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アリアケギバチ(有明義蜂、Tachysurus aurantiacus)は、九州西部に固有のナマズ目ギギ科。長らく近縁のギバチと同種とされてきたが、比較的近年に再記載され、別種とされた[1]

名称

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学名 "Tachysurus aurantiacus"の属名 "Tachysurus"はギリシャ語tachys(速い:タキオンなどと同語源)+ギリシャ語oura(尾)、ラテン語aurantiacus(橙黄色の)に由来する[2]。これは黄色みがかった本種の色彩を表していると考えられる。ちなみに記載時の学名は "Bagrus aurantiacus"だが、この属名はスペイン語 "bagre"(ナマズ)に由来する[2]。和名「アリアケギバチ」は「有明地方の」「ギバチ」の意であると思われるが、後述の「分布」の項からもわかるように本種は有明海沿岸のみならず九州西部全域に分布する。そもそも本種は1990年代まで東日本に分布するギバチと同種とされていたが、「ギバチ」の名は「ギイギイと鳴くハチ」すなわち本種が胸鰭の棘を擦り合わせてギーギー音を立てること、胸鰭および背鰭に存在する棘でハチのように刺すことに由来していると考えられる。歴史的に日本産ギギ科魚類の和名には大きな混乱があり、その詳細は青柳兵司『日本列島産淡水魚類総説』に詳しいが、その背景にはそもそも「ギギ」や「ギバチ」といった名称がギギ科魚類を指す地方名として日本全国で用いられており、ギギ類の分類にも変遷があったため、こうした名称を標準和名としてギギ類に充てる際に混乱が生じたと思われる。松原(1963)ギギ Pelteobagrus undiceps (SAUVAGE) ギバチ Pseudobagrus aurantiacus (TEMMINCK et SCHLEGEL)[3]

分布 

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日本固有種である[4]九州では全県に分布しており、真の九州固有種ともいえる。九州にはほかにギギTachysurus nudicepsも分布しており、同所的に分布することはない。ギギが遠賀川水系や周防灘流入河川といった瀬戸内地方と関わりの強い水系に分布しているのに対し[5][6]、アリアケギバチはそれ以外の九州の主要な水系に分布している。具体的には、福岡県博多湾流入河川(室見川では絶滅か[7])、有明海流入河川(筑後川水系、矢部川水系)、佐賀県日本海流入河川(松浦川水系など)、有明海流入河川(嘉瀬川水系など)、長崎県:有明海流入河川、大村湾流入河川(佐世保市からは絶滅[8])、壱岐島(絶滅か[4][9])、大分県筑後川水系、熊本県:筑後川水系、菊池川水系、緑川水系、球磨川水系(絶滅か[10])、鹿児島県川内川水系、錦江湾流入河川(甲突川など)、宮崎県五ヶ瀬川水系(移入と考えられる[11][12]大淀川水系などが産地として知られる[9][5][13][14][15][16][17][10][18][19]。かつてギバチと同種とされていた時代には、ギギやネコギギの分布域を挟んで東日本と九州に不連続分布するとされていた[20]。本種はシーボルトコレクションに基づいて記載され[21]タイプ標本は長崎近郊で得られたものと考えられている[22]

形態

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口髭が4対あり、大きな脂鰭を持つ。尾鰭後縁の切れ込みは浅く、臀鰭軟条数は19 - 21本であることなどが特徴。成魚は25cmほどまで、稀に30cmまで成長する。幼魚期は、黒と白のマーブル模様が美しい。この模様は、成長するにつれて薄れるものの、ある程度残る。

生息環境

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分布域では水質の良い河川上・中流域を中心として、周辺の水路やクリークなどにも生息する。特に昔ながらの植生や環境変化に富んだ水路は本種の重要な生息地となっている[23]。ただし、現在ではクリークの環境悪化により本種が生息できるクリークは激減している。浮き石や石垣、水草・ヨシなど障害物の多い環境を好み、パイプや空き缶、空き瓶など、人工物も隠れ家として利用する。淀みになっているところの石の下やヨシの隙間などに多い。

生態

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水質の良い河川の中流域に生息する。夜行性で、夜は活発に泳ぎ回るが、昼は岩の下や水草の間に潜み、あまり動かない。雑食性で、小魚や水生昆虫を主に食し、また、岩に付着した藻類なども食べる。

地方名

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本種はその特徴的な外観と、かつては子供でも釣りなどで比較的簡単に捕獲することができたことから多くの地方名が存在している。以下にその例を挙げると、鰮絲魚(ぎぎう、福岡県)[24]、ぎゅうぎゅう、とらぎゅう(福岡県)[25]、ぎぎゅう、ぎんぎゅう。ぎゅうぎゅう、ぎんぎょ、ぎんぎょばち、きんぎょばち、ぎぎょ、しゃち、へぶいぎんぎょ(いずれも佐賀県)[26]、ギギ(佐賀県鹿島市)、ギュギュウ(大分県)[27]ゲギュ(宮崎県)[28]などがある。「ぎぎ、ぎぎゅう」系統の地方名は本種を摑むと胸鰭の骨を擦り合わせてギュウギュウ音を立てることから[29](ギギと同系統)、「ぎんぎょばち、きんぎょばち」系統の地方名は本種が背鰭・胸鰭の棘でのように刺すことから(ギバチと同系統)、また「とらぎゅう」などの地方名は本種の(特に幼魚に顕著な)黒と黄色の特徴的なマーブル模様に由来していると考えられる。いずれにせよこうした地方名はギギ類(ゴンズイなどもこうした呼称で呼ばれることがある[30][31])を指す呼称として全国的に見られる[32][33][34][35][36][37][38][39][40]。本州などではギギ類と生息域がしばしば重複する類似のアカザ Liobagrus reiniiをアカザス(赤刺す)、ギギ類をクロザス(黒刺す)などと呼んで区別することがあるが[41][42][43]貝原益軒筑前国続風土記』でぎぎう(黄赤二種有)と書かれている[44]のがそれぞれギギ類とアカザに相当すると考えられるものの[24]、しばしば誤認されることもあったと考えられる[13]。九州でのアカザの地方名と考えられるものとして、他にててふり(手々振り、福岡県)[45][46]やあかなまず、うまんくそぎんぎょ[47](佐賀県、ただし佐賀県においては断片的な記録しか存在しない[48][49])アカバチ、アカギュウギュウ(大分県)[50]などが存在し、特に「アカ~」系統の地方名はアカザのことを指している可能性が高い。また、九州にはギギとアリアケギバチの2種が生息するが、分布域が重複することはないため、これらの2種は特に区別されてはいなかったものと考えられる。

利用

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ギギ同様、煮つけ、フライ、てんぷらなどにして食される[51]。また、背開きにして蒲焼き、飴炊きなどにもされていたとされる[52]。また、薬用としても用いられ、解熱などにも効果があるとされていた。

保全状態評価

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本種は九州全県のレッドリストで絶滅危惧種に選定されており、その存続が危ぶまれる。以下に列挙すると、福岡県レッドデータブック2014で絶滅危惧IB類[53]、佐賀県レッドリスト2016で絶滅危惧I類[48]、長崎県レッドリスト2022で絶滅危惧IB類[54]、大分県レッドデータブック2022で絶滅危惧II類[55]、熊本県レッドデータブック2019で絶滅危惧II類[56]、鹿児島県レッドリスト(2015年度改訂版)で絶滅危惧I類[57]、宮崎県レッドリスト(2020年度改訂版)で絶滅危惧IA類[58]、環境省レッドリスト2020で絶滅危惧II類[59]に選定されている。すでに壱岐島や長崎県佐世保市、福岡県室見川水系、樋井川水系、熊本県球磨川水系などからは絶滅したといわれ[60][7][8][10]、宮崎県大淀川水系でも分布域を大幅に退縮しているとされる[13]。現在でも河川環境の変化や改修の影響を受けやすい中小河川を中心に本種の減少が続いている可能性が高い。本種は近縁種のギバチと同様に、河川改修や水質汚濁などの影響を受けやすいため、個体数と生息地を減らしている。特に本種が好む浮き石や障害物、植生のあるような変化に富んだ中流部の河川環境が失われつつあることが原因として大きい。菊池川水系など一時期激減したのちに個体数が回復した水系もあるが[10]、近年では後述するように近縁種のギギの侵入によって激減している水系も存在し、予断を許さない状況である。日本産ギギ科魚類では本来東日本にギバチ、本州・四国・九州の主に瀬戸内地方にギギ、東海地方にネコギギ、九州西部にアリアケギバチが生息し、明確な異所的地理分布を示すが[61]、近年ではそれぞれの分布域外への人為的な移入が数多く起こっており、アリアケギバチやギバチの移入も知られるものの[12][62][63]、特にギギの移入が各所で見られる[64][65][66][67][68][69][70][71][72][73][74][75][76][77]。これらのギギの多くは琵琶湖産のアユ種苗に混入したものと考えられ[5][78][77]、筑後川水系や川内川水系などではギギの侵入によってアリアケギバチが減少している[14][79]。筑後川水系ではギギ侵入以前には一度減少したアリアケギバチの個体数が回復傾向にあったとされるが[80][13]、ギギの侵入が深刻化して以降本流・支流の多くの地点でギギとの置き換わりが急速なスピードで進み、現在ではこの水系のアリアケギバチは支流の上流部に追いやられて極めて危機的な状況である[14]。また、球磨川水系ではかつて生息したとされるアリアケギバチが減少したのちにギギが侵入し置き換わったのか、あるいはギギの侵入によってアリアケギバチが絶滅したのかは定かではないが[13]、現在ではアリアケギバチの姿を見ることはできない[56]。ギギは日本産ギギ科魚類の中では最も大型化し、攻撃性も強いため[81]、アリアケギバチは餌資源や生息場所をめぐる競合により減少しているものと思われる。同様の現象は東海地方のネコギギや東日本のギバチでも懸念されており[81][76]、国内外来種としてのギギの侵入は在来のギギ科魚類の保全上大きな問題となっている。また、近年では関東地方で大陸産のコウライギギ Tachysurus fulvidraco(特定外来生物)が侵入しており、交雑問題など在来のギギ科魚類に及ぼす影響は大きいと推測されている[82][83][84][85]

脚注

[編集]
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  2. ^ a b 中坊徹次・平嶋義宏『日本産魚類全種の学名 語源と解説』東海大学出版部、2015年、83頁。 
  3. ^ 松原喜代松「ギギ科」『魚類の形態と検索』石崎書店、東京、1963年、313-314頁。 
  4. ^ a b 藤田朝彦 著「アリアケギバチ」、細谷和海 編『日本の淡水魚』山と溪谷社、2015年、202頁。 
  5. ^ a b c Mizoiri S., Takeshita N., Kimura S. and Tabeta O. (1997). “Geographical Distributions of Two Bagrid Catfishes in Kyushu, Japan”. SUISANZOSHOKU 45 (4): 497-503. 
  6. ^ 福岡県の希少野生生物 RED DATA BOOK FUKUOKA "ギギ"”. 福岡県. 2024年7月12日閲覧。
  7. ^ a b 日比野友亮 (2024). “九州大学で発見された木村清朗氏による室見川魚類目録 ならびに博多湾流入河川の淡水魚類標本”. 九州大学総合研究博物館研究報告 21: 1-16. 
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  9. ^ a b 細谷和海 著、中坊徹次 編『日本産魚類検索 全種の同定』東海大学出版会、秦野、2013年、1822-1823頁。 
  10. ^ a b c d 熊本県希少野生動植物検討委員会 編『改訂・熊本県の保護上重要な野生動植物-レッドデータブックくまもと 2009』熊本県環境生活部自然保護課、2009年、302頁。 
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