利用者:Daraku K./sandbox38
チョコQ助(チョコキューすけ)は、青森県八戸市の有限会社しんぼりが2021年より製造販売する、南部煎餅から派生した菓子である。
概要
[編集]割れたゴマ入りの南部煎餅にチョコレートをかけたもので、南部煎餅のさくさくした食感と、煎餅の塩味とチョコレートの甘味が特徴となっている。 商品名は、かねてから業界内で使われていた割れたり欠けたりした煎餅を指す「久助」が由来となっている[1][2]。
誕生の経緯
[編集]昭和30年代創業の有限会社しんぼりは主に南部煎餅や和菓子を製造し、八食センター内の直営店や土産店などで販売していた。しかし新型コロナウイルス感染症の世界的流行により土産用の南部煎餅の売上がほぼゼロとなり、特に南部煎餅は業界では後発ということもあり顧客層を観光客向けに絞っていたため、南部煎餅の生産ラインは休止を余儀なくされた[1]。
南部煎餅の生産を担当する従業員を休ませている中でただ一人出社していた主任の社員が地元での需要を狙い、新たな商品の開発を模索し始める。 社内で商品開発用に保管されていたチョコレートに着目し、チョコレートの量や煎餅の材料配分など試行錯誤を繰り返し、2021年3月に商品化にこぎ着け、200袋を直営店で売り出したところその日のうちに完売した[1]。当初は手作業で不定期に製造されていたが、評判が口コミやSNSなどで広まり、人気商品となったことから同年秋に生産ラインが組まれた[3]。 2023年2月には第2工場を新たに開設。2022年7月に猛暑の影響によりチョコレートが固まらず2か月生産を休止するアクシデントに見舞われた[3][4]ことから冷却設備の強化も図られている。4月からは通信販売も開始された[5]。なお、新工場稼動後も品薄状態は続いており、店舗では入荷のたびに個数制限が設けられているほか、インターネット上では高額での転売も行われている[5][2]。
派生商品
[編集]- 白いチョコQ助
2023年10月4日より販売。バター風味の南部煎餅にホワイトチョコレートをかけたもの[6]。
- QSUKE PREMIUM
割れていない丸型のチョコQ助。しんぼりが八食センター内に2024年2月8日に開店した創作南部煎餅専門店「BEILAB」の限定商品[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c “チョコがけ南部せんべい「Q助」、売り切れ続出のヒット…コロナ禍の窮地救う”. 読売新聞オンライン (株式会社読売新聞東京本社). (2022年6月2日) 2024年11月27日閲覧。
- ^ a b “「これほど売れるとは…」売り切れ続出?青森県民に大人気の“チョコQ助”とは”. ATV (株式会社青森テレビ). (2024年2月7日) 2024年11月27日閲覧。
- ^ a b “暑くてチョコが固まらない…青森で人気の南部せんべい「Q助」が生産休止 製造元に実情を聞いた”. FNNプライムオンライン (株式会社フジテレビジョン). (2022年7月1日) 2024年11月27日閲覧。
- ^ “人気のチョコQ助、9日販売再開 しんぼり(八戸)、今後は暑さ対策も”. デーリー東北デジタル (株式会社デーリー東北新聞社). (2022年9月9日) 2024年11月27日閲覧。
- ^ a b “南部せんべい人気商品「チョコQ助」、工場新設で増産へ…それでも「なかなか入手できない」”. 読売新聞オンライン (株式会社読売新聞東京本社). (2023年5月11日) 2024年11月27日閲覧。
- ^ “約1時間で即完売!大人気で売り切れ続出の「チョコQ助」に新たな「白い」仲間!バター香る『白いチョコQ助』とは?”. ATV (株式会社青森テレビ). (2023年10月5日) 2024年11月27日閲覧。
- ^ ““チョコQ助”がプレミアムに進化!チョコQ助×パフェ、せんべいバーガー…新しいお煎餅に出会える店がオープン「BEILAB(ベイラボ)」”. ATV (株式会社青森テレビ). (2024年3月17日) 2024年11月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
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