利用者:BetaU628/sandbox/プロローグ (アイスショー)
プロローグ | |
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公演形態 | 単独公演 |
出演者 | 羽生結弦 |
開催期間 |
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公演数 | 5 |
開催国 | 日本 |
会場 | |
主催 | |
演出 | MIKIKO |
協賛 | |
公式サイト |
prologue-official |
『プロローグ』は、2022年に日本で開催された羽生結弦の単独アイスショーである。2022年11月4日・5日に横浜市のぴあアリーナMMにて、12月2日・3日・5日に八戸市のフラット八戸にて、計5公演が行われた。主催はテレビ朝日およびシー・アイ・シー、演出はMIKIKO。本公演はアイスショー史上初の単独公演である。
基本情報
[編集]『プロローグ』は11月4日と5日に横浜市のぴあアリーナMMにて、12月2日・3日・5日に八戸市のフラット八戸にて、計5公演が行われた。開催を告知した際は各都市2公演ずつの4公演の予定だったが[1]、後に八戸で12月5日の追加公演を行うことが発表された[2]。
主催はテレビ朝日とシー・アイ・シー。協賛はコーセー、味の素、西川で、横浜公演のみ東和薬品が特別協賛をしている。羽生自身がプロデュースをしており、演出は演出家のMIKIKOが担当している。
『プロローグ』のチケットは1万5000円から2万5000円という価格帯で販売され、5日間の全公演ともに売り切れとなった。横浜・八戸それぞれでの最終公演の際には全国の映画館でライブビューイングが行われた。また、テレビ朝日のCS放送でも生中継され、CSテレ朝チャンネルの新規加入者は大幅に増えた[3]。
ショーの内容とコンセプト
[編集]羽生は『プロローグ』横浜公演初日終演後のインタビューにて、アイスショーの意図について次のように語っている[4]:1。
これから始まる物語へ向けてのプロローグであり、自分がまた新たな決意を胸にして、目標に向かって、夢に向かって一歩ずつ進んでいくんだということを......。これまで自分が経験してきたことや、皆さんに力をもらってきたことだったり、そういったものをあらためて皆さんと共有しながら、次のステップにつながるようにと思いを込めて、このショーを企画しました。
このショーは羽生自身がプロデュースおよび監督を担当しており、演出家のMIKIKOが演出を担当している。また、津軽三味線奏者の中村滉己が三味線演奏で参加している。タイトルの「プロローグ」は羽生自身が名付けたものである。
羽生は90分の間に8曲から10曲のプログラムを滑り、演目の合間には羽生自身が編集を手掛けた映像やトークコーナーが差し込まれた。ショーでは羽生の競技時代のプログラムのほか、ファイナルファンタジーXの劇中音楽「いつか終わる夢」が新プログラムとして披露された。競技時代のプログラムはショー用にアレンジされており、『ロミオ+ジュリエット』では2011年グランプリファイナルの映像をスクリーンに映し、後半のステップの場面から羽生が演技をするという特殊なアレンジが行われた。
評価
[編集]『プロローグ』は日本のメディア関係者から高い評価を受けた。スポーツ雑誌『Sports Graphic Number』の記者・松原孝臣は、このアイスショーは「金字塔と言ってよい世界を描いた」と評した[5]:1。2023年7月、第13回衛星放送協会オリジナル番組アワードにて、『プロローグ』八戸公演の生中継が番組部門中継の最優秀賞に選ばれた[6]。審査員と務めた朝日新聞編集委員の後藤洋平は、「プロ転向後の羽生さんの衰えぬ演技力はもちろん、息づかいや考えていることを生々しく伝えた素晴らしいライブ中継だった」と講評した[6]。
セットリスト
[編集]『プロローグ』のセットリストは以下の通り[7]。
セットリスト
- SEIMEI
- 「Change」
- 三味線演奏:中村滉己
- リクエストコーナー
- ピックアップコーナー
- 映画『ロミオ+ジュリエット』より
- 「いつか終わる夢」
- ゲーム『ファイナルファンタジーX』より
- 作曲:植松伸夫
- 演出:MIKIKO
- 「春よ、来い」
アンコール
- 「パリの散歩道」(ステップシークエンスのみ)
- 映画『007/ロシアより愛をこめて』より
リクエストコーナー
- 「レッツ・ゴー・クレイジー」(横浜公演1日目・2日目)
- 「花になれ」(曲:指田郁也、横浜公演2日目)
- 「秋によせて」(八戸公演1日目・3日目)
- 練習曲第12番 嬰ニ短調「悲愴」(八戸公演2日目・3日目)
ピックアップコーナー
- スパルタカス(横浜公演1日目)
- 「ハロー・アイ・ラヴ・ユー」(横浜公演2日目)
- 映画『ミッション:インポッシブル2』より(八戸公演1日目)
- 「サムバディ・トゥ・ラヴ」(八戸公演2日目)
- 「シング・シング・シング」(八戸公演3日目)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 「羽生結弦さん初単独アイスショー「プロローグ」開催を発表「全力でむかっていきます」 11月横浜、12月八戸」『スポーツ報知』報知新聞社、2022年9月30日。2022年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月16日閲覧。
- ^ 「羽生結弦さん単独アイスショー「プロローグ」追加公演 28歳誕生日の2日前、12月5日に八戸で」『Sponichi Annex』スポーツニッポン、2022年10月18日。2022年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月16日閲覧。
- ^ 「篠塚浩社長 社長会見(11月29日)要旨」テレビ朝日、2022年11月29日。2022年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ 折山淑美「羽生結弦「僕の人生史上でも初めてのこと」に直面。アイスショーで模索する新たな自分」『web Sportiva』集英社、2022年11月6日。2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月11日閲覧。
- ^ 松原孝臣「「1番、羽生結弦さん」“企画もプロデュースも出演も”羽生結弦…記者が驚いたプロ初のアイスショーの中身「まさか90分を1人で…」」『Sports Graphic Number Web』文藝春秋、2022年11月8日。2022年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月16日閲覧。
- ^ a b 「「羽生結弦アイスショー『プロローグin HACHINOHE』」が第13回「衛星放送協会オリジナル番組アワード」中継 最優秀賞を受賞!」『Yahoo!テレビ』LINEヤフー、2023年7月26日。2024年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月1日閲覧。
- ^ 「羽生結弦さん、初の単独アイスショー「プロローグ」へ込めた思い「みなさんと共有しながら、次のステップにつながるように」」『スポーツ報知』報知新聞社、2022年11月4日。2022年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月7日閲覧。