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利用者:Eugene Ormandy/sandbox21 新専業主婦

新専業主婦とは、である。「新・専業主婦」とも表記される。

概要

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1998年厚生白書で「新・専業主婦志向」[1]

「男は仕事と家事」「女は家事と趣味(的仕事)」という新たな性別役割規範

女性誌『VERY』の女性が典型例[2]

高学歴の専業主婦が対象 今までの主婦向け雑誌には不満

4大婦人雑誌体制の崩壊(90年大前半)

少女がそのまま大人に 生活感消える でも母親役割は否定されない

VERYに登場する幸せな専業主婦たちの姿は、「新・専業主婦志向」を体現している。

女性誌『VERY』にみられる新・専業主婦志向

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『VERY』以前の女性雑誌は、性別役割分担に沿ったもので、〇〇のような女性たちにとっては不満であった

新・専業主婦志向

新・専業主婦志向への批判

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フェミニズムからの批判

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男性学からの批判

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多賀太は新・専業主婦志向について「〈男性の二重負担〉あるいは〈女性のおいしいとこどり〉ともいうべき分業形態の支持」と述べ、実際は〈女性の二重負担〉の方が跋扈しているとことわりつつ、父親の育児参加を求める声が、それだけで女性の就業を促すものにはならず、むしろ父親を精神的に追い込むものになりうると述べている[3]

新・専業主婦志向の者が抱く不満

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瓜生淑子は、母親たちを「専業主婦群」と「就労群」とに分類したのち、それぞれにおいて「家庭専業型」「新・専業主婦」「(仕事と育児の)両立」のうちどのライフスタイルを望むかによって母親たちをさらに3派に分類し、ーに関するアンケートを行い「新・専業主婦」を望む母親たちの傾向を探った[4]

まず、実際に専業主婦である者のうち「新・専業主婦」のライフスタイルを望む者は、その他のライフスタイルを希求する専業主婦と比べ、育児を楽しめず、子どもへの苛立ちや育児への負担感が高く、親となったことの確信がなかった。ただ、「視野狭窄」の質問に見られる生き方への葛藤についてはさほど強くなかった[4]。就労群については、3派の平均値の比較からは理想のライフスタイルによる違いが専業主婦群ほどには顕著に見られなかったとしつつ、「新・専業主婦」を望む就労群の母親は、同じく「新・専業主婦」を望む専業主婦と似た傾向にあるが、育児の社会的価値づけについては専業主婦群の「新・専業主婦」派のようには低くはなかった[4]

見えない不満 「やりたいこと」にこだわり、それがうまくいかない現状に不満を抱える「新・専業主婦」派の不満についてニート問題との連関を示唆し、「やりたいこと」を押し付ける社会を批判[4]

脚注

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  1. ^ 厚生白書(平成10年版)|厚生労働省”. www.mhlw.go.jp. 2020年2月19日閲覧。
  2. ^ 石崎裕子「女性雑誌『VERY』にみる幸福な専業主婦像」『国立女性教育会館研究紀要』第8巻、2004年、61-70頁。 
  3. ^ 多賀太「性別役割分業が否定される中での父親役割」『フォーラム現代社会学』4(0)、2005年、48-56頁。 
  4. ^ a b c d 瓜生淑子「就学前児をもつ母親の育児意識の調査研究から : いわゆる「新・専業主婦」層の特徴分析を中心に」『奈良教育大学紀要 人文・社会科学』54(1)、2005年、69-82頁。