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永田春水

永田春水(ながたしゅんすい、1889-1970は、大正-昭和時代の日本画家。茨城県生まれ。本名・永田良亮。

荒木寛畝(かんぽ)に師事。東京美術学校(現東京芸大)入学、卒業後、大正2年国華社に入社し、「国華」の編集にあたった。文展、帝展などの官展を中心に活躍、如春会を主宰。米フィラデルフィア万国博覧会にも日本画代表として出品、金盃を受賞した。作品は米フィラデルフィア美術館の所蔵となった。また、政府買い上げ作品も、多数ある。作品は、茨城県近代美術館、国立近代美術館、目黒雅叙園はじめ、フィラデルフィア美術館、ロンドン日本大使館など海外にも所蔵されている。また、お茶の水女子高等師範、附属高等女学校で日本画科講師として教壇に立ち、後進の指導・育成に励む。戦後、武蔵野市に居住して日展に出品と同時に、茨城県展日本画部 審査員、茨城県南美術協会会長となり、茨城県美術界の発展に寄与。昭和45年5月1日死去。81歳。 作品「露のひぬま」「薫苑麗日」「雪晴れ」。