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en:Black Swan emblems and popular culture#European myth and metaphor
ヨーロッパの神話と比喩
[編集]古代ローマの風刺家 ユウェナリスは、紀元82年に次のように書いている。"rara avis in terris nigroque simillima cygno (地にいる希有な鳥。それはまるで黒い白鳥のよう)[1]"。
彼は黒い白鳥にも比べられるほど珍しい人を意味し、それは他の言葉で言えば、黒い白鳥が存在しないように、そんな人物の特徴はあり得ないことを意味していた。
この一文は、英語を含むヨーロッパのいくつもの言語で一般的なことわざとなった。最初の語 rara avis (=rare bird) は、あり得ないという皮肉の意味でしばしば使われている[2]。また、ラテン語のことわざには他にも"Amicus verus est rara avis. (真の友は稀である)[3]"というものもある。
そうして約1500年もの間、黒い白鳥(黒鳥)は、ヨーロッパ人の間ではあり得ないことの比喩として用いられてきた。
ヨーロッパ人の中で最初に黒鳥を見つけたという記録を作ったのはオランダ人の探検家ウィレム・ド・ヴラミングで、1697年のことであった。その時彼は、ニューホランドの西海岸にあるスワン川と後に名付けられた川に向かった。その発見は、明快な真実としてごく普通に用いられる「すべての白鳥は白い」というヨーロッパに重大。1726年に、スワン川から850km北にあるDirk Hartog島の近くで二羽の黒鳥が捕らえられ、バタヴィア(現在のジャカルタ)に、黒鳥が存在する証拠として送られた。
- ^ 英:a rare bird in the lands, and very like a black swan. なおこの訳は英文からの重訳のため正確ではない可能性がある。
- ^ イタリア語版wikipedia it:rara avis 参照
- ^ 英:a true friend is a rare bird.