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利用者:Num/野球(草稿)

野球(やきゅう)はスポーツの一種であり、選手が9人(ルールによっては10人)ずつの2チームに分かれ、交互に攻撃と守備を行い、得点を競う屋外球技である。一般的な試合では9回攻防を繰り返す。英語ではベースボール (baseball)という。

主に競技の発祥国であるアメリカ合衆国の他にキューバドミニカ共和国などのカリブ海周辺の諸国、日本韓国台湾などといった東アジア地域の国や地域を中心に行われているスポーツである。しかし、上記の国や地域以外では比較的馴染みの薄いスポーツでもある。

野球の概説

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おおまかな野球のルールについては野球の概要を参照

野球は、2つのチームが攻撃と守備を交互に繰り返して勝敗を競う競技である。守備側の投手が投げたボールを打者が打つ。野手がこれを守備する間に打者は走者となって野球場に設けられた塁を、一塁・二塁・三塁・本塁の順に周ることで得点となる。規定回数(通常は9回)の攻防の結果特典が多かったチームの勝利である。

ルールは、アメリカで作成されたOfficial Baseball Rulesがもととなっており、日本ではこれを翻訳し、さらに独自の注釈を設けた公認野球規則に基づいて行われている。

また、上記規則に基づくもののほか、大会やリーグによって特別規定等を設けている場合が多く、その中には予め定めた以上の一方的展開になった場合や気象条件等により途中で試合を打ち切るコールドゲームの規定、攻撃時に投手と呼ばれるポジションの選手の代わりに攻撃専門の選手を使う指名打者制度なども定められている。また、審判員の人数等細かな違いがあるが、これは大会やリーグごとに、それぞれの環境で最良と考えられる制度を採用しているためである。

世界では北米アメリカ合衆国カナダ、中南米のメキシコキューバドミニカ共和国ニカラグアパナマプエルトリココロンビアベネズエラ、そして日本台湾韓国などの東アジアで盛んである。日本では非常に人気の高いスポーツの1つであり、野球用語である「ヒット」「アウト」「トップバッター」「セーフ」「続投」「ピンチヒッター」等の言葉は野球以外でも様々な局面に転じて使われるほどである。

野球が変化して生まれたものとして、フィンランドを中心に行われているペサパッロ(フィンランド野球)やソフトボールがある。特にソフトボールは女性や子供、高齢者にも楽しめるような競技として広まった。

野球の起源

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野球の起源は明らかになっていないが、英国の球技である「タウンボール」が英国系移民によって米国に持ち込まれ、そのタウンボールが変化し、野球として形成されたと考える研究者が多い。1907年、米国で組織されたベースボール起源調査委員会は、「1839年に米国の軍人アブナー・ダブルデイが野球を考案し、ニューヨーク州クーパーズタウンで最初の試合を催行した」とする説を唱えたが、この説は矛盾点が多く見つかり、現在では有力なものとはいえなくなっている。

日本へは、1871年(明治4年)に来日した米国人ホーレス・ウィルソンが当時の東京開成学校予科(その後旧制第一高等学校、現在の東京大学)で教え、その後全国的に広まった。従って、日本国内の野球の創世記の歴史は、そのまま大学野球の創世記の歴史と重なっている(詳細については当該記事を参照のこと)。なお、ホーレス・ウィルソンは2003年平成15年)、その功績から野球殿堂入り(新世紀表彰)している。