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藤沢市高倉墜落事故
藤沢市高倉墜落事故(ふじさわしたかくらついらくじこ)は、1961年4月21日に神奈川県で発生した米軍航空機事故である。
概略
[編集]厚木基地を離陸したA4D-2スカイホーク[1](※事故翌年の命名変更以降はA-4Bと称す)攻撃機が、離陸直後トラブル発生。乗員は農地への不時着を試みるも高圧線に接触し、9時10分頃 藤沢市高倉の民家に墜落[1]。 乗員1名、住民1名、あわせて計2名が死亡、住民2名が負傷。墜落地点周辺の住宅が全半焼するなどの被害が発生した[2]。
参考文献
[編集]III 米軍の事件・事故 p.127 (2)藤沢市高倉墜落事故 昭和36 年4月 21 日午前9時 10 分ごろ、藤沢市高倉に、岩国海兵隊航空基地所属A-4Dスカイホーク攻撃機が墜落した。同機は、厚木海軍飛行場を発進直後故障が生じ、集落地を避け農地に着陸しようと努めたが、高圧線に触れ、民家に墜落し、パイロットは死亡した。 住民の死亡1人、負傷2人、家屋の全焼6棟、半焼1棟のほか、農作物にも被害が及んだ。 知事は、内閣総理大臣をはじめ、関係政府機関及び米軍に対し、補償の即時実施、事故防止、集落・公共施設等上空の飛行禁止、特に低空飛行の禁止等を要望した。米軍からは、厚木海軍飛行場の離着陸訓練の一部を木更津で実施すること、また、人口密集地上空における低空飛行を避けること、航空機の 安全飛行のため絶えざる努力を続ける旨回答があった。
その他
[編集]- 上記pdf末尾に、事故一覧がある。
- 昭和39年7月31日 大庭でF-4Bが墜落。乗員負傷2名。
- 昭和59年10月17日 UH-1N 片瀬で墜落。乗員重傷2名。
- その他、部品落下事故が数件。
上見附駅
[編集]歴史
[編集]- 1915年(大正4年)2月14日 - 浦瀬 - 栃尾が栃尾鉄道として開通したことに伴い開業。当時の初代駅舎は刈谷田川の南岸、現・見附市双葉町地内に存在した[3]。
- 1919年(大正8年)12月25日[注釈 1] - 駅舎を市街地寄りに移転。旧駅付近後節(スイッチバックと刈谷田川橋梁)のような事情で、この当時もまだ刈谷田川の南岸にあったが[3]、河川改修後は同川の北岸側となる。
- 1965年(昭和40年) - 道路建設に伴い、駅が南側へ約40m移動[4]。駅舎も移転し、三代目となる。
- 1973年(昭和48年) - 当駅から栃尾駅の区間が廃止。これに伴いスイッチバックが解消された。
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 全線廃止に伴い廃止。
スイッチバックと刈谷田川橋梁
[編集]当駅は耳取[注釈 2] - 明晶中間のカーブ上に位置したとする資料も存在するが[3]、実際のところ、開業直前に実施された臨時株主総会により計画が修正され、スイッチバック駅として開業した。
「大正三年八月廿三日の臨時株主総会に於て、新保より長岡市迄線路延長が決議されて新計画を建てるに至った。当時の書類により鉄道線路の概要を摘記すれば左の如し。
(中略) 而して線路は下長岡停車場より(中略)北谷村大字名木野に至り上見附駅に達す。同駅はさきに名木野本村の入口の方に設置する計画なりしも、見附町方面多数旅客の利便と会社営業上の利害とに省み、同方面に接近せる場所を選定せり。而して同駅は刈谷田川の流域に障害せられ普通の設計に拠り難きを以て引込線(スヰッチバック)とし且つ列車の保安上の設備を全からしめん為め連動装置を施すことと施せり。 抑も本線の地勢は長岡市より当駅迄は概して水田の平坦地なるも当駅より東南栃尾迄は地形起伏し線路の勾配漸く急なり、之に因りて築堤切取の土量甚だ多く工事の費額前区域の比にあらず、即ち上見附駅を去り刈谷田川の沿岸低地の築堤頗る高く北谷村大字明晶に至りては、同地と上北谷村本明の境に横わる観音坂の高地を開削して上北谷村大字太田の平地に達し太田停留場に入る。」 |
—小川金治郎 著 『小林友太郎翁伝』p.86 |
「本鉄道発起目論見書には起点古志郡富曽亀村大字新保より終点栃尾町に至る迄延長11哩20鎖に対し、資本金★途中★」 |
—栃尾鉄道株式会社 著 『栃尾鉄道案内』追補「栃尾鉄道株式会社沿革概要」p.5 |
つまり、後の移転を前提とした仮の駅舎を暫定的に設置した。これが初代の上見附駅である。
- ^ a b “藤沢市地域防災計画”. 藤沢市防災安全部防災政策課. p. 569 (2021年10月13日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ “III 米軍の事件・事故” (PDF). 神奈川県. 2022年3月31日閲覧。
- ^ a b c 『懐かしのトッテツ(栃尾鉄道)』, p. 55.
- ^ 『懐かしのトッテツ(栃尾鉄道)』, p. 56.
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