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金沢靖（かなざわやすし、1943年9月17日-）は、日本の写真家。本名は金澤靖。新聞、雑誌、テレビコマーシャルなど広告写真を中心に活動する。株式会社クオレ・ア・ドマーニ所属。

略歴

1943年東京生まれ。1966年日本大学法学部法律学科を卒業後、写真を学ぶため東京ビジュアルアーツに入学。1968年に卒業しアートセンターに入社。 1969年、写真家・加納典明の事務所を仮事務所としていた写真家・下里幸夫に師事し、特に加納典明の影響を受けた。 1970年に第10回APA賞（日本広告写真家協会賞）を受賞。フリーランスとなった後、広告写真、テレビCFのカメラマンとして、ファッションモデル、俳優、歌手などにとどまらず、ダンサー、作家、音楽家、ピアニスト、映画監督、芸術家、大学教授、政治家、スポーツ選手、落語家、テレビタレントなど、幅広く多職種の人物を撮影する。 1983年、ACC（全日本CM協議会-現：全日本シーエム放送連盟）話題賞受賞。1986年、マガジンハウスの雑誌「ターザン（Tarzan）」の創刊より連載企画「男と女の2WAYマッサージ」を担当し、1988年に写真集『男と女の2WAYマッサージ』（高橋享との共著）を出版。以降、広告写真の撮影と並行して自らの作品集を精力的に制作。1992年ヘアヌード論争冷めやらぬ中、写真集『LOVE is LOVE』を出版した。 90年代の後半より、それまでの男女の肉体美の表現とは別に、環境問題を意識した自転車をテーマにした作品の制作に取り組み、「自転車のある風景」と題して3冊の写真集を出版した。このシリーズは2008年にプロデューサーが急死したことにより、『自転車のある風景』第4集（二見書房）の出版を目前に控えた11月に中止となった。広告写真ではメディアの変化にともない2004年頃よりインターネット向けの写真にシフトして行った。 2017年には電子版写真集『LOVE』（シエルデザイン）の発行を10月に予定していたが、肖像権の問題により発売を断念した。