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利用者:Blanc57/sandbox

馬場 久治(ばば ひさじ、1908年11月 - 1941年1月27日)は、日本のドイツ文学研究者、元横浜専門学校(現神奈川大学)のドイツ語教授[1]

人物歴

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富山県上新川郡東岩瀬町(現富山市東岩瀬町)出身。当地で海運業んでいた馬場家の分家「馬場粂」4代目[2]富山県立神通中学校(旧制)(現富山県立富山中部高等学校)、成城高等学校 (旧制)を卒業。京都帝国大学文学部(ドイツ文学専攻)を昭和9年3月に卒業[3]し、大学院では「詩人オヨビ哲学者トシテノニイチェ」[4]を研究。 1938年に横浜専門学校ドイツ語講師、1939年に教授となる。貿易科、高等商業科、1939年に設置されドイツ語が必須科目となった工科(機械工学・電気工学・工業経営)も担当した[5]。 病のため職を辞する覚悟で、1940年11月28日に「告別の辞」を記して入院。4月から復帰希望も持ちながら、帰省中に病没[6]

著作

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著書

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翻訳

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その他執筆物

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  • ニイチェと高山樗牛、コギト、54号、1936年11月
  • ニイチェと音楽(ニイチェ・ワグナー・ビゼーのカルメン)、コギト、56号、1937年1月
  • ゲーテとニイチェ、コギト、61号、1937年6月
  • ニイチェと萩原朔太郎、コギト、64号、1937年9月
  • ゲーテと森鴎外、学士会会報、597号、1937年12月
  • 森鴎外と乃木大将、学士会会報、599号、1938年2月
  • ニイチエと伊太利、四季、第34号、四季社、1938年2月、pp11-12
  • 伊太利におけるニイチェ、四季、第36号、四季社、1938年5月、pp15-21
  • 軍医としての森鴎外、学士会会報、606号、1938年9月
  • 森鴎外と芳賀矢一博士、学士会会報、610号、1939年1月
  • 森鴎外と入澤達吉博士、学士会会報、611号、1939年2月(最新史観国史教育第8巻第1号「文化叢話抄録」、1939年4月)[11]
  • 日本に於けるゲーテ研究、ゲーテ年鑑第8(1939年)、日本ゲーテ協会(南江堂)、1939年12月 p77-85[12]
  • 母校成城と聖寮、聖寮:成城学園聖寮十年史、富永次郎、1935年5月 pp.97-103[13]
  • 母校と友情(特にニイチェについて)、童説第3巻第1輯9号、童説発行所、1937年3月 pp.8-12[14]
  • ニイチェ序説(アロイス・リール)、童説第3巻第3輯11号、童説発行所、1937年10月 pp.25-29[15]
  • 森鴎外とゲーテのファウスト、童説第3巻第4輯12号、童説発行所、1937年12月 pp.46-51[16]
  • 夏目漱石と森鷗外、横専学報第79号、1939年1月、p.4[17]
  • ドイツ人名と地名、横専学報第82号、1939年5月、p.1[18]
  • 芳賀檀氏著 英雄の性格 ナポレオン・ボナパルテ、横専学報第83号、1939年6月、p.4[19]
  • ピエル・ロテイと日本人、横専学報第86号、1939年10月、p.4[20]
  • ニイチェと森鴎外並びに小西重直博士の「ニイチェ」の教育論、横専学報第90号、1940年2月、p.4[21]
  • 斎藤茂吉氏の歌集「寒雲」、横専学報第91号、1940年4月、p.4[22]
  • 或る若き哲学者の死、横専学報第95号、1940年9月、p.4[23]
  • 告別の辞、横専学報第100号、1941年2月、p.3[24]

参考文献

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  • 『神奈川大学人物史:横浜専門学校編』、2018年10月[25]
  • 高松敏男「ニーチェ書誌」に関する覚書:移入史考察に関する試論、国文学44号、関西大学、1970年8月[26]

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 大坪潤子「大学史特集展示「ゴガクのヨコセン!-横浜専門学校の語学教育-」について」p.101
  2. ^ 道正弘「馬場海運の歴史:東岩瀬の道正屋」『バイ船研究』第1集、岩瀬バイ船研究会、1987年1月、p.17
  3. ^ 「京都帝国大学一覧」昭和9年、p.462「卒業生姓名文学科(昭和9年3月卒業)文学士」
  4. ^ 「京都帝国大学一覧」昭和10年、p.351「学生生徒姓名(昭和10年9月30日現在)大学院生」
  5. ^ 馬場久治「告別の辞」『横専学報』第100号、1941年2月、p.3
  6. ^ 高園輝男、同上
  7. ^ ndljp/pid/1228591
  8. ^ ndljp/pid/1069389
  9. ^ ndljp/pid/1689492
  10. ^ https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA43284253#entity
  11. ^ ndljp/pid/1140061
  12. ^ ndljp/pid/1132062
  13. ^ ndljp/pid/1023231
  14. ^ ndljp/pid/1889691
  15. ^ ndljp/pid/1889693
  16. ^ ndljp/pid/1889694
  17. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50431
  18. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50518
  19. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50586
  20. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50712
  21. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50114
  22. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50160
  23. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_50913
  24. ^ https://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000723kuakizi_51049
  25. ^ http://archives.kanagawa-u.ac.jp/Book/jimbutsushi01/index.html
  26. ^ https://ronbun.nijl.ac.jp/kokubun/00075285