利用者:IH1632/インターナショナルボウル

インターナショナル・ボウルは2007年から2010年までカナダ・トロントにて行われていたNCAAのカレッジフットボールのボウル・ゲームである。通常のボウル・ゲームはアメリカで行われるが、アメリカ国外で行われるのは1937年1月1日にキューバにて行われたバカルディ・ボウル（英語版）以来である(詳しくはリスト（英語版）を参照)。4年間行われたこの試合は、ビッグ・イースト／ミッド・アメリカン（英語版）(MAC)各カンファレンスから選出された。

歴史

2003年のSARS騒動で苦しんだ観光分野を救うべく、トロントにてボウル・ゲームを行う旨のパートナーシップが組まれ^[要出典]、NCAAは代わりにサンディエゴにてポインセチアボウル開催を認可したが、2005年に改めてトロントへの招致が成功。2006年シーズンの最後にインターナショナル・ボウル開催が決まった。

主催者はビッグ・イースト・カンファレンスとミッド・アメリカン・カンファレンス（英語版）（MAC)の2チームの出場を決定。両カンファレンスともアメリカの中西部/北東部(ビッグイースト在籍のサウスフロリダ大（英語版）を除く)にそれぞれ大学が存在していた。ビッグイーストメンバーのシンシナティ大（英語版）は以前はMACメンバーであった(逆に、後にビッグ・イーストメンバーとなるテンプル大（英語版）は当時MACメンバーであった)^[1]。

2009年大会（英語版）ではMAC王者のバッファロー大（英語版）が学内初のボウル・ゲーム出場となった(1958年のタンジェリン・ボウル（英語版）に招待されたが、アフリカ系アメリカ人選手の出場禁止を理由に却下した経緯がある)^[2]。

2009年大会終了時点でビッグイーストのBCSメンバーが契約を更新しなかったため公式に大会の終了が決まった。大会の再開も望まれたものの、諸事情がありビッグイーストはピンストライプ・ボウル（英語版）との契約を決定^[3]。MAC参加チームはヒューマニタリアン・ボウル（英語版）参加という形で相続となった。

4度行われたゲームはビッグ・イーストチームがMACチームを18点以上の差をつけ圧倒(ただし第1回大会のみ3点差である)した。

開催地

インターナショナル・ボウルはロジャース・センターで開催。カナダでアメリカンフットボールのルールの下プレーしていたのは2001年、当時カナディアンフットボールルールの下プレーしていたシモン・フレイザー大学（英語版）のフットボールチーム（英語版）がNAIA (カレッジフットボール)（英語版）に所属していたとき以来である。

トロフィー

インターナショナル・ボウル勝者にはロゴをあしらったデザインのトロフィーが贈られた。トロフィーの後ろにはカエデがあしらわれ前方右にはクリスタルのフットボールセットがつけられたデザインであった。

＝＝＝試合結果===

日付	勝利チーム		敗戦チーム		来場者数
2007/1/6	シンシナティ大（英語版）	27	西ミシガン大（英語版）	24	26,717
2008/1/5	ラトガース大（英語版）	52	ボールステイト大（英語版）	30	31,455
2009/1/3	コネチカット大（英語版）	38	2008年のバッファロー・ブルズ・フットボールチーム（英語版）	20	40,184
2010/1/2	サウスフロリダ大（英語版）	27	ノーザンイリノイ大（英語版）	3	22,185

^ “Temple joining Big East; football to start in 2012”. ESPN.com (March 7, 2012). 2024年7月9日閲覧。
^ “OTL: All Or Nothing”. ESPN.com. 2024年7月9日閲覧。
^ “International Bowl canceled after four years”. ESPN.com (March 25, 2010). 2024年7月9日閲覧。

[1] “Temple joining Big East; football to start in 2012”. ESPN.com (March 7, 2012). 2024年7月9日閲覧。

[2] “OTL: All Or Nothing”. ESPN.com. 2024年7月9日閲覧。

[3] “International Bowl canceled after four years”. ESPN.com (March 25, 2010). 2024年7月9日閲覧。

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