- Keller, Jared (June 16, 2011). "How Wikipedians-in-Residence Are Opening Up Cultural Institutions – Members of the Digital Encyclopedia's Cult of Knowledge Are Finding Their Way into Some of America's Most Celebrated Institutions". The Atlantic. Retrieved October 5, 2011.
- Kniffel, Leonard (June 26, 2011). Sue Gardner Calls for Librarians to Dive in to the World of Wikipedia. American Libraries. Retrieved October 25, 2011.
- Pousson, Eli (July 13, 2011)."Baltimore's Young Preservationist Happy Hour Meets Wikipedia". :en:Baltimore Heritage. Retrieved October 5, 2011.
マスコミその他の掲載
- Petrusich, Amanda (October 21, 2011). Wikipedia’s Deep Dive Into a Library Collection. The New York Times. Retrieved November 2, 2011.
- SinhaRoy, Sanhita (November 1, 2011). Libraries Tap into Crowd Power, American Libraries. Retrieved November 1, 2011.
- Fu, Alison (September 22, 2013). “Wikipedia enthusiasts convene at Berkeley edit-a-thon”. The Daily Californian 11 October 2013閲覧。
- Case study: Wikipedia edit-a-thons (Europeana blog). Retrieved September 11, 2013.
- Holst, Jan (October 3, 2013). “Ramona Park Wikipedia edit-a-thon set for EGR library”. en:Advance Newspapers October 5, 2013閲覧。
- Hallett, Alison (October 11, 2013). “Wikipedia Edit-A-Thon Aims to Improve Crowd-Sourced Local Arts Coverage”. en:The Portland Mercury (Portland, Oregon)
- Hallett, Alison (October 16, 2013). “Oregon Arts Project: A Wiki-Based Approach to Local Arts Coverage”. The Portland Mercury October 17, 2013閲覧。
:en:Template:WALRUSTemplate:WALRUS [[Category:図書館]] [[Category:Wikipediaの一般利用者]] [[Category:ウィキペディアの活動状況]]
- ^ (英語) Leaves of Grass, ウィキソースより閲覧。