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利用者:Kazuki Morimoto/sandbox

筑紫亭(ちくしてい)は、大分県中津市枝町に店舗を構える老舗料亭主屋(しゅおく)と離れは、有形文化財である。

概要

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創業明治34年。国の登録有形文化財に登録された主屋と離れと塀はいずれも大正3年の大改修により建てられた。

主屋

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南北に細長い敷地北側にある。南と北に中庭を挟んで入母屋造、桟瓦葺、2階建の主体部が建ち、廊下で接続し、全体としては口ノ字型の平面になり、52畳の大広間と20畳の広間を2階に配している。良材を用い、造作にも凝った数寄屋風の意匠でまとめている。

離れ

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主屋の後方、敷地を東西に流れる水路の南側にあり、主屋の増築に続いて建設されたと考えられる。2階建1棟と平屋建2棟を、縁や廊下で巧みに結んだ構成である。主屋同様に数寄を凝らし、客室は各々異なるつくりの床で飾り、垂木や手摺などに磨丸太を用いる。また、この離れはかつての宇佐航空隊の将兵たちが特攻出撃前夜に最後の夜を過ごした所でもあり、特攻隊員が刀を振るって斬りつけた鋭い刀疵が床柱にはっ きりと残されている。これは城山三郎氏の「指揮官たちの特攻」の中にも詳しく述べられてる。

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敷地北辺を画す延長17m、高さ3.15mの塀で、中央に付の門口を構え、西側に通用口を設ける。桟瓦葺の小屋根を架けた真壁造で、腰までを割竹で覆い、上部に下地窓を設ける。正面を飾るに相応しい瀟洒で風格のある構成で、街路景観を演出している。

文人たちとの関わり

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筑紫亭には、歴史を彩る様々な文人たちの逸話が語り継がれている。 中津の海の「魚つき林」である耶馬渓(やばけい)の名付け親といわれる頼山陽が唐風練り菓子「巻蒸(けんちん)」を創作した画人で漢方医の田中信平(田信)とハモ鍋を囲んだという話や、耶馬渓の自然を開発の手から守るために匿名で私財を投じた福沢諭吉の書簡、特攻隊員の心痛そのものといえる柱の刀疵、広瀬淡窓の掛け軸など、訪れ集い、料理を囲み座した人々の記憶が静かに佇んでいる。

歴史

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  • 西暦年(明治34年) 場所場所にて創業する。
  • 西暦年(和暦年) 内容

交通

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  • JR九州日豊本線中津駅
  • JR中津駅より徒歩9分/福沢通りバス亭より徒歩2分/中津市役所前バス亭より徒歩5分/東本町バス亭より徒歩6分
  • 椎田道路「椎田I.C.」から車で30分(15km)宇佐別府道「宇佐I.C.」から車で35分(17km)
  • 大分空港から大分交通 「中津駅前行き」で90分(1日4便)『中津駅前』(終点)下車し、徒歩8分

脚注

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関連項目

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人物や関連する項目

外部りんくをはるところ

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