キーゼル・ギター

キーゼル・ギターは米国南カリフォルニアにあるエレキギターとベースギターのアメリカのメーカー。カービン・ギターの名称でギターとベースの部分を引き継ぎ2015年にキーゼル・ギターに改名した。[2] [3]

歴史
著名アーティスト
シグネチャーモデル
脚注
外部リンク

歴史

ローウェル・キーゼルが1946年にカリフォルニア州サンディエゴにCarvin Corporationを設立。L. C. Kiesel Companyとしてギターピックアップを製造する。1947年まで同社はネブラスカ州ヨーテボリでスチールギターを製作していた。1948年頃カリフォルニア南部に移転、1949年にカリフォルニアのボールドウィンパークに再び移転し、社名はキーゼルから2人の長男のカーソンとギャビンの名前から採ったカービンに変わった[5] 1970年代からはギター部門を引き継ぎ利用可能なボディシェイプ、木材、色、電気回路などの機能を選択できるカスタムメイドの楽器を提供開始。1995年にはジェフ・キーゼルが同社の仕事を始め2011年に設計と楽器の開発を開始。[4] [6]

2015年にCarvin Corporationは事業部門を分割し、キーゼル・ギターが設立されギターとベースの製造を引き継いだ。その際に創業者のローウェル・キーゼルを尊重したオリジナルのキーゼルの名前とロゴが採用された。新しい会社はカービン・ギターの名前と新しいキーゼルの名前で、ネック、ボディ、キット、フル・パーツ部門とともに、エレクトリック、アコースティック・エレクトリック、MIDI、シンセ、セミ・ホロー、チャンバー、ヘッドレス等のギター及びベースを製造している。キーゼル・ギターは社名変更に伴い全世界への直接販売に移行した。同社は50人以上の従業員を雇用し年間約4,000のカスタム楽器を製造している。 2018年現在、同社はマーク・キーゼル社長（ローウェル・キーゼルの息子）とジェフ・キーゼル副社長（マーク・キーゼルの息子）により運営されている。ジェフ・キーゼルの2人の子供はフルタイムで学校に通っていないときに会社の仕事を手伝っている。[7]

2015年1月にキーゼル・ギターはヘッドレスギターモデルであるVaderで冬のNAMM ShowでRevolverのBest of Show賞を受賞。 2016 Winter NAMMでGuitar Aficionadoによって70周年記念Kシリーズモデルが、Guitar Worldによって24フレットのBolt-on AriesモデルがSuper NAMM賞を受賞している。[9] [10]

著名アーティスト

ジェイソン・ベッカーはカービン・ギターの長年のエンドーサーであり、キーゼルは４種のトリビュート・モデルを提供している。JB200Cはジェイソンが演奏していたオリジナルのDC200モデルをベースにしており、JB24「ナンバーズ」ギターはジェイソンの独自カスタムと番号のフレットボードマーカー付きである。 2017年にエントリーモデルのJB100がリリース。2018年にはジェイソン・ベッカーが実際に使っていた「ハリケーン」と呼ばれるカスタムギターのレプリカモデルJBPBがリリースされた。

シグネチャーモデル

アラン・ホールズワース　ヘッドレスとMIDIシンセのバリエーションを含む独自のデザインに基づいたモデルがある。
フランク・ギャンバレ　セミホロー構造のカーブドトップ。
グレッグ・ハウ　24フレットのボルトオン・ネック・モデル。
ニール・ザザ　カーブドトップモデルに独自のコントロールレイアウトが特徴。
クレイグ・チャキコ　薄型のアコースティック／エレキ対応ギター。
リー・マッキニー(Born of Osiris)　DC600モデルをベースにした6/7弦モデル。
ブライアン・ブロムバーグ(ベーシスト）
ロイ・ヴォグト　同社のヴァンキッシュをベースとした６弦ベース。
クリス・レッチフォード(Scale the Summit)　セットスルーネック採用のヘッドレス・マルチスケールギター。

他にエンドーサとしてアンナ・センチナやマイケル・エルメスなどがいる。[12]