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少年ジャンプ＋連載争奪ランキング（しょうねんジャンププラスれんさいそうだつランキング）は、『ジャンプルーキー!』（集英社）で開催される、『少年ジャンプ+』（『J+』、集英社）のインディーズ連載枠を勝ち取るための企画である。

ここでは、『J+』インディーズの連載枠と連載作品についても記述する。

概要

ウェブコミック投稿サイト『ジャンプルーキー!』で毎月開催され、閲覧数(PV)に応じてランキングされている。ランキングに反映されるのは、「エントリー作品の最新3話分」かつ「各話公開から7日分」の合計。毎月ランキング1位の作品がウェブコミック配信サイト 『J+』でのインディーズ連載権を獲得する。編集部は、1位以外の作品でも「編集部推薦枠」として、インディーズ連載権を獲得することがあるとしている。また、最初の3回は3位の作品まで連載権が与えられた。

J+副編集長の籾山悠太によれば、「個人で活動したい作家」の受け皿を作るために、自由度の高いインディーズ連載枠と連載争奪ランキングの仕組みを作ったという。また、『ラーメン赤猫』、『ゴダイゴダイゴ』をインディーズ出身の主力作品としている。

最初の争奪ランキングは2020年12月に行われた。結果は2021年1月8日に行われ、3作品が連載権を獲得した。しかし、2位の作品は、連載開始直前になって編集部が修正を依頼し、作者は大幅な修正をすることは本意ではないとして連載を断念した。

沿革

• 2020年12月、最初の争奪ランキングが開催され、2021年1月8日に結果が発表された。連載権を獲得したのは『ベランダに猫（？）が来た』（野愛におし）と『ニューワールドオーダー』（いさむひとし）。
• 2021年4月、最初のインディーズ連載作品である『ニューワールドオーダー』が連載された。
• 2022年9月、『ゴダイゴダイゴ』（コウノスケ）が、インディーズ作品として初めて単行本化された。
• 2022年10月、『ラーメン赤猫』（アンギャマン）がインディーズ作品として初めて通常連載に移行した。

インディーズ連載枠

通常連載とインディーズ連載の相違点

	通常連載	インディーズ連載	備考・出典
単行本	基本あり	確約なし 2作刊行
原稿料	固定	変動制
連載期間	不定	概ね40話以内
Tシャツ機能	あり	なし
広告収入	あり	なし
担当編集	あり	なし 担当スタッフはいる
海外配信	あり	なし

少年ジャンプ＋インディーズ連載作品（しょうねんじゃんぷぷらすいんでぃーずれんさいさくひん）は、ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』（集英社）のインディーズ連載枠とインディーズ連載作品について解説する。

の連載争奪ランキングにエントリーされた漫画作品のうち、毎月1位の作品が「ジャンプ＋インディーズ連載」の連載権を獲得する。

通常連載と異なり担当編集者が付くことはない。また、原稿料が閲覧数に応じた変動制で、広告収入はなく、単行本発売が確約されず、担当編集者が付かないなどの点で通常連載と異なる。

インディーズ作品から単行本化されたには、『ゴダイゴダイゴ』（コウノスケ）と『ラーメン赤猫』（ラーメン赤猫）の2作目。通常連載枠に移行したのは、『ラーメン赤猫』の1作品。

主なインディーズ連載作品

ニューワールドオーダー

ニューワールドオーダー
ジャンル	少年漫画
漫画
作者	いさむひとし
出版社	集英社
掲載誌	少年ジャンプ+
発表期間	2021年4月2日 - 2022年2月25日
話数	24話
テンプレート - ノート
ポータル	漫画

『ニューワールドオーダー』（new world order）は、いさむひとしによる日本の漫画作品。ジャンプ＋連載争奪ランキング2020年12月期3位（15411PV）。『少年ジャンプ+』2021年4月2日より2022年02月25日までインディーズ連載された。最初のインディーズ連載作品。全24話。見単行本化。

2020年12月期 ルーキー賞最終候補作。連載争奪ランキングで3位だったが、創設記念として最初の3回（2020年12月 - 2月期）は連載権が1 - 3位の作品にまで与えられていたため、連載に至った。

ストーリー

地上ではカルマと呼ばれる謎の生命体が跋扈し、人々は生き残るために地下に逃れ、厳しい掟の元生活していた。しかし、そこで暮らす戦士・セトは、地下を出て世界を変えるたびに出る。

評価

「豊作」と言われた月間ルーキー賞2020年12月期のランキングでは8位に入り、最終候補に選ばれた。講評では「画力」と「読者を驚かせるための仕掛け」が評価された。一方で、コマの配分や枠線の太さについては改善の余地があると指摘された。

ベランダに猫（？）が来た

ベランダに猫（？）が来た
ジャンル	少年漫画
漫画
作者	野愛におし
出版社	集英社
掲載誌	少年ジャンプ+
発表期間	2021年4月3日 - 2022年1月29日
話数	44話
テンプレート - ノート
ポータル	漫画

『ベランダに猫（？）が来た』（ベランダにねこがきた）は、野愛におしによる日本の漫画作品。最初の「少年ジャンプ＋連載争奪ランキング」となる2020年12月期において1位（18315PV）となり、連載権を獲得した。『少年ジャンプ+』2021年4月3日より2022年1月29日までインディーズ連載された[3]。2作品目のインディーズ連載作品。全44話。見単行本化。

ストーリー

猫好きで蜘蛛嫌いな少年・佐々木啓太の家のベランダに、猫と蜘蛛の特徴を併せ持った生き物が現れる。

評価

「豊作」と言われた月間ルーキー賞2020年12月期のランキングでは9位に入り、最終候補に選ばれた。講評では「猫を「可愛い」を感じてもらえることには成功している」と評価された。また、[キャラクターの作りこみ」「ドラマの構成」に力を入れるよう指摘された。

ミュータントは人間の彼女とキスがしたい

ミュータントは人間の彼女とキスがしたい
ジャンル	少年漫画
漫画
原作・原案など	魔木
作画	きばちゃん
出版社	集英社
掲載誌	少年ジャンプ+
発表期間	2021年5月18日 - 2022年1月25日
話数	19話
テンプレート - ノート
ポータル	漫画

『ミュータントは人間の彼女とキスがしたい』（ミュータントはにんげんのかのじょとキスがしたい）は原作：魔木、作画協力：きばちゃんによる日本の漫画作品。『少年ジャンプ+』4作目のインディーズ連載作品として、2021年5月18日より2022年1月25日まで連載された。

魔木がエントリーした「少年ジャンプ＋連載争奪ランキング」2021年1月期で2位（24110PV）となり、連載権を獲得した。インディーズ連載版ではきばちゃんが作画協力に参加し、1話の閲覧数は60万を超えた。

その後、魔木ときばちゃんが別の企画のことで対立し、「色々あって」最終回は魔木の絵を掲載することとなった。

ストーリー

核戦争によって人類が壊滅した世界で、核戦争の遺物であるミュータントのみゅーたろーが人間の少女・リンに恋をする。

評価

アルの編集者・岡島たくみは、危険な世界観と主人公があっけらかんとした態度で出会いを求めるギャップや、テンポと緩急のある読み味を評価している。

ゴダイゴダイゴ

ゴダイゴダイゴ
ジャンル	少年漫画 [[ ]]
漫画
作者	コウノスケ
出版社	集英社
掲載誌	少年ジャンプ+
発表期間	2021年9月20日 - 連載中
巻数	既2巻
テンプレート - ノート
ポータル	漫画

『ゴダイゴダイゴ』は、コウノスケによる日本の漫画作品。『少年ジャンプ+』2021年9月20日よりインディーズ連載中。

『巨大ヒーローおじさん』のタイトルで『ジャンプルーキー!』に投稿され、月間ルーキー賞2021年5月期シルバールーキー賞と「少年ジャンプ＋連載争奪ランキング」2021年5月期1位を獲得し、インディーズ連載権を獲得した。連載では『ゴダイゴダイゴ』に改題した。

2022年9月にはインディーズ連載作品初となる単行本が発売された。。

ストーリー

後醍醐ダイゴは巨大ヒーローとして生計を立て、30年に渡り東京を怪獣から守ってきた。しかし、ヒーローのエンタメ化が進み、変化の波にさらされていた。

評価

月間ルーキー賞2020年12月期のランキングでは7位に入り、シルバールーキー賞を受賞した。講評で編集部は、「画力」「コマ割」「アクション」「構成力」「演出」「魅力的な主人公」を評価した。また、主人公を中心に据えて深堀りしたらよいとアドバイスをした。

J+副編集長の籾山悠太は、本作を『ラーメン赤猫』と並ぶインディーズ出身の主力作品としている。

次にくるマンガ大賞2022 Webマンガ部門で10位に選ばれた。

書誌情報

• コウノスケ『ゴダイゴダイゴ』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊2巻（2022年9月2日現在）

ラーメン赤猫

→詳細は「ラーメン赤猫」を参照

『ラーメン赤猫』は、アンギャマンによる日本の漫画作品。

外部リンク

• [ 週刊少年ジャンプ内公式サイト]

{{少年ジャンプ+連載中}

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