利用者:Damena/私論 20161230
多重アカウントについての大原則(古典的な文章より)
[編集]ジンボ・ウェールズは次のように述べています。「多重アカウントを明確に禁止する方針はないけど、よっぽどの理由がない限り、基本的にはあまり関心できる行いとは思われていません」[1]。
このように多重アカウントは一切禁止すべきと考える利用者もいた一方で、適正に使用されているならば問題ないと考える利用者も存在していました[1]。
慣例的に、もし多重アカウントを使用する場合は、それらが同じ人物によって使用されていることがすぐに判断できるように、それぞれのアカウント相互にリンクを貼ることが推奨されます[1]。
事例A
[編集]慣例的にウィキペディアでは、ユーモラスなアカウントが大目にみられてきた歴史があります[2]。
ナンセンスなアカウントや、ナンセンスなアカウントによる新記事の作成もときに容認されていたことも事実です[3][4]。
事例B
[編集]特定の社会でよく知られている人物は、その関心の範囲や投稿履歴から本人が同定されてしまうかもしれません。例えば、ある分野で有名な専門家は、この分野の記事への投稿と、専門分野ほどには関心の強くない分野の記事への投稿を関連づけられたくないと思うこともあるでしょう[1]。
とりわけ利用者の中には、特定の社会的地位に属さないことをもって、偏見をもたれることを恐れている者もいるでしょう。種々の事情により多くを語りたくないとき、多重アカウントを用いることだってあるかもしれません[5]。
複数アカウントを保有する編集者は、編集で制裁を受ける恐れがあると考えたら、チェックユーザーに通知しておくことを考慮すべき[2]とされています[6]。
終わりに
[編集]日本語版ウィキペディアのみなさまへ
このページは、外部サイトでのコミュニティにおいて2016年12月28日に皆様よりご指摘いただいたご意見をうけて、日本語版ウィキペディアの利用者Damenaの意見をまとめたものです。
この利用者には、利用者:GU9udoy6Kgをはじめ、複数のWikipedia:多重アカウントが存在します。それらの一部が、利用者:Damenaから直接ひも付けが未実施の状態であったり、過去の悪ふざけが容認された時代を誇張したアカウントになっていたりして、現在の状況とは大きく違うところがあります。
最近、このようなアカウントの運用は「故意にアクセス困難な状態にしている」「模倣する利用者が増加したときの確認の負担の増加」につながるとの指摘がなされています。そのような副アカウントが作成された当時、この利用者には方針を悪用する意識はなく、副アカウントであることの明示も怠らなかったと思いますが、今日、こういう副アカウントの存在が問題と感じる人がいる以上、その声には真剣に耳をかたむけねばなりません。 もちろん私たちは、あらゆるソックパペット行為に反対し、アカウントの不正使用がなくなるよう努力していきます。しかし、すで作成されたアカウントは技術上の制約から消去することは不可能であり、過去の編集に手を加え内容を変えることは、いっそう編集履歴を追いにくくすることにもなりかねないと同時に、この問題を考えて行くうえで適切な処置ではないと思います。
この利用者が今、副アカウントを2016年現在も使用を継続いたしますのは、ウィキペディアの編集の根底に流れる「過去の履歴の尊重」「先入観にとらわれない純粋な執筆力の評価」などのテーマを広くコミュニティに訴えることに意義があると思うからです。
利用者のみなさまにも、このページに接するのを機会に、多重アカウントに対する考え方の、過去と現在の違いを把握され、そしてまた、この問題に対する理解をより深めていただければと考えております。
日本語版ウィキペディア/Damena(会話) 2016年12月30日 (金) 09:53 (UTC)
注
[編集]- ^ a b c d Wikipedia:多重アカウント/英語版20061130版(2006年12月9日 (土) 14:13 (UTC))
- ^ a b Wikipedia:多重アカウント/改定案20110303(2011年3月29日 (火) 03:17 (UTC))
- ^ 2010年の4月バカのトップページの記載(リンク)
- ^ Wikipedia:井戸端/subj/Wikipedia:削除された悪ふざけとナンセンス記事の編集について(2010年5月22日 (土) 10:58 (UTC))
- ^ 論争になっている記事を全面改稿するのは勇気がいるものです。
- ^ 事例Aは当時のチェックユーザに認知され突っ込みをいただいており、事例Bはログインしたままアカウントを作成するという手法により、双方向からのひも付けがなされています。