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皇なつき

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死出の山越え

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  • 初出:『月刊コミックトム』1995年2月号

平家物語の一節を基にした作品。

高橋小太郎長季は、大切なのは「武士の誉れ」だという父の教えを守り、初陣の戦で命を落とす。

1年後、その父・長綱はまた戦場にいた。組み敷いた敵の兜をはぎ取ると、まだ少年の面影残る18歳の顔が覗く。亡き小太郎を思い出し、長綱は憐憫の思いに駆られるが……。

蘇州繁華録

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  • 読み:そしゅうはんかろく
  • 原作:川合章子
  • 初出:『月収コミックトムプラス』

乾隆帝の時代、蘇州の街上。

良家の娘にも関わらず外を歩いていた秋瑛は、兄・白牙に窘められ逃げる途中、誘拐されそうだった少女を助ける。後日、その事件に関わった護衛業の男・趙志明から、他にも似たような事件が起きていることを聞く。

兄に内緒で自ら囮を買って出た瑛は芝居小屋で、少女をさらおうとした男と似た男を見かける。追いかけて話を聞こうとすると、気を失ってしまう。その芝居一座が人さらいの組織だったのだ。

『山に住む神』

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桃花扇

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19世紀末、清王朝の末期。

相次ぐ洋人の殺害事件を調べる伊策楞(イー・ツォロン)は、話を聞きに行った教会の神父が醸し出す殺気を感じ取る。その帰り道、幼なじみの玉伶(ユーリン)と6年ぶりに再会する。

かつて玉伶の父親が洋人に殺された時、父の血が飛び散ったに木と枝を書き足し、桃花に見えるようにしてくれたのは策楞だった。

だが、玉伶こそが神父の指示を仰ぎながら、父の復讐のため、洋人殺しを続ける張本人だった。

青楼女人国

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  • 読み:せいろうにょにんこく
  • 初出:『ミステリーDX増刊「歴史ロマンDX」』1995年初夏の号

青楼()、《聚芳堂》。女郎の1人、雪衣(シュエイー)は客の取れないくせに、少ない客さえも選り好みする役立たずと罵られていた。

人気女郎の汀浪(ティンラン)は、そんな雪衣を哀れに思い慰めるが、雪衣はひねくれた態度を取るばかり。呆れた汀浪が馴染みの上客・姚(ヤオ)に相談すると、彼が雪衣にいい客を紹介してくれると言う。

それから約1カ月後、雪衣には馴染みの客が出来ていたが、汀浪の元には姚の訪れが絶えていた。

DELETE 鎌倉けしや覚書

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{{継続中の作品}} {{漫画}}
DELETE 鎌倉けしや覚書』(デリート かまくらけしやおぼえがき)は、赤石路代による日本漫画作品。

携帯コミックサイト「モバイルフラワー」にて連載されている。

あらすじ

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女子高生・菜乃葉は不思議な力を見出され、人の記憶を消す家業「けしや」の仕事を手伝うことになる。

用語

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けしや
日本各地に点在する古都にひっそりと続いてきた、人の記憶を消す職業で、都市伝説のように語り継がれてきた。遥か昔は、政略結婚する姫や政治の中枢にいるような要人の記憶を消してきた。記憶は細かく消すことができ、DVDなどのチャプター分割・削除に例えられる。鎌倉けしやは伝統的に「迅速 正確 きめ細かく」を守ってきた。
けしやは「ケシ」「トメ」「」の3種類の役目が揃っていなければならないとされる。蒼のように実際に記憶を消す者を「ケシ」、菜乃葉のように記憶を消されても覚えていることができる者を「トメ」という。基本的に血筋で受け継がれていくが、菜乃葉のように無関係の家から生まれる場合もあるようである。
けしやを訪れる依頼人はまず手水鉢で手を浄めるが、心に傷を負い、本当に記憶の消去が必要な人は、浄める時に水が赤くなるのが「トメ」には見える。依頼料金に関する記述はないが、菜乃葉は学生だからという理由で時給1万円で「トメ」として働く。
トメ(留め)
対象者の記憶を消すために“記憶の海”に潜った「ケシ」を現実世界に引き戻す、引き留めておく役目。「トメ」の記憶が消えないのは、けしやによって歴史が塗り替えられても、「真実」を覚えている唯一の者として存在するためである。「ケシ」が記憶を消す作業中はずっと手を繋いでいなければならず、目を開けていると「ケシ」が見ている依頼者の記憶の映像と同じものを見ることができる。

登場人物

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奥之院 蒼(おくのいん そう)
第35代鎌倉けしや。東鎌倉高校に通う。文化祭のミスターコンテストで優勝したイケメン。「トメ」だった祖母が体調を崩し、廃業寸前だったところで菜乃葉と出会う。
都川 菜乃葉(みやこがわ なのは)
バイトも男女交際も禁じられている西鎌倉女子高校に通う女の子。「トメ」の力を持っていることが判明し、鎌倉けしやでバイトをすることになる。

出典

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