利用者:Cherrysakuraful/sandbox
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結界師の一輪華 | |
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ジャンル | ファンタジー |
小説 | |
著者 | クレハ |
出版社 | 角川文庫 |
巻数 | 既刊4巻 |
漫画:結界師の一輪華 | |
作者 | おだやか(著者) 餅月望(原作) ボダックス(キャラクター原案) |
出版社 | 株式会社KADOKAWA |
掲載誌 | B’s-LOG COMIC |
レーベル | コロナ・コミックス |
発表期間 | B’s-LOG COMIC: 2019年8月12日 - - |
巻数 | 既刊4巻(2024年11月現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画 |
ポータル | 文学・漫画 |
『結界師の一輪華』(けっかいしのいちりんか)は、クレハによる日本のライトノベルまたはそれを原作とするメディアミックス作品。角川文庫より書籍刊行される。 コミカライズに関しては、おだやかによるコミカライズ『結界師の一輪華』が「COMICコロナ」で2019年8月12日から連載開始された。
あらすじ
[編集]- 単行本版 第1巻
- コミカライズ 第1巻 - 第2巻
- 単行本版 第2巻
- コミカライズ 第3巻 - 第4巻
- 単行本版 第3巻
- 単行本版 第4巻
登場人物
[編集]主要人物
[編集]- 一瀬 華(いちせ はな)→一ノ宮 華(いちのみや はな)
- 声 - 上坂すみれ
- 本作の主人公。
- 一ノ宮 朔(いちのみや さく)
- 声 - 内田真礼
- 一之宮の新当主。傲岸不遜で自信家。
- 華の本当の力を知り、柱石の結界を完全なものにするため、彼女に契約結婚を持ち掛ける。当主である自分に対して遠慮がなく、言いたいことを言い合える華を気に入り、彼女の前では素の自分を見せる。華が言ったふとした言葉がきっかけとなり、本気で華を好きになってしまう。だまし討ちのような形で、契約が終了した後も、華と離婚せず、夫婦関係を続行する。その後は、華に対してストレートに愛情表現をするようになる。
一ノ宮家の関係者
[編集]一之宮家
[編集]- 一ノ宮 美桜(いちのみや みお)
- 声 - 松山鷹志
- 朔と望の母親。
- 一ノ宮 望(いちのみや のぞむ)
- 朔の弟。
- 十和(とわ)
一瀬家
[編集]- 一瀬 柳(いちせ やなぎ)
- 声 - 高橋伸也
- 華・葉月の兄。
- 最初の時間軸では黄月トマトが嫌いなミーアに、黄月トマトの料理を出した結果クビにされているが、本編の時間軸ではクビにはならず、料理長を続けている。
- 紗江(さえ)
- 柳と華・葉月の父親
- 最初の時間軸でミーアの専属メイドだった少女。ローゼンフランツ伯爵家の三女。
- 原作第12巻の電子書籍版特典の番外編「専属メイドになりそこなった少女」では、彼女が主役を務める。
- 要領が良くお世辞を言うのが上手いが、メイドとしての仕事は不真面目であり、風邪をひいたミーアを放置して友人とお茶会を楽しむなど、主人に対する忠誠心も高くはなかった。
- 柳と華・葉月の母親
- 柳と華・葉月の祖父
二条院家の関係者
[編集]二条院家
[編集]- 二条院 桔梗(にじょういん ききょう)
- 桐矢の双子の姉で、二条院家当主の孫。二条院家の次期当主候補。
- 幼いころから朔のことが好きで、朔の妻となった華に離婚を迫る。華に対して、30億円の小切手を突き付けたり、対決を申し込んだりと、非常に行動力がある。
- 二条院 桐矢(にじょういん きりや)
- 桔梗の双子の弟で、二条院家当主の孫。二条院家の次期当主候補。
- 二条院当主
- 桔梗・桐矢の祖父。左目に眼帯をした老人。
三光楼家の関係者
[編集]三光楼家
[編集]- 三光楼 雪笹(さんこうろう ゆきざさ)
- 声 - 平林剛
- 三光楼家の次期当主。学生時代の朔のやんちゃ仲間。漆黒になったばかり。
- 朔が結婚したと聞き、華に会いにやってきた。その際、華に怪我をさせたため朔に激怒され、一瀬の当主夫妻を失脚させるための手伝いをすることとなる。
- 学生時代と異なり、感情豊かになった朔に驚いており、事あるごとに突っ込みを入れては面白がっている。
その他
[編集]- 三井 鈴(みつい すず)
- 声 - 玉井勇輝
- レムノ王国の宰相を務めている伯爵。60歳近い老練の政治家で、賢明で温和な人柄の良心的な人物として王国の国民からも人気を得ている。国王によって発令された軍備増強と、それに伴う増税にも反対していた。
- ある時ジェムによって誘拐され、それを王族の仕業に見せかけることで革命の火種となった。
四ツ門家の関係者
[編集]四ツ門家
[編集]- 四ツ門 牡丹(よつもん ぼたん)
- ヴェールガ公爵家の現当主。娘のラフィーナを溺愛しており、ミーアの父・マティアスに勝るとも劣らない親馬鹿。ラフィーナの頭痛の種になっている。
四道家
[編集]- 四道 葛(しどう かずら)
- 四道 星蘭(しどう せいらん)
その他
[編集]- 波川 雄大(なみかわ ゆうだい)
- ペルージャン農業国の第三王女で、ミーアのセントノエル学園での学友。
式神
[編集]- あずは
- ミーアが3年生の年にセントノエル学園に入学してきた少女。ミラナダ王国の平民出身。深く沈んだ灰色の髪と、濃い緑色の瞳が特徴で、オドオドした態度も相まって小動物のような可愛らしい雰囲気を醸し出している。医者である父親の影響で医療関係に造詣が深く、その父親を5歳の時に亡くしてからは独学で医療の知識や技術を身に付けてきた。
- 雅(みやび)
- ティアムーン帝国の南東にある独立港湾都市「セントバレーヌ」(神聖ヴェールガ公国の飛び地領)を拠点に、大陸の各国に様々な商品を卸している大商人。セントバレーヌの西方にあるミラナダ王国の出身。
- 葵(あおい)
- 声 - 間島淳司
- ミーアより5歳年上の先輩。騎馬王国の出身者で、セントノエル学園では馬術部の部長を務める。Web版第一部第四十六話で初登場した際に付記された設定資料(書籍版ではカット)では「十二部族の一つ、龍族の族長の係累」とあり、コミカライズ版でも同様に龍族と説明があるが、第四部で騎馬王国が舞台となった際には「林の一族」となっている。
- 嵐(あらし)【犬神】
- 馬駆の妹。乗馬に優れ、狼を使役することもできる。愛馬は影雷と兄弟馬の蛍雷(けいらい)。
- ミーアとの出会いは盗賊団の一員としてであったが、後にミーアを友人とみなすようになる。
- 椿(つばき)
- 蛇導士。火の一族出身ではあるが、馬駆と慧馬の血縁ではない。
- 柊(ひいらぎ)
- ティアムーン帝国シューベルト公爵家に使えている老メイド。
- 紅蓮(ぐれん)
- 声 - 大野柚布子
- ガヌドス港湾国の王女。
- 雲雀(ひばり)
- 額に瞳の刺青をした少女。10歳。海賊と揶揄される部族「ヴァイサリアン」の娘。言葉遣いは荒っぽく、やや人間不信。セントノエル学園の特別初等部に入る。
- 白露(はくろ)
- ヤナの弟。7歳。姉と同様、額に刺青がある。セントノエル学園の特別初等部に入る。
- 神楽(かぐら)
- 声 - 利根健太朗
- レムノ王国の民衆の味方・革命軍を名乗っている。
- その正体は混沌の蛇の一員であり、サンクランドの風鴉の一員として周辺諸国に紛争の火種を撒いていた。ミーアがギロチンにかけられた全ての元凶となっている。
- 最初の時間軸では風鴉でミーアの悪い噂を流しシオンとミーアを分断工作に成功。ベルマンを焚き付けて、百人隊とルールー族の紛争の火種を起こしてルドルフォン辺土伯を殺害し、その罪をティアムーンの王族に着せて民や革命家を煽り、ティアムーン帝国の革命に成功した。
- 2度目の時間軸ではシオンとミーアの分断や百人隊とルールー族の紛争勃発に失敗した為、レムノ王国に標的を変更。しかしこれもミーア達によって阻止され、自分は捕縛される。本来ならそのまま処刑されるのだが、自分と同じように逆行する可能性を考えたミーアが助命を提案、それに対して「拷問を受けても何もしゃべらないぞ」と言ったところ、ラフィーナに3年間毎日説教される、という罰を受ける羽目になった。なお、この罰によって混沌の蛇に関する情報を引き出すことに成功している。
- なお、「ジェム」はレムノ王国において名前を名乗らない人間を「名無しのジェム」と呼称するほどありふれた名前であり(現実世界におけるジョン・スミスのようなもの)、彼の本名であるかどうかは不明。
用語
[編集]- 日記
- ミーアが投獄された時から処刑直前まで、ミーア自身が書いた日記。
- 処刑の際も手元にあったため、表紙には飛び散ったミーアの血が付着している。
- ミーアが逆行した際にこの日記も一緒に付いてきており、日記の記述を参考に処刑回避を行うこととなる。
- ルールー族との抗争を回避したことで処刑の未来がなくなり、投獄されてから書き始める日記は存在自体が矛盾を抱えたため消滅した。
- 混沌の蛇
- 聖ヴェールガ公国や中央正教会に仇をなし、あらゆる秩序を破壊し、世界を混沌に落とし入れようとしている破壊者の集団。歴史の裏で暗躍しているが詳しいことは分かっていない。
- 人の弱い心につけ込むのを得意とする。
地理
[編集]- ティアムーン帝国
- ミーアの故郷であり、本作の世界に存在する大陸の二大強国の一つ。
- 最初の時間軸では、帝国の財政悪化に加え、疫病の発生や帝国内に存在する少数民族ルールー族の反乱、大陸全土を巻き込むほどの大飢饉の発生と言った社会混乱が立て続けに起き、その状況を少しでも改善すべくミーアとルードヴィッヒは東奔西走したが、革命の聖女であるティオーナ・ルドルフォンによって革命が起き、サンクランドのシオンの介入もあり、ミーアや皇帝は処刑され滅んでいる。財政悪化や疫病を除くこれら一連の食料不足・出来事はサンクランドの風鴉によるものだと判明している。コミカライズの8巻に収録されている作者の書き下ろし小説で、ティオーナの弟セロが、開発した新種の麦を世間に出す事を意図的に遅らせた事により多くの人が餓死となりティアムーン帝国の分裂の原因の一因となっている事が判明した。
- 本時間軸ではミーア達によって回避されている。
- サンクランド王国
- シオンの故郷。ティアムーン帝国と大陸を二分する強国で、法と正義を重んじる国家であり公正であることを是とする。王族の知らないところで諜報員が各国に潜入し、暗躍を行っており、最初の時間軸では、ティアムーン帝国では帝国を崩壊させるために様々な策謀を弄していた。これがミーアが以前の時間軸で革命軍によって処刑される原因を作っていた。
- 貴族の中でも伝統的な保守層「領土拡大派」は「無能な王に統治されるより、栄光あるサンクランド国王に統治されたほうが人々の幸福になるだろう」という傲慢な考え方を持ち、他国の主権を軽んじる傾向にある。
- レムノ王国
- アベルの故郷。大陸における中堅国家であり、二大強国でも無視できない強大な武力を誇る軍事国家。その為、王室関係者は剣の強さを重視するほか、男尊女卑の傾向も強い。
- 聖ヴェールガ公国
- ラフィーナの故郷。宗教公国であり、大陸の住民に古くから信仰されている中央正教会の本拠地であるため「公国を敵に回すことは、大陸を敵に回すことと同義」とされる。その為、軍事力を持たないものの絶大な発言権を持つ国。
- 騎馬王国
- 神聖ヴェールガ公国の東側に位置する国。同国の民は馬と共に生活している。12部族からなり、中でも馬龍の出身部族である龍族は優れた馬術の使い手。
- ペルージャン農業国
- ラーニャの故郷。ティアムーン帝国の南西に位置する国。国土のほとんどが農地であり、国民も農業関係者が多い。食料自給率が低いティアムーン帝国にとっては、この国から輸入されてくる農作物は非常に重要なものとなっているが、反農思想の強いティアムーン帝国ではこの国の存在を軽視する貴族が多い。
- ガヌドス港湾国
- ティアムーン帝国の西部に隣接する小国。古くから帝国に恭順を誓う友好国の一つ。ガレリア海という内海に接しており、この国から輸入されてくる海産物が海と接する領地を有していないティアムーン帝国の食糧事情に大きな影響を与えている。
- ミラナダ王国
既刊一覧
[編集]小説
[編集]- 餅月望(著)・Gilse(イラスト)、TOブックス、既刊17巻(2024年9月20日現在)
- 『結界師の一輪華』、2019年7月1日第1刷発行
- 『結界師の一輪華2』、 2019年12月1日第1刷発行
- 『結界師の一輪華3』、2020年3月1日第1刷発行
- 『結界師の一輪華4』、2020年7月1日第1刷発行
漫画
[編集]- おだやか(著者)・クレハ(原作)・Gilse(キャラクター原案) 『結界師の一輪華』 TOブックス〈コロナ・コミックス〉、既刊4巻(2024年5月15日現在)
- 『結界師の一輪華1巻』、2020年2月1日第1刷発行
- 『結界師の一輪華2巻』、2020年9月1日第1刷発行
- 『結界師の一輪華3巻』、2021年6月1日第1刷発行
- 『結界師の一輪華4巻』、2022年3月1日第1刷発行