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愛比売[編集]
愛比売[編集]
「愛比売」とは伊予国そのものを神格化した神であり伊予国の別名である。愛媛県の県名の由来にもなっている。
意味[編集]
「愛比売」は「可愛い姫/媛」という意味
「愛/あ行のえ/接頭語[1][2][3][4]」は「可愛い」を意味しており「比売/ひめ」は「美女及び高貴な女性」を意味する。
語源[編集]
上代語[5]の感動詞に由来している。[6][7][8][9]
伝説[編集]
伊予神社の境内にある弥光井という場所が愛比売の御隆誕の地と伝承されていて弥光井神社には愛比売命が祀られている。
古事記原文の記述 「次生伊豫之二名嶋、此嶋者、身一而有面四、毎面有名、故、伊豫國謂愛比賣此三字以音、下效此也」
補足[編集]
「愛比売」の「愛/あ行のえ/接頭語」には上声の声注がつけられている。
「愛比賣」の万葉仮名「愛」は「あ行のえ[10]」であり、「や行のいぇ/[11]」とは発音が異なることに注意が必要である。[12]
原文には伊豫國謂愛比賣此三字以音、下效此也とあるが、これ以降古事記中に愛比売は登場しないにも関わらず下效此也と記述されているのは古事記編纂の際に参考文献から愛比売に関する記述を省略したとする説がある。[1]
出典 [編集]
- ^ “えをとこの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典”. kobun.weblio.jp. 2019年2月28日閲覧。
- ^ “えをとめの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典”. kobun.weblio.jp. 2019年2月28日閲覧。
- ^ “えをとこ - ウィクショナリー日本語版”. ja.wiktionary.org. 2019年2月28日閲覧。
- ^ “えをとめ - ウィクショナリー日本語版”. ja.wiktionary.org. 2019年2月28日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,大辞林 第三版,精選版. “上代語(ジョウダイゴ)とは”. コトバンク. 2019年2月28日閲覧。
- ^ “え［感］の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2019年2月28日閲覧。
- ^ “えの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典”. kobun.weblio.jp. 2019年2月28日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,大辞林 第三版,日本大百科全書(ニッポニカ),精選版. “え(エ)とは”. コトバンク. 2019年2月28日閲覧。
- ^ “古言衣延辨證補”. www.katch.ne.jp. 2019年2月28日閲覧。
- ^ 「え」『Wikipedia』2019年2月25日。
- ^ 「や行え」『Wikipedia』2019年1月25日。
- ^ 「上代日本語」『Wikipedia』2018年12月28日。