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利用者:OKfarm/作業4

チアズシュタルク[1]
欧字表記 Cheers Stark[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1999年3月30日[1]
死没 2003年9月25日[2]
サンデーサイレンス[1]
チアズフラワー[1]
母の父 Al Nasr[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 ナカノファーム[1]
馬主 北村キヨ子[1]
調教師 山内研二栗東[1]
競走成績
生涯成績 13戦3勝[1]
獲得賞金 1億2037万5000円[1]
勝ち鞍
GIII 共同通信杯 2002年
GIII 毎日杯 2002年
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チアズシュタルク(欧字名:Cheers Stark1999年3月30日 - 2003年9月25日[2])は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は、2002年共同通信杯GIII)、毎日杯GIII)。



経歴

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誕生までの経緯

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チアズフラワーは、中京競馬場の500万円以下、デビュー戦を8着に敗退した後、繁殖牝馬となった[3]。白井牧場にてトニービン産駒の初仔(チアズトニー[4])や、3番仔のチアズグレイス(父:サンデーサイレンス[5])が産まれた。

チアズグレイスが産まれた10日後に、オーナーの意向によって北海道門別町のナカノファームに母仔で移動[6]。代表の中野富夫の手によって育てられ、2000年の桜花賞GI)を制した[7][8]

チアズグレイス出産から1年間は種付けを実施せずに空けて、再びサンデーサイレンスを配合[9]。1999年3月30日、チアズフラワーの4番仔として後にチアズシュタルクと名付けられる牡馬がナカノファームで誕生する[1]

幼駒時代

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村本浩平によれば、馬体のバランスやトモなどを他の馬と比べると「1頭抜けていた」とし、中野は「バランスの取れたいい馬[7]」という印象を抱いた[7]。1999年1月に静内町のカタオカステーブルに移動し、育成が行われた[7]。「沈むような乗り味の良さ(村本浩平[7])」があり、姉のチアズグレイスよりも気性が良いことから活躍を期待された[7]

競走馬時代

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栗東トレーニングセンターの山内研二厩舎に入厩し、2001年12月2日の阪神競馬場の新馬戦(芝1600メートル)に6番人気の評価で出走し、デビュー。3番手でレースを進めるが、出遅れて15番手から進んだローマンエンパイアが「ごぼう抜き」して勝利、その1馬身4分の3馬身遅れた2着だった[10][11]。続く年末の同じ条件の新馬戦に出走し、2.3倍の1番人気に応えアッパレアッパレに1馬身4分の3差を広げて初勝利を挙げた[12]

年が明けて3歳となると、2002年1月14日のシンザン記念GIII)に出走。未勝利戦を7馬身離して制したタニノギムレットが1番人気に推され、朝日杯フューチュリティステークスGI)3着のスターエルドラード、中京2歳ステークス(OP)を制したゼンノカルナックに次いで4番人気という支持だった[13]。逃げるアイアムツヨシがスローペースを作り、中団6番手から抜け出したが、好位を進んだタニノギムレットに半馬身振り切られた2着となった[13][14]。続いて、共同通信杯GIII)に出走。雨が降り、稍重の馬場状態で、単勝オッズ2.2倍の1番人気に推された。最内枠の1枠1番からスタートしたサンヴァレーが大逃げを見せる中、6番手の馬群に待機し直線コースで追い込んだ[15]。直線でも依然として先頭だったサンヴァレーが粘る中、チアズシュタルクが脚を伸ばして迫り、ゴール寸前で馬体を並べて入線[15]。クビ差ばかり捕らえて先着し、重賞初制覇となった[15]。騎乗した藤田伸二にとってデビュー以来12年連続重賞勝利を果たし、ナカノファームは生産馬の重賞初勝利となった[9]


2003年9月23日、放牧先の北海道ヤマダファームから栗東トレーニングセンターへの移動中に体調を崩し、立ち止まった宮城県山元トレーニングセンターで急死した[2]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく[16]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2001.12.02 阪神 2歳新馬 芝1600m(良) 15 6 10 010.90(6人) 02着 01:37.5(34.9) -0.3 藤田伸二 54 ローマンエンパイア 470
0000.12.22 阪神 2歳新馬 芝1600m(良) 15 5 8 002.30(1人) 01着 01:35.9(35.8) -0.3 藤田伸二 54 (アッパレアッパレ) 472
2002.01.14 京都 シンザン記念 GIII 芝1600m(良) 16 6 11 009.60(4人) 02着 01:34.9(34.5) -0.1 藤田伸二 55 タニノギムレット 466
0000.02.03 東京 共同通信杯 GIII 芝1800m(稍) 14 3 4 002.20(1人) 01着 01:50.4(35.0) -0.0 藤田伸二 55 (サンヴァレー) 464
0000.03.23 阪神 毎日杯 GIII 芝2000m(良) 15 5 8 001.50(1人) 01着 02:02.2(35.8) -0.3 藤田伸二 57 (ダイタクフラッグ) 466
0000.04.14 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 8 18 012.80(5人) 12着 01:59.8(36.2) -1.3 蛯名正義 57 ノーリーズン 464
0000.05.03 京都 京都新聞杯 GII 芝2200m(良) 15 1 1 001.50(1人) 11着 02:13.0(35.4) -0.5 藤田伸二 56 ファストタテヤマ 464
0000.05.26 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 6 12 072.3(17人) 16着 02:28.2(36.2) -2.0 石崎隆之 57 タニノギムレット 456
2003.01.26 中山 アメリカジョッキーC GII 芝2200m(良) 13 6 8 017.80(7人) 05着 02:12.9(36.1) -0.4 藤田伸二 56 マグナーテン 474
0000.02.09 小倉 小倉大賞典 GIII 芝1800m(稍) 16 7 14 003.80(1人) 05着 01:49.5(37.2) -0.4 藤田伸二 56 マイネルブラウ 466
0000.03.09 中京 中京記念 GIII 芝2000m(良) 16 1 1 005.50(3人) 06着 02:00.8(37.4) -0.7 藤田伸二 56 タガノマイバッハ 474
0000.04.12 阪神 大阪-ハンブルクC OP 芝2500m(稍) 9 8 9 004.80(4人) 09着 02:34.6(37.0) -1.5 藤田伸二 56 トウカイオーザ 478
0000.04.26 京都 オーストラリアT OP 芝1800m(重) 15 6 11 019.10(7人) 13着 01:50.0(37.2) -1.9 村本善之 57 テンザンセイザ 474

血統表

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チアズシュタルク血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
父の父
Halo
1969 黒鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
父の母
Wishing Well
1975 鹿毛
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss

チアズフラワー
1990 鹿毛
Al Nasr
1978 黒鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Caretta Caro
Klainia
母の母
*デュカイナ
1981 鹿毛
Northfields Northern Dancer
Little Hut
Dumka Kashmir
Faizebad
母系(F-No.) 21号族(FN:F21-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer=4×4 [§ 4]
出典
  1. ^ https://www.jbis.or.jp/horse/0000620418/pedigree/
  2. ^ http://www-f.keibalab.jp/db/horse/1999107339/blood.html
  3. ^ https://www.jbis.or.jp/horse/0000620418/pedigree/
  4. ^ https://www.jbis.or.jp/horse/0000620418/pedigree/


脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q チアズシュタルク|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月2日閲覧。
  2. ^ a b c チアズシュタルクが栗東移動中に急死”. web.archive.org (2003年12月13日). 2021年4月2日閲覧。
  3. ^ 競走成績:全競走成績|チアズフラワー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月2日閲覧。
  4. ^ チアズトニー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月2日閲覧。
  5. ^ チアズグレイス|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月2日閲覧。
  6. ^ あの馬は今Vol.35~桜花賞・チアズグレイス | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所”. uma-furusato.com. 2021年4月2日閲覧。
  7. ^ a b c d e f 『優駿』2002年4月号 27頁
  8. ^ チアズグレイス|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月2日閲覧。
  9. ^ a b 『優駿』2002年3月号 142頁
  10. ^ 2歳新馬|2001年12月02日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2021年4月2日閲覧。
  11. ^ ローマンエンパイアを訪ねて~中島牧場 | 馬産地コラム | 競走馬のふるさと案内所”. uma-furusato.com. 2021年4月2日閲覧。
  12. ^ 2歳新馬|2001年12月22日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2021年4月2日閲覧。
  13. ^ a b 日刊スポシンザン記念|2002年01月14日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2021年4月2日閲覧。
  14. ^ 『優駿』2002年3月号 124頁
  15. ^ a b c 『優駿』2002年3月号 127頁
  16. ^ チアズシュタルクの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2021年4月2日閲覧。

参考文献

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  • 優駿
    • 2002年3月号、日本中央競馬会、2002年3月1日。
      • 『Play-back the Grade-Races 2002』
        • 第36回シンザン記念(GIII
        • 第36回共同通信杯(GIII
      • 『重賞データファイル』
        • 第36回シンザン記念(GIII
        • 第36回共同通信杯(GIII
    • 2002年4月号、日本中央競馬会、2002年4月1日。
      • 村本浩平『悲喜こもごもの、忘れえぬクラシックへ チアズシュタルク』

外部リンク

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