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利用者:Black-River/シラミ

コードギアス
ジャンル SFロボットアニメ
漫画:反逆のルルーシュ
原作・原案など ストーリー原案:
大河内一楼
谷口悟朗
作画 マジコ!
出版社 角川書店
掲載誌 月刊Asuka
レーベル あすかコミックスDX
発表期間 2006年10月号 - 連載中
巻数 既刊4巻
漫画:反攻のスザク
原作・原案など サンライズ
シナリオ協力:羽角彩夏(アークライト)
作画 ヨミノアツロ
出版社 角川書店
掲載誌 ビーンズエース
発表期間 2006年Vol.6 - 連載中
巻数 既刊1巻
漫画:ナイトメア・オブ・ナナリー
原作・原案など ストーリー原案:
大河内一楼
谷口悟朗
作画 たくま朋正
出版社 角川書店
掲載誌 コンプエース
発表期間 2006年Vol.10 - 連載中
巻数 既刊3巻
テンプレート - ノート

コードギアス (漫画)』では『コードギアス 反逆のルルーシュ』のメディアミックス展開である『漫画版 コードギアス 反逆のルルーシュ』『コードギアス 反攻のスザク』『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』『幕末異聞録 コードギアス 反逆のルルーシュ』について記述する。

全て角川書店刊。漫画版では主人公がそれぞれ異なるアニメ版のパラレルワールドとなっており、主要キャラはそのままだが世界観や細かい設定が違っている。ナイトメアフレーム(KMF)に関する扱いは作品ごとに変わり、アニメには存在しない組織や、アニメとは役割が異なる組織もある。その他の組織は、基本的にアニメ版と同じである。詳しくはアニメ版を参照。

コードギアス 反逆のルルーシュ(漫画版)[編集]

  1. ISBN 9784048540650(2006年12月26日発売)
  2. ISBN 9784048540988(2007年6月26日発売)
  3. ISBN 9784048541213(2008年1月26日発売)
  4. ISBN 9784048541589(2008年3月26日発売)

概要[編集]

基本はアニメ版を漫画化したものでストーリー展開や主人公もアニメ版と同じだが、一部の設定が異なっている。

その中でもアニメ版との最大の違いはナイトメアフレームが存在しない事。白兵戦とルルーシュのギアス能力がメインとなる。だが陸戦艇や戦闘機、アニメにも登場する戦車など、KMF以外の機動兵器は登場する。

アッシュフォード学園がイレヴンとブリタニア人の共学制度であるという設定が強調されており、アッシュフォード学園内のストーリーに比重が置かれている傾向がある。

ナイトメアフレームが存在しない事を除けば基本はアニメ版と変わらないが、本作では主人公、ルルーシュらが通う「アッシュフォード学園」に関するキャラの細かい設定に差異がある。

アニメ版との主な相違点[編集]

  • 少女漫画の作風に沿って、アクションよりも心理描写や男女間のやりとりのシーンが多い。
  • スザクが最初からアッシュフォード学園に在籍している。
  • スザクが特派(特別派遣嚮導技術部)に配属されるのが、ホテルジャック事件後。
  • ロイドが軍に籍を置きながら、教師でもある。
  • ユーフェミアが数日だけアッシュフォード学園に転入してくる。そこでスザクと出会ったりルルーシュと再会したりする。
  • カレンが亡き兄の親友である扇のレジスタンスに所属しておらず、学園の過激派のリーダーとして登場。ゼロに救われ彼と共に行動する。
  • コーネリアなど一部キャラが登場しない。
  • コーネリアが登場しないため、ユーフェミアが総督となっている(ただしお飾りの立場)。
  • ブリタニア人の学生で構成されている「学生自治軍」が登場し、カレン率いるイレヴン学生過激派と小競り合いを繰り広げている。
  • 扇や玉城などのレジスタンスの面々は中盤から登場し、ゼロと合流。ちなみに本作でも扇とカレンは面識がある。
  • ナリタ戦がカットされている。
  • カレンが実母に反抗していた過程はカットされているが、カレンがリフレインで廃人になった実母を見舞うシーン自体はある。
  • 日本解放戦線の片瀬らを囮にする作戦の際、ゼロが彼らにギアスをかけてサクラダイトのタンカーを自爆させる。
  • ジェレミアが海を泳いでゼロを追いかけ、その際キューエルから「気は確かか!戻れオレンジ!!」と言われ、その後、子供から「おとーさん、あれなに?」と指を指されるなど落ちぶれっぷりが激しい。またゼロを捕らえようとしてシャーリーに銃撃される役回りは、ヴィレッタではなく彼となっている。
  • C.C.がピザを頼んでいる所は「ピザハット」ではなく、「ピザモット(pizza motto)」という架空の宅配屋である。
  • マオはシャーリーやルルーシュと接触する前に、ブリタニア軍の死体置き場まで情報収集にやって来る。そこでスザクに呼び止められ、マオはスザクから逃れる為に彼のトラウマを暴いて無力化させる。またシャーリーがゼロの素顔がルルーシュだと知る前に彼女と接触するなど、細かい改変がある。

漫画版反逆のルルーシュの機動兵器[編集]

諸元
VTOL
分類 垂直離着陸機
所属 ブリタニア
製造 ブリタニア
特殊装備 高性能暗視スコープ
VTOL
8話の日本解放戦線のタンカーを追う作戦においてスザクが搭乗。高性能暗視スコープを搭載しており、日本解放戦線のタンカー内に乗船していたゼロの姿を捕捉した。


組織[編集]

特別派遣嚮導技術部(とくべつはけんきょうどうぎじゅつぶ)
スザクが所属する部隊。KMFが存在していないため、主に戦闘機や陸戦艇のメンテナンスを行う。スザクはホテルジャック事件以後に配属。身体能力の高さを買われ、呼び出される事も。
過激派(かげきは)
カレンが率いる反ブリタニアのグループ。クロヴィスの石像を破壊した。学生自治軍に追い詰められるが、ゼロに救われる。その後、カレンはゼロと共に行動を共にする。
学生自治軍(がくせいじちぐん)
アッシュフォード学園に通うブリタニア人の学生のみで構成されているグループ。
真日本文化保護推進協会
会員になれば日本人を名乗ることを許され、日本人の誇りを大切にしようという理念の元に活動する組織だが、裏では日本人の弱みにつけ込こんて金を騙し取っており、更にはリフレインの密売・横流しや人身売買を行っていた。

コードギアス 反攻のスザク[編集]

  • 月刊Asuka増刊『ビーンズエース』で連載中(連載開始:Beans A Vol.6)。
  • 原作:サンライズ / シナリオ協力:羽角彩夏(アークライト)/ 作画:ヨミノアツロ
  • 単行本
  1. ISBN 9784048540995(2007年6月26日発売)

概要[編集]

ルルーシュの親友であるスザクを主人公として描いたもう1つのコードギアス。

基本はアニメ版と同じ展開を見せるが、相違点も存在する。その中でも最大の相違点はナイトメアの扱いであり、人型自在戦闘装甲騎としてのナイトメアフレームは登場しない代わりに強化歩兵スーツ(強化服)が登場する。

アニメ版との主な相違点[編集]

基本は主人公が違うだけでアニメ版と殆ど同じ展開を見せるが、一部ストーリー展開が異なっている部分もある。

  • ルルーシュがC.C.を連れ帰っている。
  • クロヴィス暗殺手段が異なる
  • C.C.がナナリーを学園まで連れて行くシーンがある。
  • アッシュフォード学園におけるスザク、そして日本人全般への差別と迫害が他作品よりシビアでリアル。
  • ブリタニア人の黒の騎士団への評判は余り芳しくない。
  • オレンジ事件が起きない為、ジェレミアが落ちぶれていない。本作の彼は主にスザクが所属している技術部に指令を出している。またゼロを射殺寸前に追い詰めるなど、現時点では最もジェレミアの扱いが良い作品と言える。
  • セシル、ユーフェミアなど一部キャラクターが登場しない。

登場人物[編集]

マリエル・ラビエ
愛称はエル。男勝りな少女で、スザクに対しても親身に接する。ロイドの助手を務める。ブリタニア人に虐待を受けるイレヴンを、機転を利かせて救った事もあり、ナンバーズに対しても偏見は無い様子。スザクをアッシュフォード学園に入れる。スザクとは一学年違う。
レナルド・ラビエ
マリエルの父で、ロイドの昔の上司。ランスロット(強化歩兵スーツ)の最初の研究をしていたが、数年前実験中に事故に巻き込まれた事で半身麻痺になってしまった。ゼロの命令を無視した黒の騎士団メンバーによって娘ともども捕らえられた際に死亡。

組織[編集]

偽黒の騎士団(にせくろのきしだん)
黒の騎士団の名前を騙っていた麻薬密売組織。ランスロットを“装備”したスザクの圧倒的な戦闘力と、制裁にやって来たゼロによって、ブリタニア軍に引き渡される。

強化歩兵スーツ[編集]

諸元
ランスロット
分類 試作強化歩兵スーツ
所属 ブリタニア
開発 ロイド、マリエル
レナルド他
製造 ブリタニア
全長 約180cm程度
HMI マスター・スレイブ方式
武装 サーベル
(ランスロット専用武器)
特殊装備 ナイトメアシステム
乗員人数 1人
搭乗者 スザク
ランスロット
アニメ「反逆のルルーシュ」とはパラレルワールドで展開される「反攻のスザク」では、スザクは「“人型自在戦闘装甲騎”としてのランスロット」に搭乗するのではなく「“試作強化歩兵スーツ”としてのランスロット」を装着する。開発者はロイド。
視神経から脳に特殊な信号を送り、人間の運動能力を飛躍的に向上させられる「ナイトメアシステム」を搭載している事が特徴。ただし、人を選ぶシステムであり、現状ではスザクにしか扱えない。また適応率はスザクの心理が大きく影響するらしく、C.C.との接触によりスザクがかつてのトラウマを明確に思い出して精神的に疲弊した直後は、急激に適応率が落ちていたが、黒の騎士団の暴走したメンバーによって、スザクの同僚のマリエルの父・レナルドが死亡した事件で、一気に適応率が上昇した。
初期の頃は投石で遠距離の敵を攻撃したりしていたが、第3話からはロイドが開発したサーベル(ランスロット専用武器)を使って戦う事になる。スザク自身の肉体能力と重なって圧倒的な戦闘力をほこる。
ナイトメアシステムの基礎理論として使用されている能力を、レナルドは「王の力」と呼び、スザクのような能力を持った人間を「調整者」と呼んでいた。ギアス能力との関連は不明。
なお作画者の公式サイトによると、サンライズ内では特撮ヒーローを連想させるそのスタイルからか「ランスロット仮面」という愛称で呼ばれているらしい[1]
またアニメ版21話でも、学園祭において今作のランスロットをモチーフにした着ぐるみが一瞬だけ登場した。


コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー[編集]

  1. ISBN 9784047139282(2007年6月26日発売)
  2. ISBN 9784047139855(2008年1月26日発売)
  3. ISBN 9784047150447(2008年4月26日発売)

概要[編集]

ルルーシュの実妹・ナナリーを主人公として描く、コードギアスのアナザーストーリー。

3作品中、唯一、人型自在戦闘装甲騎としてのナイトメアフレームが登場する。だが本作のみ登場する通常のKMFより遥かに性能が高い独自KMFが多数登場する。一方でアニメに登場したKMFも多数登場する。またギアス能力者(本作では「ギアス・ユーザー」と呼ばれる)が多数登場するため、ギアス能力を生かした機体も多い。その他の世界観は、基本的にアニメ版と同じである。詳しくはアニメ版を参照。

アニメに比べると兄ルルーシュが物語序盤に行方不明となるなど大幅に環境が違う一方、アニメでは余り語られない彼女の内面や学校生活なども描かれる。

本作のナナリーは、基本的にルルーシュと同じく自らの無力を嘆いており、その一方で、家柄を鼻にかける同級生のエカテリーナや、ホテルジャックの現場から逃亡する為に自分の名を利用しようとする草壁など、高圧的に接してくる人物に対しても全く物怖じしない気丈な性格の少女として描かれている。

また本作にはアリスというナナリーの親友も登場する。アリスはブリタニアの「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」の一員であるが、まだお互いの秘密は知らない。ナナリーとアリスの関係は、アニメにおけるルルーシュとスザクの関係に近いとも言える。

英語表記は"CODE GEASS Nightmare of Nunnally"。こちらは「騎士の馬」たる"KnightMare"ではなく、悪夢を意味する"Nightmare"なので注意。

アニメ版との主な相違点[編集]

3作品中、最もアニメ版とかけ離れた展開を見せる。

  • ナナリーがオリジナルキャラクター・ネモと契約。ギアス能力に覚醒し、ゲインが50倍以上の異形のナイトメア・マークネモに搭乗。ナナリー曰く「新しい体」を得る。その際、性格も普段のナナリーからは考えられないほど好戦的になる。
  • ギアス能力者は「ギアスユーザー」と呼ばれ、ナナリーを含めたギアスユーザーが多数登場する。
  • 自称ナナリーの騎士ネモや、ナナリーの親友アリスが所属しているブリタニアの特殊部隊「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」など本作のみ登場するオリジナルキャラクターが多数登場する。だが、ニーナなど一部のキャラクターが登場しない。
  • 第7世代のGX01シリーズという本作オリジナルKMFが登場し、「特殊名誉外人部隊」のメンバーが搭乗する。
  • クロヴィスがC.C.の目撃者を消すべく、秘密保持の為に行った行動が親衛隊による壊滅作戦ではなくミサイルの発射。その攻撃に巻き込まれたルルーシュが生死不明となり、ルルーシュ不在の中で物語が進んでいく。
  • ゼロも登場するが、アニメ版や漫画版他2作と異なり、物語がかなり進行するまで、ルルーシュなのかは明言されていない。また、拳銃で撃たれても物ともしない、素手でKMFを無力化する、瞬間移動で消えるなど、人間離れした様を見せる。
  • 黒の騎士団の制服もデザインが変更されており、騎士団全員がゼロ仮面を模したバイザーを装備。
  • オレンジ事件が起きない為、ジェレミアがオレンジ呼ばわりされていない。だがナナリーや雷光に瞬殺されるなど、かませ犬としての印象が強い。
  • 日本解放戦線の草壁派がジャックしたホテルは「サクラダイトの分配量を決める会議が行われる場所」という事で、ジャックする事による重要性が強調されている。
  • スザクとユーフェミアはホテルジャック事件後に登場。ただし、初登場からスザクがユーフェミアの騎士となってるなど細かい設定は違う。
  • 上記のようにスザクがすでに騎士となっているため、アッシュフォード学園に転入しない(だが、ナナリーに会うために学園には来る)。
  • マオが女性、それもナナリーと同年代の少女として登場する(また、設定もかなり異なる)。
  • 枢木ゲンブを殺害したのはスザクではない。また、殺害時期もブリタニア侵攻前となっている。
  • ナリタ戦の際、ゼロが自らの正体をスザクに明かす。
  • 本編のギアス教団に相当する組織として「エデンバイタル教団」が存在し、皇帝直属の下特権を振るっている。この組織の人間として、ルルーシュと瓜二つの容姿を持つ「枢機卿」が登場する。
  • ロロとアーニャが、漫画版3作品中で最も早く登場する。
  • ロロも容姿および設定は本編と大きく異なる。

登場人物[編集]

ネモ
“魔道器”と呼ばれる、謎の存在。C.C.と同格の能力を持つ。ナナリーを我が白き魔女と呼び、ナナリーに力を与える代わりに、彼女の心の「怒り」や「敵対心」といった負の側面をもらう。お前達兄妹は選ばれた存在だと意味深な発言をしている。「お兄様(ルルーシュ)の遺言」とナナリーの騎士を名乗る。その変貌した容姿はナナリーとまったく同じ(ナナリーとは印象が違い、髪の色は金髪になっている)であり、ナナリーしか捉えることが出来ない。
ナナリーの専用ナイトメアであるマークネモを何時どんな場所にでも召喚・顕現させる事が出来る。ネモ曰く、ナイトメアと自分の力は“エデンバイタル”というものから引き出された力だという。
性格は一見冷静だがナナリーの感情を共有しているため、ギアスで察した理不尽な暴力に対する怒りも共有している。それを止めるべく、ホテルジャック事件やサイタマ事変にもナナリーと共に参戦する。
  • 特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)所属員
アリス
アッシュフォード学園中等部生徒でナナリーの親友。ナナリーがいじめを受けている際にアリスが助けた事で仲良くなった。生徒会にナナリーを送り迎えしている内に、生徒会準会員扱いされて猫祭りや河口湖旅行へつきあわされる。
ギアスユーザーのポイントマン(突入要員)で、過重力で超高速を得る「ザ・スピード」と呼ぶギアスを使う。任務でミレイを監視しているなど、裏の顔を持っている。ブリタニアの支配を見る眼は非常にシビア。頭の回転も速い。
「4つ下の妹が3年前の事故で車イス生活を送っている」らしく、ナナリーを放っておけない。ナナリーが皇族である事を知っても報告しなかった。
ホテルジャック事件やサイタマ事変にも参加。マークネモに乗っているのがナナリーだと知らぬまま、彼女と敵対する事となる。
サンチア
敵の気配と動向を察知し、各種確率を正確に算出する「ジ・オド」と呼ぶギアスを使う。マークネモにギアスを妨害されたことでその存在を察知した。
イレギュラーズの年長者で、リーダー格。階級は大尉。己のギアスとルクレティアのギアスとを合わせて得た的確な情報を元に的確な作戦を立案。サイタマ事変では、マークネモを巧みな連携攻撃で追い込み、ゲフィオンディシュターバーで拘束することに成功した。
ダルク
ナイトメアでビルの残骸を軽々と持ち上げる「ザ・パワー」と呼ぶギアスを使う。
アリスと並ぶ、イレギュラーズのポイントマン(突入要員)。
ルクレティア
戦場の地形を精密解析する「ザ・ランド」と呼ぶギアスを使う。サンチア同様、マークネモにギアスを妨害される。
マッド
指揮官。ナナリーを狙ってイレギュラーズをエリア11に移動させ、ホテルジャック事件などの作戦に参戦。ロイドを「シュナイゼルの犬」と呼ぶなど嫌悪している。
  • その他
エカテリーナ
「スフォルツァ家の長女」を鼻にかけたナナリーの同級生。子分と共にナナリーを虐めようとしてネモの怒りを買いかけたが、そこに現れたアリスの「ザ・スピード」によってスカートを剥がれて退散する。

登場機体[編集]

ナナリーのナイトメア[編集]

諸元
マークネモ
形式番号 不明
分類 不明
所属 なし
(ナナリー・ネモの所有物)
全高 4m程度
動力源 不明
推進機関 不明
燃料 不明
HMI 不明
(通常のシステムは装備されていない)
武装 太刀
特殊装備 ブロンドナイフ
太刀
乗員人数 1人
搭乗者 ネモ(ナナリー)
マークネモ
ネモがナナリーから心の闇をもらう代わりに、「未来線を読む」ギアスと共に渡した、異形のKMF。
機体が起動した時のゲインは通常KMFの50倍以上。外見は極めて生物的で、人型の機械というよりも鋼の巨人を彷彿させる。実際に対峙して一蹴されたジェレミアは「化け物」と形容していた。
ナナリー曰く「これがあたしの新しい体」。コックピット内に通常の操縦システムは装備されておらず、通常のKMFとは全く異なる手段で動かしていると思われる。なお敵機を感知するレーダーは普通に装備されている。これらの事から、通常のKMFとは全く異質なスーパーロボット的存在であると思われる。
初登場時にはクロヴィスの親衛隊とジェレミアら純血隊に集中攻撃される。だが、圧倒的な能力とナナリーの「未来線を読む」ギアスの力によってこれを一蹴、敵陣を斬り破ってクロヴィスに肉薄した。2度目の覚醒の際には、草壁派の無頼と突入部隊のサザーランドをまとめて無力化、またアリスのザ・スピードを辛うじてではあるがかわし、彼女のKMFを叩きのめしている。
射撃兵装は装備されていないが、「ブロンドナイフ」なるワイヤーアンカーのような装備を使う。「ブロンドナイフ」は地中に潜ってからの奇襲も出来るなど、通常のKMFに装備されているワイヤーハーケン「スラッシュハーケン」とは非なる装備であると思われる。更に虚空から巨大な太刀を取り出して振るうことができる。
ギアス・ユーザーとはいえナナリー自身は素人であるはずだが、コーネリアは機体の動きを映像で見た際、テストパイロットだった「閃光のマリアンヌ」こと、ナナリーの実母だった故マリアンヌ王妃を思い浮かべていた。
異様な外見と圧倒的な能力に加え、さらに自称“ナナリーの騎士”のネモによって、ナナリーを守る為ならいついかなる場所にでも召喚可能であり、騎士の駿馬(KnightMare)というよりも悪夢(NightMare)の魔物と呼ぶべき機体。


GX01シリーズ(第七世代KMF)[編集]

ナイトメア・オブ・ナナリーのオリジナルKMF。特派のランスロットに先駆けて開発された第七世代KMF。メンバーの殆どがギアスユーザーで構成されている「特殊名誉外人部隊」の面々が搭乗する。

サクラダイト合成繊維が形成する「ギアス伝導回路」なる回路と、合成樹脂と電動シェルの芯をサクラダイト繊維で覆った「マッスルフレーミング」を搭載しており、その戦闘力はブリタニアKMFの中でも最強クラスである。

諸元
(アリスのナイトメア)
正式名称不明
形式番号 GX01-?
分類 第七世代KMF
所属 ブリタニア
特殊名誉外人部隊
全高 4m程度
動力源 ユグドラシルドライブ?
推進機関 ランドスピナー?
燃料 エナジーフィラー?
HMI 不明
武装 サーベル×2
特殊装備 ギアス伝導回路
マッスルフレーミング
乗員人数 1人
搭乗者 アリス
アリスのナイトメア
ブリタニアの独立部隊「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」のポイントマン、アリスの乗機。
スカート型の腰部に収納しているダガー2本による近接武器が主武装。ギアス伝導回路が備わっている為、アリスの「ザ・スピード」のギアス能力を発揮する事が出来る。
頭部はグラスゴーやサザーランドなど「ファクトスフィア」を装備したKMFに近い。また機体背部に柱状の物体を複数装備している。


諸元
(ダルクのナイトメア)
正式名称不明
形式番号 GX01-?
分類 第七世代KMF
所属 ブリタニア
特殊名誉外人部隊
全高 4m程度
動力源 ユグドラシルドライブ?
推進機関 ランドスピナー?
燃料 エナジーフィラー?
HMI 不明
武装 不明(素手)
特殊装備 ギアス伝導回路
マッスルフレーミング
乗員人数 1人
搭乗者 ダルク
ダルクのナイトメア
特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」のポイントマン、ダルクの乗機。
ビルの残骸を持ち上げて投げつけるなどKMF離れした怪力を誇る。


諸元
(ルクレティアのナイトメア)
正式名称不明
形式番号 GX01-?
分類 第七世代KMF
所属 ブリタニア
特殊名誉外人部隊
全高 4m程度
動力源 ユグドラシルドライブ?
推進機関 ランドスピナー?
燃料 エナジーフィラー?
HMI 不明
武装 不明
特殊装備 ギアス伝導回路
マッスルフレーミング
乗員人数 1人
搭乗者 ルクレティア
ルクレティアのナイトメア
特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」の1人、ルクレティアの乗機。


諸元
(サンチアのナイトメア)
正式名称不明
形式番号 GX01-?
分類 第七世代KMF
所属 ブリタニア
特殊名誉外人部隊
全高 4m程度
動力源 ユグドラシルドライブ?
推進機関 ランドスピナー?
燃料 エナジーフィラー?
HMI 不明
武装 大型ライフル
特殊装備 ギアス伝導回路
マッスルフレーミング
乗員人数 1人
搭乗者 サンチア
サンチアのナイトメア
特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」のリーダー格、サンチアの乗機。

組織[編集]

特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)
バトレー将軍直属の特殊部隊で、その名のとおり所属している隊員は全員外国人である。ギアス・ユーザーが多数所属している。
バトレー将軍失脚後は独立部隊として活動し、エリア5を1部隊で易々と掃討、ホテルジャック事件に半ば囮として投入される[1]

ナイトメア・オブ・ナナリーのギアス[編集]

ギアスの詳細はアニメ版を参照。

漫画『ナイトメア・オブ・ナナリー』ではルルーシュの妹ナナリーがギアスに覚醒し、それ以外にもギアスをもつ人物が多数登場する。ナイトメア・オブ・ナナリーにおいてはアニメとは性質が異なり、自然の摂理を捻じ曲げる力として描かれており、ギアスを所有している人物は「ギアス・ユーザー」と呼ばれる。

ナナリーのギアス
ナナリーがネモと契約した際に得たギアス能力は事象の世界線を積分する力「未来線を読むギアス」。
兄・ルルーシュのギアスと同じく、発動時は左目に紋章が浮かび上がる。未来を予知することが出来る能力を誇る。
特徴
  • ジェレミアら純血派の動きを「“すでに”見て」避ける。
  • その戦場の指揮官であるクロヴィスを「戦場を支配する未来線の発生源」としてその居場所を逆探知する。
  • 未来に起きる出来事やその結果を知ることが出来る。
アリスのギアス
彼女のギアス能力は「ザ・スピード」。
加重力で相対的に超高速を得る事が出来、敵が異変に気づいた時には既に攻撃は終了、敵は撃破されている。
特徴
  • ナナリーがエカテリーナらからいじめを受けていた際、エカテリーナらのスカートを瞬時に剥ぎ取ってナナリーを救った。
  • 日本解放戦線にホテルから突き落とされても無傷で済み、着の身着のままで河口湖を泳ぎ渡れる。
  • その動きの速さは、「すでに動きが見えている」ナナリー=ネモでさえ初太刀はかわし切れないほどで、一般人は動きを(そして攻撃されたことを)知覚することさえできない。
ダルクのギアス
彼女のギアス能力は「ザ・パワー」。
特徴
  • 初登場時はわずか4m強のナイトメアで巨大なビルを持ち上げ、それを敵部隊に投げつけて下敷きにし、文字通り一撃で「鎮圧」した。
ルクレティアのギアス
彼女のギアス能力は「ザ・ランド」。
特徴
  • 戦場の地形を正確に構造解析し、敵の予想経路を読む。
  • サンチアと組んで雷光の砲撃を予測する事も出来るらしい。
サンチアのギアス
彼女のギアス能力は「ジ・オド」。
ちなみにオドはオッズ(勝率)の単数形の事を指すと思われる(正規の英単語ではない)。
特徴
  • 敵の殺気だった気配に反応、位置を正確に把握する。
  • ルクレツィアと組んで雷光の砲撃を予測する事も出来るらしい。
  • マークネモが現われた時は、彼女の気配に反応していた(というよりギアスを妨害され、苦痛と不快感を覚えていた)。
マオのギアス
彼女のギアス能力は「ザ・リフレイン」。
特徴
  • 対象者の記憶を呼び起こしループさせる(アニメ版に登場した薬物のリフレインと同じ効果)。
  • 相手の心を読むことが出来る。
  • 発動条件は対象者の目を見ること。

幕末異聞録 コードギアス 反逆のルルーシュ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ある意味、アニメ版のスザクに近い役回りと言える。またコーネリアらはギアス能力の詳細を知らない為、彼女らを白眼視している部分もある。