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小説『マチネの終わりに』とは、2015年3月より、毎日新聞朝刊及びnoteにて連載を開始し、2016年4月9日に毎日新聞出版より単行本として発売された、作家・平野啓一郎の長編小説。
あらすじ
[編集]主人公の蒔野(38)は、若くしてクラシックギターの最前線を背負ってきた若き天才ギタリスト。 ある日、演奏会後の友人との食事会にて、通信社でジャーナリストとして活躍する、記者の洋子(40)と出会う。 出会った時からお互いに惹かれあった蒔野と洋子だが、実は洋子には婚約者がいた。 東京・ニューヨーク・パリ・バグダットを舞台に、二人の男女の物語が繰り広げられてゆく。
登場人物
[編集]蒔野 聡史（まきの さとし）
[編集]クラシック・ギタリスト。1968年生まれ。独身。 1986年、18歳の時にクラシック・ギタリストとしてデビューを飾る。 彼の演奏は、"息をすることを忘れる"ような完璧なもので、演奏中は思索的な顔をする。 2006年、「デビュー20周年記念」ツアーの最終公演となるサントリーホールでの公演を最後に、活動を休止。 テレビなどのトーク番組にも度々出演し、爽快で社交的な一面もある。
小峰 洋子（こみね ようこ）
[編集]1966年生まれ。フランス・RFP通信に所属しているジャーナリスト。 フランスの映画監督、イェルコ・ソリッチを父親に持ち、自身はフランス人と日本人のハーフ。 大学時代に知り合った、同級生のアメリカ人経済学者と婚約している。