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利用者:Bluesuikun/sandbox

スケバン刑事Pretend(すけばんでかプリテンド)は月刊プリンセスで連載されている漫画。

概要

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和田慎二原作の漫画『スケバン刑事』をベースに、令和版リメイク3作品として「Re:スケバン刑事」「時をかけるスケバン刑事」と共に連載。

スケバン刑事のストーリーを基に、スケバン刑事以降の女性向け作品のトレンドである「変身ヒロイン」を織り交ぜた令和を舞台にした学園ヒロイン物となっている。

あらすじ

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鷹ノ羽高校に通う矢崎亜紗美はある日空から降ってきた赤いヨーヨーを手に入れ、さらに授業中の窓の外に謎の少女を見かける。一方、高校内では様々な犯罪が横行しており、襲われた際にスケバン刑事プリテンドに変身し悪者たちを成敗・浄化していく。そして元・風紀委員の三刀口千里が変身するスケバン刑事プリンシプル、モデルの京一堂ミカが変身するスケバン刑事プリシードと共に学園内にはびこる悪とその先に待ち構える巨悪に立ち向かっていく。

登場人物

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スケバン刑事

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初代スケバン刑事と違い、普段から鷹ノ羽高校に通う生徒。それぞれヨーヨーを開き紋章を見せる事で変身することができる。ただし、サキの関係上変身できる範囲は鷹ノ羽高校敷地内に限られる。

矢崎亜紗美/スケバン刑事プリテンド
鷹ノ羽高校2年生。メッセージアプリ「LIME」に登録できる友達の上限が5000人であることからそのカンストを目指すのが夢。しかし、数合わせの友達ではなく本当の友達だけでカンストを目指している。少々ぐうたらでズボラな部分もあるが、他人の気持ちに寄り添える優しさを持つ。知力や体力に目立った欠点は無く、友達集めの為には全部活を兼部するほど。また、人や物の名前は一発で覚えることが出来る。
昼休みに屋上で昼寝をしている際に空から赤いヨーヨーが直撃。さらに授業中に窓の外に今の制服と違う転校生(サキ)を発見する。一方、不良たちから電子カツアゲに遭う鈴来と友達になろうとするも、鈴来が大麻を育て校内で売人であることを知ってしまい襲われ大麻入りガムを食べさせられそうになるが、サキの力と共にスケバン刑事プリテンドに変身し撃退。以後は校内にはびこる悪事をスケバン刑事として成敗していく。
ヨーヨーに刻まれているのは赤い桜の模様(ただし、サキの「警察の桜の代紋」ではなく普通の桜を模した物)。スケバン刑事としての姿はインナーシャツ、襟・袖などに赤をあしらっている。
三刀田千里/スケバン刑事プリンシプル
鷹ノ羽高校2年生。物語開始時点では風紀委員を務めている。
制服盗難騒動では片桐に襲われ額に怪我を負うも復帰。しかし、「タカノメ」のアップグレードを始め、校則違反者に対する私刑など暴走を始めた川平について行けず風紀委員を辞めるも、辞めた噂の空気に耐えられなくなりふさぎ込んでいた中で亜沙美に励まされるが、居場所を突き止めた川平と対峙。校則違反として万年筆を壊され、暴走を始めた川平に反論するとともに覚醒しスケバン刑事プリンシプルに変身。ヨーヨーで川平の動きを止めプリテンドがとどめを差し浄化に成功。その後は亜沙美と共にスケバン刑事として活動する。
風紀委員として「置き教科書」をする亜沙美に注意することはあれど四角四面というわけでなく、サキが亜沙美と千里にしか見えない事から「幽霊」だと思い気絶した事も。
ヨーヨーに刻まれているのは青い薔薇の模様。スケバン刑事としての姿は青をあしらっており、ショートパンツに白のオーバーニーソックスと露出を抑えた衣装。まだ、普段かけているメガネも変身すると無くなる。
京一堂ミカ/スケバン刑事プリシード
モデル。亜沙美とは迷子になって案内してもらった際にLIMEの友達に登録してもらい既に面識を持っていた。
川平の一件が落ち着いた後にファストフード店で亜沙美・千里・川平で話し合いをしている最中に事務所の黒服(スタッフ)から匿ってもらい3人と知り合い、翌日亜沙美・千里のクラスに転入。元々芸能高校に通っていたが、学園ドラマが決まり普通の学校の雰囲気を知るための役作りとしての転校だった。
元々は「母の笑顔が見たい」という理由でキッズモデルから始めたものの、学校では友達を作れず、芸能高校ではライバルばかりであり、体形管理のため食事制限やジュース・お菓子の禁止、ゴシップを警戒してのSNSの禁止などがんじがらめの状態の中でようやく手に入れた「普通の学生生活」を満喫するも、校内にまで足を踏み入れた母によって再び制限され他の生徒からも糾弾される中、授業まで勝手に監視し始めた事に憤った亜沙美に連れられ逃亡。しかし、母に見つかり連れて行かれそうになり、一時は従おうとするも反論した亜沙美が暴走を始めた母によってレッスンルームに閉じ込められるが、サキから「あんたはそれで本当の笑顔になれるのか」と諭され覚醒しスケバン刑事プリシードに変身。変身したプリテンドも自力で脱出し、ヨーヨーを刻印に当て母の浄化に成功する。その後は正気に戻った母との相談を経て普通の高校生活を送りながらスケバン刑事として活動する。
鷹ノ羽高校内にも多くのファンを持ち、芸能人であることを気取らず気さくに接する一方、「部活紹介の為に動画に出てほしい」という要望には事前にギャラを請求するなど安売りはしない。また、芸能人としてSNSの注意点について熟知するなど一般人とは違った知識で真相の解明をサポートする。
ヨーヨーに刻まれているのは黄色い向日葵の模様。スケバン刑事としての姿は黄色をあしらっており、トップスの丈が短く黄色のインナーシャツが見えるようになっていたり、スカートが巻きスカート風など露出を意識した衣装。
謎の少女/サキ
鷹ノ羽高校にいる謎の少女。姿を見ることが出来るのはスケバン刑事の3人のみ。スケバン刑事の変身時や攻撃時にはポーズや動きがスケバン刑事とオーバーラップするように描かれている。
授業中の亜紗美の前に現れ、亜沙美が鈴来に襲われそうになった時に覚醒させ変身させる。その後も事件の気配がするときやピンチの時には指示して手助けをする。あくまで変身は「最終手段」としており、風紀委員などによって解決できる事案の場合は任せている。
一方、亜沙美と出会った当初は喋らず、喋った際には亜沙美に驚かれたり(本人曰く「相手が面倒くさそうだったから」)、「幽霊」と言われた際にはジト目をするなどコミカルな面も見せる。本人曰く「幽霊ではない」としつつも、自分が何者なのか、何故ここにいるのかも知らないまま過ごしている。
当初は名前もわからず3人も呼び名を考えていたが、千里が風紀委員室で見つけた先生との写真から3人が1970年代の鷹ノ羽高校にタイムスリップし、そこで「サキ」という名を見つけた事から3人から「サキ」と呼ばれるようになる。

協力者

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川平文哉
風紀委員長。千里とは幼馴染にあたり、幼少期は自分より大きかった千里に守られていた。
制服盗難事件が発生しても警察に通報しない学校の方針から「弱者を守るのが規則でありそれを守るのが委員長の役目」という考えを持ち始め、「タカノメ」に位置情報把握・通報機能をアップデート。さらに薬物入りガムを入手した生徒に対し「心が弱い」と竹刀で殴打するなど暴力による制裁を加え始める。勝手に風紀委員を辞めた千里にも強く当たった所で暴走を始め、亜沙美が変身しようとするも殴って阻止するが、千里がプリンシプルとして覚醒し変身。連携攻撃で動きを止められ額の刻印にヨーヨーを当てられ刻印が消滅。正気に戻り千里からも励まされ、すぐにタカノメのダウングレードを指示し元に戻した。
この一件でより千里に頭が上がらない状態になってしまった一方、本来の「スケバン」の意味も知らずスケバン刑事を名乗る2人に「この程度の認識のわけわからんのに僕は助けられたのか…」と頭を抱えた事も。その後は暴走時の後遺症として伸びてしまった髪を束ね、改めて風紀委員長として正当に校内の治安維持に取り組んでいる。
水木玲衣
PC部部長。「タカノメ」の開発を始め部活紹介動画などPC関係を一手に引き受けているが、あくまで「部活動の一環」として全て無償奉仕している。機械関係には非常に強く、その知識からスケバン刑事をサポートする。

敵対した人物

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多くの人物には蛇の紋章が刻まれており、暴走状態になると目が蛇のような目になる、髪がゴルゴーンのように伸びる、舌が伸びるなど蛇の特性を持った状態と化す。スケバン刑事がヨーヨーを刻印に当て消滅させることで暴走を止めることが出来る。

鈴来
園芸部所属。亜紗美のクラスメートだが、1学期の初日以降教室に姿を見せず、屋上に作られた温室で育てられている植物の世話のためだけに登校している。学校の不良から殴られた際に亜紗美に見つかり友達に誘われるも「植物だけが友達」と拒否。さらに不良たちからバーコード決済を使った「電子カツアゲ」に遭う姿を見て亜紗美が友達になろうとするも、その実態は温室で自身が開発した新種の大麻草「スネーク・カラビス」を栽培し、成分を配合したガムを生徒内に蔓延させ逆に売り上げを得ていた。
大麻を栽培していたことを知り最初は「不良たちに育てろと言われた」と泣き落としするが、燃やそうとした亜紗美を縛り上げ強引に新たな「顧客」にしようとするも、覚醒し変身したスケバン刑事プリテンドによって成敗され逮捕される。
片桐悠里子
何者かに自分の制服を盗まれた上、フリマアプリによって転売される被害に遭う。その直後は風紀委員会に保管されていた忘れ物の制服で事なきを得たが、その後千里を襲って風紀委員室に押し入り制服を強奪。実は先の薬物入りガムによる薬物中毒と化しており、ネット上で高額転売されていたガムを買う金を手に入れる為に自作自演し制服を転売していた。
風紀委員室から逃げる際に亜紗美が投げたヨーヨーに引っかかり転倒し真相を暴かれた途端、蛇の紋章によって暴走し亜紗美の制服を奪い取ろうとするも、変身したプリテンドによって蛇の刻印にヨーヨーを当てられ刻印が消滅し気絶。その後、薬物病棟に入院することとなった。
ミカの母親
ミカの母親であり、事務所の社長も務めている。日ごろから「芸能活動を続けていく上でのリスクは避けてもらいたい」とモデル・芸能人としてのミカの管理を厳しくしており、ジュースやSNSの禁止のみならず、ミカの好意で写真を撮影したスマホを叩きつけて破壊・脅迫による画像削除など生徒にも圧力をかけ、授業も勝手に参観しミカのペースに合わせるよう要望するも、教師と言い争う間にミカが亜沙美に連れられ逃亡。ミカを見つけ連れて行こうとするが、正当化しようとするミカに対し亜沙美が「演技がヘタ」と言った事に激昂し暴走。寄付金によって作らせた内側から開かない「レッスンルーム」に亜沙美を閉じ込めた上鍵を飲みこみミカを追いつめるが、ミカが覚醒しスケバン刑事プリシードに変身。ヨーヨーの一撃でブリテンドも脱出しプリシードに刻印にヨーヨーを当てられ消滅。その後はかつてのような優しい性格に戻り、相談の末ミカの学校生活と芸能活動もある程度自由に認めるようになった。
城長
陸上部の部員。インターハイ強化選手に選ばれた多智カオリとともに陸上部の紹介動画を撮影しようとするも、多智のユニフォーム姿の切り抜き動画や盗撮動画がアップされたことで傷つき多智が撮影を拒否。ミカが事務所の力を使い解決を図ろうとするも部外者として追い出すが、実はペン型のカメラで盗撮をしていた主犯。その事に水木とミカが気づき、画像をアップロードしていた所を取り押さえられ暴走するが、変身したスケバン刑事3人の手によって刻印にヨーヨーを当てられ刻印が消滅。普段は自分の方が成績が良いのに春の選考会を病欠したことで強化選手に多智が選ばれたことへの嫌がらせだったことを認め、多智に真相を告白し謝ることで事態を収拾した。

学校関係者

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校長
鷹ノ羽高校の女性校長。話す際にもあまり表情を変えず常に微笑んだ顔を見せる一方、「生徒の自主性を重んじる」「学校がやることは生徒の管理ではなく指導」という名目で制服盗難事件を警察に通報しなかったり、「保護者ファースト」としてミカの母親からの寄付金を受けて「レッスンルーム」を作るなど怪しげな点も見せている。
先生
鷹ノ羽高校にかつて務めていた先生。風紀委員を務めており、物語前年に退職。退職日にはペンが壊れた千里に万年筆を貸しそのままあげている。風紀委員室には彼とサキが映った写真が飾られており、その写真から3人がタイムスリップした際にはノートに「スケバン刑事」「サキ」「消えたヨーヨー」というメモを残していた。
顔は描かれていないものの、その経歴からかつて麻宮サキの理解者であった沼重三の可能性がある。

用語

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鷹ノ羽高校
舞台となる高校。生徒の自主性を重んじた教育方針を掲げる一方、裏では様々な悪が蔓延している。かつてのスケバン刑事の舞台であり、原作における麻宮サキの同名の母校との関連は現時点では不明。
タカノメ
鷹ノ羽高校生徒が使用するスクールアプリ。主に水木が開発している。生徒への連絡・通達や遅刻・欠席届の提出、忘れ物情報、部活紹介動画(投げ銭機能も導入されており、部活の運営費に回される)などに利用されている。一時は暴走した川平の考えで「位置情報による完全な居場所管理」「通報システム」などのアップデートが行われたが、正気に戻った川平によってダウングレードされ削除された。
スネーク・カラビス
鈴来が開発した新種の大麻草。花の部分が口を開けた蛇のように見えることから名づけられた。これから作られる「スネーク・スパイス」を配合したガムを鈴来は校内の生徒の売り付け多額の売り上げを得ていた。鈴来の逮捕後もその影響は根深く、引き続き校内での売買や高額転売が行われている他、処分したはずのスネーク・カラビスがまた生えているなど不可解な点もある。