利用者:mirror-kt/sandbox/Deb (ファイルフォーマット)
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< 利用者:Mirror-kt | sandbox
拡張子 | .deb 、udeb |
---|---|
MIMEタイプ | application/vnd.debian.binary-package [1] |
開発者 | Debianプロジェクト、dpkg開発チーム |
種別 | パッケージ管理システム |
包含物 | ソフトウェアパッケージ |
派生元 | arアーカイブ、tarball |
ウェブサイト | deb format specification |
deb(ディーイービー)は、Debianやその派生ディストリビューションなどで利用されるソフトウェア・パッケージのフォーマット及びその拡張子である。
概要
[編集]拡張子 ".deb" のファイルは、Debian、Ubuntuなど多くのLinuxディストリビューションで利用されるソフトウェアのパッケージである。パッケージはパッケージのメタデータを含むアーカイブと実際のソフトウェアを含むアーカイブの2つから構成される[2]。
パッケージのインストールなどと言った低レイヤの操作はdpkgが実装しているが、エンドユーザーはaptやaptitude、Synapticなどを用いて依存関係の取得やソフトウェアの参照を行う事が多い[3]。
.debパッケージはcheckinstallやDebian Package Makerで作成するほかに、alienを用いて.rpmといった他のパッケージ形式と相互に変換することができる[4]。
Debianのブートストラップに使用されるいくつかのコアパッケージはudeb ("micro debs")という形式が使用される。ファイルの構造は通常の.debファイルと同様だが、.udebファイルにはドキュメントなどを除いた最小限のファイルしか含まれない。
構造
[編集]debパッケージの中身は以下のような構造である。
|--- debian-binary |--- data.tar.gz (拡張子は圧縮方式により異なる) | |--- . (root) (以下、インストール後のディレクトリ構造) | |--- usr, bin ... | |--- control.tar.gz |--- . |--- control |--- md5sums
controlはテキストファイルであり、アーキテクチャ、ソフトウェアの依存関係、パッケージ・メンテナの名前などが記載されている[5]。
脚注
[編集]- ^ “Media Type Registration for vnd.debian.binary-package”. Internet Assigned Numbers Authority. 21 May 2014閲覧。
- ^ “How to create Debian packages with alternative compression methods” (英語). raphaelhertzog.com (2010年9月17日). 2023年9月14日閲覧。
- ^ “Courses/MaintainingPackages/Packages/Management - Debian Wiki”. wiki.debian.org. 2023年9月16日閲覧。
- ^ “1. Overview of Debian Maintainer Tools — developers-reference 13.3 documentation”. www.debian.org. 2023年9月16日閲覧。
- ^ deb(5) manpage