コンテンツにスキップ

利用者:Honmokujin/sandbox

大西恒樹(おおにし つねき、1964年2月29日)は日本の政治家、思想家。政治団体フェア党代表。


来歴

[編集]

東京都荒川区南千住出身、私立巣鴨学園中学、高校を経て上智大学外国語学部英語学科に入学。在学中に米国シアトル大学へ政治力学専攻で留学。

1986年、大学卒業後、JPモルガン銀行(現JPモルガン・チェース)銀行入行。資金部為替ディーラー。1991年バンカース・トラスト銀行(現ドイツ銀行)に入行。1996年株式会社インフォマニア設立、同代表取締役。2004年、横浜市青葉区にナポリピッツァの店「ピッツェリア・マルターノ」をオープン。約1年半ほど自らピッツァを焼いていた。2011年政治団体設立後、団体名をフェア党に改称、同代表。


活動

[編集]

国政選挙

[編集]

2017年第48回衆議院選挙に神奈川8区から出馬。5518票で落選。 2019年第25回参議院選挙にれいわ新選組公認として比例区で出馬。山本太郎、蓮池薫に次ぐ19,842票で落選。 2021年第49回衆議院選挙に神奈川4区から立候補表明。


命の選別発言と除名

[編集]

命の選別発言と除名 2020年7月3日に自身のYouTubeチャンネルでのライブ配信[1]での「命の選別」発言が問題となり、7月16日にれいわ新選組から除名処分を受けた。

党内から障害者に対する優生思想の持ち主と糾弾されたが、障害者に対する発言は一言も行っていない。動画の発言の主旨は、新型コロナに対する政策やその他の政策において、高齢者の命を守るために若者たちの時間と労力をどこまで費やせばいいのか冷静な議論と選択が必要というものだったが、「選別」という言葉を使ったため、各方面から批判を浴びた。

7月17日に開いた自身の会見で謝罪を撤回、改めて主旨説明を行った。[2]


主張

[編集]

借金でお金を発行する信用創造が世界の問題の根源であると主張し、誰の借金でもないお金を政府が発行する「政府通貨」(政府紙幣)の発行を主張。[3]将来的にはブロックチェーンなどを使い、個人がお金を発行し、お金が時間と共に腐る時代が来ると述べている。MMT(現代貨幣理論)に関しては、政府が財政破綻しないことについては同意するが、だからと言って政府が借金でお金を発行し続ければ良いというものではないとし、MMT派には与しない。

その理由として、以下の二点を挙げている。 1.もはや返せない借金(返すとお金が消えるため)を借金にし続けるのは欺瞞である。 2.無理矢理借金し続けることによって膨大な利息が発生し、それが格差を拡大し続けている。 ただし、信用創造によるお金の発行が続く限り、政府の借金は当然の帰結である。財政再建するぐらいなら、政府が借金を増やし続けてお金を使うべきという積極財政派。


日本経済の停滞の最大の原因は1985年のプラザ合意以降の失策にあると主張。[4]二倍以上の円高に一気に振れたことにより、強烈な内外価格差が発生し、日本人の給料が国際的に二倍以上になる中、国際競走力を保つために無理なコストカットをし続けたことが、日本人の給与がほとんど上がらなかった原因。それで稼ぎ続けた世界一の対外純資産は海外に投資され、日本人には全く恩恵がないという状況は「世界一のお金持ち国の悲劇」であるとする。問題の本質は、戦後復興の成功体験にとらわれ、いつまでも輸出主導型の経済構造に固執し続けた思考停止にあると指摘している。


インフラは本来民営化すべきではなく、再公営化を主張する。[5]


消費税はゼロが当たり前とする。[6]


憲法改正には反対。理由は現政権では現行憲法を超える「人間の普遍的な真理に根ざした改正」は不可能であるためで、憲法を絶対に変えてはいけないという立場ではない。ただし、憲法9条(日本国憲法第9条)に関しては世界平和の礎として堅持の立場。


著書では土地の公有化も具体的に主張している。[7]。これにより、膨大な住宅ローンと、それに伴う利息を駆逐するとしている。利息や地代などの不労所得はフェアではなく、「7つの社会的罪(七つの大罪)」の一つとして「労働なき富」を挙げていたガンジーの思想と共通点が見受けられる。


著書

[編集]

・『希望~日本から世界を変えよう』自費出版 2013

・『私が総理大臣ならこうする』白順社 2018


脚注

[編集]
  1. ^ 「正しさ依存症」とそれを生み出す教育について(Live配信2020/7/3)-YouTube
  2. ^ 大西つねき記者会見中継(Live配信2020/7/17)-YouTube
  3. ^ 大西つねき「私が総理大臣ならこうする」(白順社)P90
  4. ^ 大西つねき「私が総理大臣ならこうする」(白順社)P32
  5. ^ 大西つねき「私が総理大臣ならこうする」(白順社)P126
  6. ^ 大西つねき「私が総理大臣ならこうする」(白順社)P132
  7. ^ 大西つねき「私が総理大臣ならこうする」(白順社)P173


外部リンク

[編集]