利用者:Antush/練習用
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経営学における組織
[編集]企業を研究する経営学において、組織は重要な研究対象の一つである。組織を研究する視座は様々であるが、組織の構造や体系を扱うマクロ組織論と、組織に属する個人や小集団に注目するミクロ組織論に大別される。代表的な視座や定義には、例えば以下の様なものがある[1]。
視座 | 概要 | 定義の例 |
---|---|---|
ハコとしての組織 | 組織図に表される権限関係や情報の流れに注目する視座。 公式組織。 |
|
ネットワークとしての組織 | 組織図には表されない、人と人の繋がりに注目する視座。 非公式組織。 |
|
協働の体系 | 共通の目標達成の為に計画的に調整された協働行為と見なす視座。 | 意識的に調整された、2人またはそれ以上の人々の活動や諸力のシステム (Barnard, 1938) [2] 1人の人間の力では実現できないような困難な目標を達成しようとするときに生じる複数の人間の協同(経営学用語辞典、1997) [3] |
多次元的重複集団 | 組織を、小集団(一人の上司と複数の部下)が重層的に連なった大集団とみなす視座。 | |
情報処理システム | 意志決定とその実行の過程を含めた、人間集団におけるコミュニケーションとその関係のパターン (Simon, 1945) [4] | |
知識創造の母体 | ||
資源の束 | ||
生涯発達の場 | ||
政治システム | ||
センスメイキングの場 |
出典
[編集]- ^ 金井壽宏『経営組織』日経文庫、1999
- ^ Barnard, C., The functions of the executive, Cambridge, MA: Harvard University Press, 1938.(山本安次郎・田杉競・飯野春樹訳『経営者の役割』ダイヤモンド社、1956)
- ^ 田島壮幸責任編集『経営学用語辞典』税務経理協会、1997
- ^ Simon, Herbert A., Administrative Behavior Fourth Edition, New York: Free Press, 1997.(二村敏子・桑田耕太郎・高尾義明・西脇陽子・高柳美香『【新版】経営行動』ダイヤモンド社、2009)