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利用者:LACHESMAN

自己紹介

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  • 国内の理系大学院 修士課程(物質科学系工学科)を修了。
  • 機械系、熱系、物質系、生産技術系のエンジニアを経験したのち、労働安全・衛生関連の業務に就いています。
  • 興味・趣味の範囲は鉄道、車、通信、技術、音楽、被服、流通と幅広いため、特定の分野にこだわらず編集します。
  • 編集の多くは、wikipediaを閲覧していて気がついた「てにおは」などの誤字脱字の訂正や、日本語として読みにくい文章の整理です(この場合、内容の良し悪しや記事対象への興味の有無に関わりません)。

思うこと

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●「学術論文」という文章の特殊性

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(執筆中)


●「自分自身の記事をつくらない」のガイドラインについて

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私が思う、このガイドラインの考え方

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  • 「自分自身の記事をつくらない」というガイドラインには、「このルールは、あなた自身、あなたの業績、あなたの会社、あなたが在学している学校および卒業した学校、あなたの出版物、あなたのウェブサイト、あなたの親戚、その他もろもろのあなたが利害関係を有することがらについての記事について適用されます」と書かれています。
  • 自分自身の記事を作る際の問題点として、「中立的な観点に関する問題」「検証可能性に関する問題」「独自研究に関する問題」「重要性」などが挙げられています。
  • 要するに、自分に関わる事柄の記事を編集すると、先入観や主観が強く入り込むため、重要でない内容がことさら強調されたり、執筆者しか知りえないことがWikipediaに記載される、という問題がありえるため、そのような編集は控えましょう、というものだと考えています。

このガイドラインの、運用のされ方における問題点

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  • (前提として)この問題点を提示することで、ガイドラインや方針を遵守しないということではありません。過去には過ちも犯しましたが、現在は十分に注意と反省をして、ガイドラインや方針を遵守して編集しているつもりです。
  • このガイドラインには、私は概ね賛成します。
  • ただし、このガイドラインが、一部の編集者によって、『遵法闘争』目的のために運用されているように思います。
このガイドラインを、気に入らない編集者を編集から締め出すために使う編集者がいます。
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  • たとえば、ノートページでの議論の中で、「貴方は○○だから関係者に該当する。だからこのページの編集を行うのはガイドライン違反だ」と言った具合に相手を攻撃する材料に使用する編集者がいます。
  • このような編集者はたいがい、『この文書はウィキペディア日本語版のガイドラインです。多くの利用者が基本的に同意しており、従うことが推奨されますが、方針ではありません。』というテンプレートの一文の前半のみを切り取って「このガイドラインに従って、貴方は『てにおは』の間違いすらも編集してはいけません」などと誇張した言い方で相手を責めたりします。
  • このような解釈は間違いで、このガイドラインにも『ただし、誰の目にも明らかな問題点があるときには、自分が関係していることについての記事を直接に編集することも許されます。』という一文があるのですが、このような悪意ある編集者はこの一文を無視することが多いように感じます。
  • もっとも酷い場合には、記事内容の明らかな誤りを誰かが修正したとき、その編集者に敵意を持つ編集者が「専門家の貴方はこの件の編集をすべきでない」と言い、さらに一部の編集者はノートページへの記載すら行ってはいけない、とも言い、その間違いを指摘する編集を取り消したりすることもあります。
  • これは当然、ガイドラインを悪用した個人攻撃の一種であるはずなのですが、このような攻撃をする編集者に限って、「自分はガイドラインを遵守しているだけだから、これは個人攻撃ではなく、何も問題はない」と言い放ったりするのです。
このガイドラインが、逆にwikipediaの信頼性を貶める場合があることを危惧しています。
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  • 一般論として、記事を編集する人は、その記事対象に興味と幾分かの知識がある人でしょう。「私は野球に興味が一切ない」という人が野球チームの記事を編集できるとは思えません。少なくともWikipediaに記載しようという動機と、それまでWikipediaに書かれていない知識を持っているからこそ、編集を行うのだと思います。
  • 例えば、その記事内容に大きな間違い(物理法則の誤解などによる間違いなど)があったとします。それに気付くことが出来るのは、概ね、その専門家であったり、深い知識を持っている者であったりします。
  • 太陽電池の研究に携わったことのない人が「Solar Energy Materials and Solar Cells」という学術論文誌を読むことはないでしょう。というよりも、存在すら知らないでしょう。
  • このような最新の論文誌や技術情報を真っ先に知ることができ、また、それが新聞やテレビなどでマスコミ報道された時に、その報道が正しいかどうか判断できるのは、その分野の専門家なのです。
  • 「専門家は須らく関連分野の編集を行ってはいけない」というのは、Wikipediaを、アカデミックな2次情報[注釈 1]から遠ざけ、マスコミによる3次情報の正誤判断もつかぬまま掲載する方向に進めてしまう考え方と考えます。
  • あえて極端な言い方をすれば(というより、遵法闘争的な発言をする編集者の論に従えば)、Wikipediaは「研究者・専門家が書いた文章や論文(2次情報)を、専門知識に乏しい出版社や新聞社が報道した3次情報を、通りすがりの一般人が、著作権を侵害しないように編集して記載した」サイトになってしまいます。
  • マスコミ報道が正しいかどうかを編集者が判断するのは「独自研究は載せない」という「方針」である、ということは尊重されるべきだと思います。ただし、そのマスコミ情報が正しくなかった場合、それに真っ先に気がつき、その間違いを訂正するための出典にアクセスすることが出来るのは専門家である、と考えています。
  • 「Wikipediaに書かれている情報に誤りがあり、それを客観的に証明できる文献がある。しかし、その文献を提示し編集するのがその分野の専門家だから、誤りの修正はされてはならない。」これがこのガイドラインの示す、Wikipediaのあるべき方向でしょうか?

そもそも「あなたが利害関係を有することがら」とは?

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  • 「あなたが個人的に関わっていることがら」は、このガイドラインのページの一番上にこのように示されています。「あなた自身、あなたの業績、あなたの会社、あなたが在学している学校および卒業した学校、あなたの出版物、あなたのウェブサイト、あなたの親戚、その他もろもろ」である、と。
  • 記事中の「てにをは」を修正することが、またその分野の専門家が出典を明示して記事の間違いを修正することが「利害関係を有することがら」に当てはまるでしょうか。
  • 例えば、論文や雑誌の記事上で議論が交わされている最中に、その議論に関係している者が自分や自分の味方の論文等を出典として記事を修正したら、「利害関係を有する」ことになるでしょう。
  • しかし、「てにをは」のような瑣末な間違いを修正したり、他人の論文や著書、規格化されたものや法律などを出典として記事を修正する場合には、「利害関係を有することがら」には当てはまらないと考えます。
  • 仮に「利害関係ではなく、『あなた自身のことがら』だ」とガイドラインを厳しく捉えるのであれば、例えばサラリーマンの職についている人はサラリーマンの項目は編集できないし、日本人は日本という項目を編集できなくなりましょう。
  • 「趣味・趣向」が「あなた自身」に含まれる、という解釈をするなら、鉄道趣味を持つ者は鉄道に関する記事の編集はできない、ということになりましょう。
  • その場合、例えば内科医がインフルエンザの編集をするのは「自分自身に関することがらだからダメ」とされるでしょう。しかしその彼が医師を辞めた後に全く同じ編集をしたら、何の問題もないとされるのでしょうか?
  • 私はそのような解釈に違和感を覚えます。もっとも重要なのは、編集者の肩書ではなく、(編集者への利益誘導がないとう前提で)編集内容ではありませんか?

このガイドラインを有効に活用できる、あるべき姿

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  • 「自分自身の記事をつくらない」が方針ではなくガイドラインであるのは、『本来なら、興味や関心があり、その件に関する専門知識を兼ね備えた人間が「検証可能性」を満たしつつ、中立の立場で記事を編集するのが理想である』ということがあるからでしょう。
  • このガイドラインは、端的に言えば「自分への利益誘導をするな」「検証可能性を満たせ」ということだと思います。
  • 私は、このガイドラインを『自分自身に何らかの利益をもたらすことを目的とした編集してはいけない』と捉えるべきだと考えます。
  • 少なくとも、
『専門家だから「てにをは」の編集すらしてはいけない』
『専門家だから、明らかな記事内容の誤りすらも(出典があっても)訂正してはいけない』
という目的のためにこのガイドラインが作られたのではないと考えますし、そのような行動があってはならないと考えます。
  • 「自分自身の記事をつくらない」というガイドラインは重要、かつ尊重されるべきですが、その上で、『誰の目にも明らかな問題点があるときには、自分が関係していることについての記事を直接に編集することも許されます。』という一文を忘れてはならないと思います。

その他

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(執筆中)

注釈

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  1. ^ ここでは理系の学術研究分野の通例に従い、実験で得られた生データを「1次情報」、それを基に書かれた論文類を「2次情報」、その論文類を基にしたマスコミ報道などを「3次情報」と分類しています。文学などの分野によって、この資料の分類は異なるようです。

リンク

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