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利用者:NE-T152/sandbox

第三管区海上保安本部 > NE-T152/sandbox

広島海上保安部(ひろしまかいじょうほあんぶ)は、広島県西部4市6町(広島市、廿日市市、大竹市、安芸高田市、安芸郡、山県郡)と、山口県東部2市2町(岩国市、柳井市、玖珂郡、大島郡)管轄区域とする、海上保安庁の海上保安部の一つである。

英語表記はHiroshima Coast Guard Office。庁舎は広島県広島市南区宇品にある。

特徴

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  • 広島港

戦前においては軍事的色彩の強い港でしたが、戦後は商工業港として、生まれ変わり平成4年6月には特定重要港湾に指定、さらに平成23年4月の港湾法の改正により、国際拠点港湾として位置付けられています。  現在では、廿日市地区に西日本有数の木材専用港(廿日市木材港)、五日市地区に五日市地区外貿埠頭、出島地区に国際コンテナターミナル、宇品地区に海上旅客交通の拠点の宇品旅客ターミナル及び不定期の大型旅客船などが寄港する宇品外貿埠頭、海田地区に海田コンテナターミナルなどの主要な公共港湾施設が整備されています。また、江波地区においては重量機械製造メーカー、仁保地区においては自動車メーカーの生産拠点があり、それぞれ完成品や製造部品の積み出し基地としての役割を担っています。  さらに、マリンレジャーに対応したウォーターフロント施設としてボートパーク、フィッシャリーナなどの港湾整備が着々と進んでいます。(約4,800隻のPB、在籍)  港湾取扱貨物のうち、輸出は「自動車及びその関連製品」、輸入は「機械類、自動車部品やその他日用品」が主に取扱わいますが、海外定期貨物航路の充実とともにコンテナ貨物の取り扱いも増加傾向にあります。


 広島港は、周辺島嶼部や四国方面を結ぶ旅客船・カーフェリーが多数就航(1日約150便)しており、その上港内とその周辺だけでもカキ養殖筏(約8、000台)が設置され、この曳航移動作業が頻繁に行われるという特異な海上環境にあります。

  • 岩国港

岩国・大竹・和木地区の窓口港として発展を遂げ、昭和27年に重要港湾に指定された港則法に基づく特定港であり、臨海地区の旧陸軍燃料基地跡地に、戦後全国初の石油化学コンビナートが形成され、その後周辺地区にも紡績及びパルプ工業が密集して立地し、工業港として発展しており、石油コンビナート等災害防止法に定める特別防災区域に指定されています。

 また、1992年には、東南アジアを中心とした外貿コンテナ航路が開設され、現在では、輸出量の約7割を占めるほどになっていますが、全体としての取り扱い貨物は、背後企業の特色とおり、原油・石油製品がそのほとんどを占めています。

 なお、岩国市の中央部の錦川デルタのほとんどを在日米軍海兵隊岩国基地が占有しており、岩国港内には、日米地位協定に基づく米軍提供水域(岩国港域のほぼ1/4)が存在し、米軍艦船の入出港も時折見受けられます。

  • 柳井地区

大畠瀬戸、平郡水道などの狭水道、阪神地区と九州地区等を結ぶ伊予灘航路等の主要航路があり、一般船舶、カーフェリー、漁船、遊漁船等の往来により、海上交通の輻輳する海域で、特に周防大島周辺海域は、漁業資源の宝庫といわれており、小型機船底引き網漁業や蛸壺漁業等各種漁業が盛んです。

 大畠瀬戸は、狭隘で強潮流の場所ですが、好漁場となっており、盛漁期には1日100~150隻の一本釣り漁船や遊漁船等が出漁しています。

 柳井港は、昭和年代末期に沿岸部に中国電力のLNG火力発電所が進出することが決まったことから、昭和60年7月に港則法で定める特定港に指定され、平成2年から段階的に営業運転が始まり、現在も1ケ月に2回程度の割合で大型のLNG船(約12万トン級)が出入りしています。

 また、昭和40年の開設以来、四国・松山港との間に1日13便の定期旅客フェリーが就航しているほか、周辺島嶼部への旅客船や定期フェリーの発着点となっています。

沿革

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昭和23年7月16日:【岩国】岩国港長事務所として発足 昭和25年6月1日:【岩国】岩国海上保安署を設置(前廃止) 昭和25年7月15日:【岩国】広島保安部岩国警備救難署と改称 昭和26年4月1日:【柳井】大島分室として発足 昭和30年8月10日:【岩国】広島保安部岩国海上保安署と改称 昭和39年6月1日:【柳井】大島海上保安署(昇格) 昭和45年4月1日:【岩国】現事務所移転 昭和47年5月1日:【柳井】大島分室(降格) 昭和60年4月6日:【柳井】柳井分室(改称) 平成14年10月1日:【柳井】現事務所に移転 平成15年4月1日:【柳井】柳井海上保安署(昇格)

所在地

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  • 清水海上保安部
静岡県静岡市清水区日出町9-1 清水港湾合同庁舎5階
  • 田子の浦分室
静岡県富士市鈴川町1-2 田子の浦港湾合同庁舎2階
  • 御前崎海上保安署
静岡県御前崎市港6170-2 御前崎港湾合同庁舎2階

組織

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  • 部長
    • 次長
    • 管理課
    • 警備救難課
    • 交通課
    • 巡視船「おきつ」
    • 巡視艇「ふじかぜ」
    • 巡視艇「みほかぜ」
    • 田子の浦分室
    • 御前崎署
      • 次長
      • 巡視船「ふじ」

巡視船艇

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脚注

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外部リンク

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