利用者:Csuzuki1231/ガンツ・クライネ・ナハトムジーク
ガンツ・クライネ・ナハトムジーク | |
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト | |
形式 | 弦楽三重奏 |
調、拍子 | ハ長調、 |
テンポ | {{{速度標語}}} 速度指定なし |
作曲年 | 1760年代半ば~後期 |
作品番号 | K. 648 |
プロジェクト:クラシック音楽 Portal:クラシック音楽 |
ガンツ・クライネ・ナハトムジーク (ドイツ語で『非常に小さな夜の音楽』を表す。ケッヘル番号:648番[1])は古典派音楽の作曲家であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)によって書かれた弦楽三重奏である。この曲が書かれたのは"1760年代の半ばから後半ごろ"とされている。この曲名はライプツィヒ市立図書館によって名付けられた。ライプツィヒ市立図書館は2024年9月に、この曲が再発見されたことを公表した図書館である。
概要
[編集]曲自体はモーツァルトが10代の若かりし頃に書かれた弦楽三重奏曲で、モーツァルトの最初のイタリア旅行の前に作られたようである。ライプツィヒ市立図書館によれば、この曲は「約12分の弦楽三重奏による7つの小楽章」で構成されており、バイオリン2本とバス譜表で書かれたハ長調の曲である。ケッヘル目録では「Ganz kleine Nachtmusik」と名付けられている[2]。
楽曲の再発見
[編集]クラシック音楽の研究者たちが、ケッヘル目録(モーツァルトが記録したすべての音楽作品の権威ある目録)の最新版を編集している最中、ライプツィヒの音楽図書館に所蔵されていたカール・フェルディナント・ベッカー・コレクションの中から、これまで知られていなかったこの曲の手稿を再発見した。研究者の報告によると、原稿は「中間の白色の手すき紙に焦げ茶色のインク」で書かれており、各パートは個別に製本されている。この手稿はモーツァルトが書いたオリジナルの手稿ではなく、1780年に作成されたコピーであると考えられていた[1][2]。
ドイツの音楽学者ウルリッヒ・ライジンガーは、ザルツブルクの国際モーツァルテウム財団の代表として、「この曲は、アリア、交響曲、ピアノ曲を中心に作曲していた当時のモーツァルトの他の作品と比べて珍しいものである」と述べている[3]。
2024年9月19日、再発見されたこの曲はオーストリアのザルツブルクで初演され、ドイツでは2024年9月21日にライプツィヒ歌劇場で初演された[2][4]。
2024年9月21日、Score ExchangeとSheetMusicDirectで、この曲の最初の出版楽譜(手稿のパート譜の模写に基づいている)が公開された。
脚注
[編集]出典
- ^ a b “"Ganz kleine Nachtmusik": Unbekanntes Mozart-Stück in Leipzig entdeckt”. Stadt Leipzig (2024年9月19日). 2024年9月19日閲覧。
- ^ a b c 「Previously unknown Mozart music discovered in German library」『The Guardian』2024年9月19日。ISSN 0261-3077。2024年9月19日閲覧。
- ^ “Unknown Mozart string trio discovered in Germany” (英語). France 24 (2024年9月19日). 2024年9月19日閲覧。
- ^ Volkszeitung (2024年9月21日). “Neues Mozart-Frühwerk in Leipzig aufgeführt - Andrang” (ドイツ語). www.lvz.de. 2024年9月21日閲覧。
[[Category:モーツァルトの室内楽曲]]