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利用者:MinatoIto/sandbox

三羽 信比古
人物情報
生誕 1949年 -
学問
研究分野 生命工学
学位 薬学博士
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三羽 信比古(みわ のぶひこ、1949年 - )は、日本の生命工学研究者。県立広島大学名誉教授、NPO法人日本老化防御医科学センター[1]理事長、一般社団法人 水素医療研究所[2]所長。学位は薬学博士(東京大学)。

研究業績

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格子状のチタン母体にプラチナで超平滑メッキした菱形の電極端子の重層3枚を主体にして構成される「電気分解装置」によって水素ナノバブルを高密度に生成し、この水素ナノバブル温水で満たした「水素風呂」では、血液中の抗酸化力は顕著に上昇するが、水素不含の通常風呂では無効であること(被験者延べ6名)を見出した[3]

併せて、水素ナノバブル温水(主要なヒト皮膚角化細胞の平均径の約160分の1に相当する0.094ミクロン径の超微細な気泡を含む)の水素風呂は、自己免疫疾患(多発性筋痛・多筋炎、リウマチ性関節炎、膠原病・皮膚筋炎、膠原病・皮膚筋炎など)の皮膚症状と炎症マーカーCRPを抑制すること(被験者延べ12名)を見出した[3]

他方、呼吸器系から全身に水素を送達する「水素ガス吸入」は、血液中の抗酸化力を増強するが、単なる空気のダミー吸入では無効であること、および、血液ドロドロ化に繋がる赤血球の凝集を抑制すると共に、免疫増強をもたらす白血球の貪食能力を活性化すること(健常者延べ4名)を見出した[4]

水素風呂では、手の指先で観測した毛細血管の太さと流れが促進すると共に、通常風呂では湯冷めする湯上がり後60分でも、胴体、特に胃腸部域での深部体温が保持されること(健常者延べ24名)を見出した[5]

その他、水素ナノバブル水は、IV型/I型コラーゲンを増産させると共に、一日600mLを経鼻カテーテルでの強制胃内投与によって床ずれ(褥瘡)を改善すること(自力で飲食できない71〜101歳の高齢患者22名)[6]、さらに、水素飲水が、酸化還元電位で計測した唾液中の抗サビ力(過剰酸化を防御する効力)を増強すること(66-100歳の高齢の健常者延べ4名)[7]、尿中DNA酸化損傷物8-0HdGで調べた全身DNA損傷を防御すると共に、肝臓障害マーカーAST・ALT・ガンマ-GTPを抑制すること(健常者延べ8名)、および、医療処置なしでの糖尿病マーカーHbA1cを抑制すること(糖尿病予備軍者のうち水素飲水で9名、さらに別途水素風呂で6名)[8]も見出した。

これら各種の水素効能の共通基盤は、地球上で一番小さな分子である水素の一大特性である「組織・臓器への深部浸透力」の大きさ、および、「抗酸化力(活性酸素を消去する効力)」であることを示唆するデータも取得した[9]

学歴

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職歴

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所属外学術歴

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  • 三菱商事ライフサイエンス株式会社子会社 ビタミンC60バイオリサーチ株式会社[11][12]取締役
  • 日本水素医療美容科学会[13]理事長
  • 日本水素水振興協会 理事
  • 日本RF温熱療法協会[14]理事
  • 経産省管轄NEDOナノ素材フラーレン研究 班長
  • 文部省 がん特別研究 抗腫瘍因子班・神経細胞死班・厚生省 周産期生理機能斑
  • 日本基礎老化学会[15]評議員

以上、歴任

著書(単独編著)

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著者自身の取得データを主体に著述されている水素医療・美容に関する著書2冊

水素ナノバブルと同じく抗酸化剤であるビタミンCに関する著書2冊

抗酸化剤による細胞死の制御に関する著書4冊

  • 「細胞死の生物学:細胞に内蔵された自殺プログラム」[20]東京書籍
  • 「逆説!細胞死が生命を形造る:がん治療と老化防止への衝撃提言」[21]NTT出版
  • 「プログラムされた死:生命現象のパラドックス」[22]岩波書店
  • 「細胞死制御工学:美肌・皮膚防護バイオ素材の開発」[23]シーエムシー出版

脚注

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  1. ^ a b NPO法人日本老化防御医科学センター”. 2022年11月14日閲覧。
  2. ^ a b 一般社団法人 水素医療研究所”. 2022年11月14日閲覧。
  3. ^ a b Tanaka, Yoshiharu; Xiao, Li; Miwa, Nobuhiko (2022-07). “Hydrogen-rich bath with nano-sized bubbles improves antioxidant capacity based on oxygen radical absorbing and inflammation levels in human serum”. Medical Gas Research 12 (3): 91–99. doi:10.4103/2045-9912.330692. ISSN 2045-9912. PMC 8690854. PMID 34854419. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34854419/. 
  4. ^ Takada, Yuki; Miwa, Nobuhiko (2022-03). “Hydrogen Gas Inhalation Prevents Erythrocyte Aggregation and Promotes Leukocyte Phagocytosis Together with Increases in Serum Antioxidant Activity”. Hydrogen 3 (1): 72–82. doi:10.3390/hydrogen3010006. ISSN 2673-4141. https://www.mdpi.com/2673-4141/3/1/6. 
  5. ^ Kato, Shinya; Takada, Yuki; Miwa, Nobuhiko (2021-01). “Heat-retention effects of hydrogen-rich water bath assessed by thermography for humans”. Journal of Thermal Biology 95: 102805. doi:10.1016/j.jtherbio.2020.102805. ISSN 0306-4565. PMID 33454037. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33454037/. 
  6. ^ Li, Qiang; Kato, Shinya; Matsuoka, Daigo; Tanaka, Hiroshi; Miwa, Nobuhiko (2013-09-10). “Hydrogen water intake via tube-feeding for patients with pressure ulcer and its reconstructive effects on normal human skin cells in vitro”. Medical Gas Research 3 (1): 20. doi:10.1186/2045-9912-3-20. ISSN 2045-9912. PMC 3843550. PMID 24020833. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24020833/. 
  7. ^ Tanaka, Yoshiharu; Teraoka, Fumio; Nakagawa, Masafumi; Miwa, Nobuhiko (2020-04). “Dependencies of hydrogen-water on mineral-based hardness, temperatures and the container materials, and effects of the oral washing and drinking”. Medical Gas Research 10 (2): 67–74. doi:10.4103/2045-9912.285559. ISSN 2045-9912. PMC 7885711. PMID 32541131. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32541131/. 
  8. ^ Asada, Ryoko; Tazawa, Kenji; Sato, Shinkichi; Miwa, Nobuhiko (2020-07). “Effects of hydrogen-rich water prepared by alternating-current-electrolysis on antioxidant activity, DNA oxidative injuries, and diabetes-related markers”. Medical Gas Research 10 (3): 114–121. doi:10.4103/2045-9912.296041. ISSN 2045-9912. PMC 8086617. PMID 33004708. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33004708/. 
  9. ^ Kato, Shinya; Matsuoka, Daigo; Miwa, Nobuhiko (2015-08). “Antioxidant activities of nano-bubble hydrogen-dissolved water assessed by ESR and 2,2'-bipyridyl methods”. Materials Science & Engineering. C, Materials for Biological Applications 53: 7–10. doi:10.1016/j.msec.2015.03.064. ISSN 1873-0191. PMID 26042683. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26042683/. 
  10. ^ 東京大学学位論文データベース”. gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp. 東京大学附属図書館・情報基盤センター. 2022年11月14日閲覧。
  11. ^ ビタミンC60バイオリサーチ”. 2022年11月14日閲覧。
  12. ^ “ビタミン C60 バイオリサーチ株式会社の子会社化について” (PDF). 三菱商事ライフサイエンス株式会社. (2020年4月1日). https://ja-two.iwiki.icu/wiki/%E4%B8%89%E8%8F%B1%E5%95%86%E4%BA%8B%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9#:~:text=%E2%80%9C%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%20C60%20%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%81%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E5%AD%90%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%8C%96%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E2%80%9D 
  13. ^ 一般社団法人日本水素医療美容科学会”. 2022年11月14日閲覧。
  14. ^ 日本RF温熱療法協会”. 2022年11月14日閲覧。
  15. ^ 日本基礎老化学会”. 2022年11月14日閲覧。
  16. ^ 三羽信比古『水素の効力』ニュートリエントライブラリー、2021年3月。ISBN 978-4910307060 
  17. ^ 三羽信比古『水素の美容・健康力』ニュートリエントライブラリー、2019年3月。ISBN 978-4904446874 
  18. ^ 三羽信比古『ビタミンCの知られざる働き』丸善出版、1992年2月。ISBN 978-4621036846 
  19. ^ 三羽信比古『バイオ抗酸化剤プロビタミンC』フレグランスジャーナル社、1999年1月。ISBN 978-4894790179 
  20. ^ 三羽信比古『細胞死の生物学』東京書籍、1993年10月。ISBN 978-4487713813 
  21. ^ 三羽信比古『逆説!細胞死が生命を形造る』NTT出版、1990年6月。ISBN 978-4871880831 
  22. ^ 三羽信比古『プログラムされた死』岩波書店、1992年4月。ISBN 978-4000074094 
  23. ^ 三羽信比古『細胞死制御工学』シーエムシー出版、2009年7月。ISBN 978-4781301006 

関連項目

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外部リンク

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