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利用者:Cory/適切な表記

概要

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対象読者を想定する

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Wikipedia は「百科辞典」ですが、では百科辞典はどんな時に読む(引く)かと考えてみると、次のような場合がありそうです。

  • 知らない言葉に出会ったとき、その言葉の意味を知りたいとき(ただし国語辞書等に載っていないもの)。
  • よく耳にする言葉だけれどその概要を知らず、調べてみたいとき。
  • 調べものの取っかかりが欲しいとき。

つまり専門知識を持たない一般読者を主な対象とすることになりそうです。

また、Wikipedia の特徴として、ページ数などの制限が(紙面に比べて)緩いことや、検索しやすいこと、日本国外からも読まれる(場合によっては他言語に翻訳される)こと、リンクを張れるなど Web の特徴を併せ持つことが挙げられます。

平文化・可読性向上などが必要な理由

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日本語は「カタカナ」を用いて他言語を容易に取り込むことができるなど柔軟な言語ですが、その柔軟さが新たな問題(他言語由来の言葉が安易に使われることで日本語本来の言葉が使われなくなってきている、またその傾向が分野や世代間などで異なるため互いに言葉が通じない)も引き起こしています。

つまり、安易に外来語を使うと、その文章を理解できない人が出てくることになります。しかもそのような傾向は百科辞典が本来推定する読者(専門的知識を持たない読者)に多いと推察されます。

そこで、可読性向上のために専門用語には適切なリンクを設けるなどして必要に応じて調べられるようにする、また外来語については極力日本語に翻訳し読みやすいよう配慮する、といった工夫が求められます。

対象

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カタカナ言葉

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外来語、または専門用語等に多く見られます。

訳文や、他国から移入された概念、また最近の事象を扱う記事で特に多く散見される問題です。 近頃は話し言葉の中にも外来語が多用されるため、使う必要のない文脈でも安易に入り込んでしまう場合があるので要注意。

また、日本語(漢字等)でしっかり表すことにより、要らぬ誤解を防ぎ理解を助ける働きがあることも考慮したいところです。

ただし下記のように補正しなくてよい(または、しない方がよい)場合もあります。

  • 固有名詞 - 解説記事へのリンク、適切なリンク先が無い場合は括弧書き等で簡単に補記する。なお固有名詞的な用例も含む。
  • 新語で、特定の対訳が定着していないもの - 同上。
たとえばマニフェストなど。
  • 専門用語 - 同上。
たとえばコンピュータ用語など、安易に置き換えない方がいい場合もある(その代表は「コンピュータ」。電算機と書いてもいいんだけどさ、たぶんその方が違和感を覚える人多いよね(苦笑)。また「ソフトウェア」「ディスク」「ドライブ」「インターネット」「リンク」なども然り)
  • 引用文 - 下手に変えると著作権侵害のおそれあり。必要に応じリンクや補記で対応。
  • 会話等、記事以外 - その人の個性に任せられる部分。

略語、俗語

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差別的表現

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外来語

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普段カタカナ言葉で何となく(曖昧に)理解しているような物事も、適切な日本語で表記することで、より意味が明解に伝わるようになると期待されます。特に表意文字である漢字を上手く使うことで、意味的な違いも端的に表現することができます。

ただし、普段よく使われるカタカナ言葉を適切な日本語で表記するのは、和訳と同様に、日本語力(特に語彙をはじめとする文章表現能力)が如実に表れるところかもしれませんね……正直難しいと思う場面は少なからずあり。

そういった場合は、単純に置き換えようとすると歪な文章になってしまうことがあるので、うまく文脈を書き換えることで平文化してゆくのも一方法です。よくよく考えてみると、適切な日本語がある場合が多いものです。

ほんの一例
  • エリア → 地域、地区、場所など
  • オープン → 開店など
  • ガイド → 案内など
  • クリア → 消去、明瞭など
  • グレーゾーン → 脱法など
  • ケース → 場合など(または箱など)
  • ゲート → 入口、出口
  • コース → 経路、道順など
  • コール → 呼ぶ、呼出、呼称など
  • コンテンツ → (極力具体的に)
  • サイン → 署名、指示、印など
  • サポート → 補助、支援、手伝いなど
  • シグナル → 信号、通知など
  • スピード → 速さなど
  • スペース → 場所、空白など
  • スムーズ → 順調、円滑など
  • セクション → 章、節、部署など
  • ターミナル → 端末、末端、終着駅(から転じた乗換駅)など
  • ダブル、マルチ → 二重、多重、様々、など
  • チャンス → 機会
  • テクニック → 技術、技(業)、など。
  • ドキュメント → 文書など
  • トレス → 追跡、軌跡、模写など
  • トレーニング → 訓練、練習
  • ビジネス → 営業、経営、営利など
  • フォト → 写真、光学など
  • マニュアル → 解説書、手順、規定、細則、方法など
  • ユニーク → 独特な
  • ライト → 光、照明、または軽量など
  • ライン → 線、水準など
  • リアルタイム → 即時(性)
  • リダイレクト → 転送
  • リファレンス → 参考文献など
  • レイアウト → 書式など
  • レベル → 水準、基準など

専門用語等

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専門用語・業界用語等については、難しい言葉は都度(節にひとつ)リンクで補う、適切なリンク先がない場合は初出時に括弧書きなどで簡単に解説を加える。

ほんの一例
  • モビング → [[鳥類用語|モビング(疑攻撃)]]
  • フライングキャッチ → [[鳥類用語|フライングキャッチ]]
  • COD → [[化学的酸素要求量|COD]]
  • 3倍体 → [[染色体異常|3倍体]]
  • ダイヤ → [[ダイヤグラム|ダイヤ]]
  • マルス → [[マルス (システム)|マルス]]
  • ATOS → [[東京圏輸送管理システム|ATOS]]
  • VVVF → [[可変電圧可変周波数制御|VVVF]]
  • E&S → [[着発線荷役方式|E&S(着発線荷役)]]
  • MO → [[光磁気ディスク|MO]]
  • CCD → [[CCDイメージセンサ|CCD]]
  • CG → [[コンピュータグラフィックス|CG]]
  • 3D → [[3次元コンピュータグラフィックス|3D]]など
  • MBO → [[マネジメント・バイ・アウト|MBO]]
  • ターミネータ → [[終端抵抗|ターミネータ(終端抵抗)]]

単位、略語等

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少なくとも略語は、いきなり出るのはまずい。 俗語は基本的に避けるべき。 単位についても極力補うべし。

単位の一例
  • km² → [[平方キロメートル|km²]]
  • ℃ → [[セルシウス度|℃]]
  • ° → [[度 (角度)|°]]
  • φ → [[径|φ]]など(⌀、⌀ は表示不能)
  • バイト → [[バイト (情報)|バイト]]
  • キャラ → [[キャラクター]]
  • ソフト → [[ソフトウェア]]
  • ハード → ハードウェア(装置)
略語・俗語の一例
  • HP → ホームページ、ヒューレット・パッカード
  • PC → パソコン、PC/AT互換機
  • PS → PostScript、プレイステーション
  • 車 → 自転車、自動車、ほか。
  • ケータイ → 携帯電話
  • チャリ → 自転車
  • バイト → アルバイト、または臨時職など
  • ポケベル → ポケットベル
  • ネット → ネットワーク、インターネット

ただし、次のような定着しており誤解される恐れの少ないものは除外する。

  • テレビ(テレビジョン)

参考

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関連項目

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