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利用者:Eugene Ormandy/下書き1

テスト

コンコーダンサーとは、検索語を行の中央に置き、左右に文脈を配置するKWIC (KeyWord In Context) という形式で検索結果を表示するプログラムである[1]コーパスの分析に活用される[1]コンコーダンサとも表記される[2]

沿革

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前史

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キーワードを中心に配置し、その前後の文脈を記載した「コンコーダンス」の作成は、13世紀のラテン語ブルガダ訳聖書のコンコーダンス編纂にまで遡る[2]。また、電子テキストを対象としたコンコーダンスの作成は1951年に初めて行われたと言われている[2]

誕生

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コンピュータでコンコーダンスを作成できる「コンコーダンサー」が登場したのは1980年代とされる[2]

評価

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赤瀬川史朗は、コンコーダンサーと紙に出力されたコンコーダンスを比較して、以下のように述べている[2]

コンコーダンサが紙に出力されたコンコーダンスよりも優れている点は2つある。1つは、キーワードの前後で並べ替えができる点である。並べ替え機能を利用することで、コンコーダンスを分析する能力は飛躍的に高まった。もう1つは、共起語を指定して検索することで、キーワードの特定の振る舞いに照準を当てることができる点である。(略)コンコーダンサでは、表層形、レマ、品詞を自由に組み合わせ、そこに語数指定も加えた上で検索することができるようになっている。このような高度な検索機能は、コンコーダンサのツールとしての最大の強みといえる。

赤野一郎と井上永幸は、KWICコンコーダンスにより、辞書編纂において以下の作業を正確かつ効率的に行うことができると指摘している[1]

  • 検索語の相対的頻度を評価する
  • 検索語の主な意味を認定する
  • 認定されたそれぞれの意味について定義をつくる
  • 検索語を含む頻度の高い句・表現を認定する

脚注

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  1. ^ a b c 赤野、井上 2018, p. 6.
  2. ^ a b c d e 赤瀬川 2018, p. 259.

参考文献

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  • 赤瀬川史朗「辞書編纂に関わるコーパスツール」『英語コーパスシリーズ 第3巻 コーパスと辞書』、ひつじ書房、2018年、247-274頁、ISBN 978-4-89476-713-3 
  • 赤野一郎、井上永幸「コーパスは辞書編纂にいかに寄与したか」『英語コーパスシリーズ 第3巻 コーパスと辞書』、ひつじ書房、2018年、1-41頁、ISBN 978-4-89476-713-3