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利用者:Anton21/曖昧さ回避について

曖昧さ回避への私見。

注:書きかけであるため、内容が大幅に変更される場合がある。

基本

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ウィキのリンク方式は、「名前」によるものである。 記事名に日本語において一般的な名前を付けてあるからこそ、名前を思い出すだけで直感的にリンクできる[1]。 したがって、Wikipedia:記事名の付け方で言うように、記事名には「日本語話者の大多数にとって、最も曖昧でなく、最も理解しやすいもの」をつける必要がある。

しかし、名前はしばしば重複することがあるので、Wikipedia:曖昧さ回避が必要となってくる。ただその場合にも、直感的にリンクできるように最大限留意しなくてはならない。(括弧付きの項目はたいてい直感的ではない。)

問題点

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分類は一意に決定できない

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曖昧さ回避のために、括弧内に分類・属性などを記載する。 しかし分類は直感的に判断できるものではない。なぜなら、分類は見る人の視点によってしばしば異なり、一意に決まらないからである。これを「分類の恣意性」と呼ぶ。 また、複数の属性を持つ事物をいずこに分類するかが問題になる。

cf.「醜いアヒルの子の定理」「こうもり問題」「カモノハシ問題」

事例

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F-14 (戦闘機) について考える。

F-14 が戦闘機であることは自明のことのように思えるかもしれない。しかし実際には、

  • F-14 (航空機)
  • F-14 (軍用機)
  • F-14 (艦上戦闘機)
  • F-14 (迎撃機)
  • F-14 (アメリカ海軍の戦闘機)

など、様々な視点がありうる[2]。これは直感的とは言えない。利用者間の合意(=ウィキプロジェクト)によって分類を一律に定めることができないわけではないが、それはリンクをするのにいちいち分類基準を記憶しておかなければならないことを意味する[3]

また、分類基準を一律に定めるにしろ、まだ問題がある(下記)

分類には例外がつきもの

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ある項目群を一定の分類にまとめようとすると、しばしば例外が生ずることがある。(差異の無視)

事例

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曖昧さ回避の必要性には項目によって濃淡がある

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ある項目群をすべて括弧を付加するとすると、曖昧さ回避の必要ない項目まで括弧が付加されることになる。

事例

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  • F-1には曖昧さ回避は必要だろうが、F-117に曖昧さ回避が必要だろうか?

結論

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ある項目群に一律に曖昧さ回避を適用することには問題が多い。本当に曖昧さ回避が必要な項目のみにとどめるべきである。

対策

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潜在的曖昧さ回避への処置

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では、ある項目名について、主たるトピックが現状で作成されておらず、従たるトピックを作成したいという場合にどうしたらいいのか。

(曖昧さ回避orスタブとして)括弧なしの項目名を作成し、そこから括弧ありの項目にリンクを貼る。この方法の場合、リンクをクリックした際により明確な項目名を説明してあるので、あまり戸惑わないで目的の項目にたどりつくことができる。

事例

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  1. キティホーク - 街の名前
  2. キティホーク (空母) - 1. にちなんだ空母の名称。

ここで、1. が作成されておらず、2. を作成したい場合を考える。その場合、次のようにする。

  1. 項目「キティホーク」を曖昧さ回避またはスタブとして作成する。
  2. 項目「キティホーク」内で、曖昧さ回避またはOtheruseテンプレートを使用して「キティホーク (空母)」へのリンクを作成する。
  3. 項目「キティホーク (空母)」を作成する。

この場合、どこか別の項目で空母キティホークのつもりで「キティホーク」にリンクを貼ったとしても、リンクをクリックした利用者は曖昧さ回避またはスタブのページに飛ぶので、それを見た上で「キティホーク (空母)」へ飛ぶのは容易である。また、必要に応じて「キティホーク」へのリンクを「キティーホーク (空母)」へのリンクに変更することも容易である。つまり、利用上の不便はほとんど生じない。

これに対し、「キティホーク」を作成しなかった場合は、空母キティホークにリンクするには「キティホーク (空母)」という項目名であることを記憶しておかなくてはならず、暫定的に「キティホーク」へリンクしておくなどの方法が取れない。

つまり、括弧なし項目名を括弧あり項目名に先んじて必ず作成しておいたほうが、そこから誘導するのが容易であるといえる。

脚注

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  1. ^ 例えば、通常のWebページのようにURL でリンクする方式だと、いちいち URL をコピーしなくてはならない。
  2. ^ 項目に付加されているカテゴリが、おおよその分類を意味する。あのうちの一つを選び出すことは難しい。
  3. ^ すべての分野において分類基準を覚えるのは不可能である。
  4. ^ ローマにいなくとも、カトリックの教皇が「ローマ教皇」と呼ぶなら問題とはならない。

関連項目

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(スタブ)