コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:JuthaDDA/蜜の味

ビートルズ > ビートルズの曲名一覧 > JuthaDDA/蜜の味

蜜の味」(みつのあじ、英語: A Taste of Honey)は、1958年の同名のミュージカルのためにリック・マーロウが作詞ボビー・スコット作曲し、1960年代前半に流行した、アメリカのポピュラーソングである。ビートルズハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスのカバーでも知られる。

解説

[編集]

「蜜の味」は、リック・マーロウ英語版作詞、ボビー・スコット英語版作曲で、1960年に上演された同名のブロードウェイミュージカルのために作られた。ミュージカル『蜜の味英語版』は翌1961年にはイギリス出身の映画監督トニー・リチャードソンの監督・制作で映画化もされている(詳細は「蜜の味 (映画)」を参照)。多くのポップスロックジャズのミュージシャンがカヴァーし、ビートルズもこの曲を取り上げている。1965年ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスのカヴァーが大ヒットとなり、同年のグラミー賞において最優秀レコード賞をはじめ3部門を獲得した[1]日本では中尾ミエが日本語訳でカヴァーしており、1966年の紅白歌合戦で歌唱している[2]

ビートルズによるカヴァー

[編集]
蜜の味
ビートルズ楽曲
収録アルバムプリーズ・プリーズ・ミー
リリース1963年3月22日
録音1963年2月11日
アビー・ロード・スタジオ
ジャンルロック
時間2分06秒 (monaural version)
2分03秒 (stereo version)
レーベルパーロフォン
作詞者ボビー・スコット/リック・マーロウ
プロデュースジョージ・マーティン
プリーズ・プリーズ・ミー 収録曲
A面
  1. アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
  2. ミズリー
  3. アンナ
  4. チェインズ
  5. ボーイズ
  6. アスク・ミー・ホワイ
  7. プリーズ・プリーズ・ミー
B面
  1. ラヴ・ミー・ドゥ
  2. P.S.アイ・ラヴ・ユー
  3. ベイビー・イッツ・ユー
  4. ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
  5. 蜜の味
  6. ゼアズ・ア・プレイス
  7. ツイスト・アンド・シャウト

ビートルズのファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のB面5曲目(CDでは12曲目)にてカヴァー。リード・ヴォーカルは、ポール・マッカートニーが担当。ビートルズは、後にこの曲を歌ったレニー・ウェルチ英語版のヴァージョンを基にカヴァーしている。

この曲はビートルズがデビュー以前、ドイツハンブルクで巡業を行っていた時代に、ロックを好まないファンを喜ばせるために演奏した曲と言われている。

こうしたロック曲以外の曲を好んで聴いていたのはポール・マッカートニーで、ポールは父や祖父がアマチュアのジャズ・ミュージシャンだったこともあり、こうしたナンバーを聴いて育ったと言う。片やジョン・レノンは、根っからのロックンロール好きであったため、この曲が嫌いだった。そのため、自身のライヴでは「金の無駄遣い(英語: A Waste Of Money)」[3]替え歌にした。

収録アルバム

[編集]

その他の主なカヴァー

[編集]

男性ボーカル

[編集]
アーティスト 発表年 収録アルバム
レニー・ウェルチ英語版 1963年 Since I Fell For You[4]
トニー・ベネット 1964年 The Many Moods of Tony

女性ボーカル

[編集]
アーティスト 発表年 収録アルバム
バーブラ・ストライサンド 1963年 バーブラ・ストレイザンド・アルバム英語版
パトリシア・バーバー英語版 1994年 Café Blue[5]
リズ・ライト英語版 2005年 ドリーミング・ワイド・アウェイク英語版

インストゥルメンタル

[編集]
アーティスト 発表年 収録アルバム
ヴィクター・フェルドマン・カルテット 1962年 A Taste of Honey and a Taste of Bossa Nova[6]
マーティン・デニー 1962年 A Taste of Honey[7]
ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス 1965年 蜜の味~ビタースウィート・サンバ英語版英語: Whipped Cream & Other Delights
ザ・ベンチャーズ 1965年 ベンチャーズ・アクション英語: Where the Action Is[8]

脚注

[編集]
  1. ^ Herb Alpert | Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2020年12月13日閲覧。
  2. ^ NHK紅白歌合戦ヒストリー”. NHK. 2020年12月13日閲覧。
  3. ^ ジョン・ロバートソン『ビートルズ全曲解説』丸山京子訳、シンコーミュージック、1994年、20ページ
  4. ^ Since I Fell for You [Collectables - Lenny Welch | Songs, Reviews, Credits]”. AllMusic. 2020年12月13日閲覧。
  5. ^ Café Blue - Patricia Barber | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. 2020年12月13日閲覧。
  6. ^ Victor Feldman - A Taste Of Honey And A Taste Of Bossa Nova (1962, Vinyl)”. Discogs. 2020年12月13日閲覧。
  7. ^ A Taste of Honey! - Martin Denny | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. 2020年12月13日閲覧。
  8. ^ Where the Action Is! - The Ventures | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. 2020年12月13日閲覧。

{{DEFAULTSORT:みつのあし}} [[Category:ミュージカルの楽曲]] [[Category:アメリカ合衆国の歌]] [[Category:1960年の楽曲]] [[Category:ビートルズの楽曲]] [[Category:バーブラ・ストライサンドの楽曲]] [[Category:Billboardアダルト・コンテンポラリー1位獲得作品]] [[Category:グラミー賞最優秀レコード賞受賞作]] [[Category:NHK紅白歌合戦歌唱楽曲]] [[Category:楽曲 み|つのあし]]