利用者:Mzaki/イデユコゴメ
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イデユコゴメ(Cyanidium caldarium)
極限環境
[編集]酸性環境。自然界ではpH 1、実験室ではpH 0.24でも大丈夫。逆にpH 5以上では生育しない。高温は57℃まで。至適は45℃。高圧にも耐性で14気圧までいける。二酸化炭素100%でも光合成できる。
研究史
[編集]- 1839年 - Giuseppe Giovanni Antonio Meneghini (1811-1889)がイタリア・マルケ州の温泉アクアサンタからCoccochloris orsiniana(シアノバクテリア)として記載。後年Palmella属(緑藻)に移される。
- 1896年 - Josephine Elizabeth Tilden (1869-1957)はアメリカ・イエローストーン国立公園のNorris Geyser Basinから採ったサンプルをChroococcus varius(シアノバクテリア)と誤同定する。
- 1897年 - J. Y. Bergenはイタリア・カンパニア州ナポリ郊外のポッツオーリ硫気孔からCoccochloris orsinianaを採取し、生育上限温度を55℃と報告。
- 1898年 - TilderがProtococcus botryoides(緑藻) forma caldariumとして報告。
- 1901年 - SetchellがP. botryoides forma caldariumをPleurocapsa属(シアノバクテリア)に組み替えてPleurocapsa caldariaとする。
参考文献
[編集]- Seckbach, J. (ed.), Evolutionary Pathways and Enigmatic Algae: Cyanidium caldarium (Rhodophyta) and Related Cells, Kluwer Academic Publishers, Netherlands, 1994.