利用者:Ancotin/武田麻弓
武田 麻弓(たけだ まゆみ、1970年- )は、アメリカ合衆国在住の日本の随筆家。「聾唖の風俗嬢・豹ちゃん」として知られる。
来歴
[編集]日本人の父と在日韓国人の母の間に生まれる。3歳で患ったしょう紅熱の薬の副作用で難聴となる。小学生の時、見知らぬ男性から強姦される。中学校までは聾学校に通っていたが、普通校の和光学園高等学校に進学。
ファッションデザイナーを志し専門学校に入学するが聴覚障碍のため断念、卒業後リクルートに就職、社内報製作に携わる。このころ豊胸手術を行う。会社員生活をする傍ら、渡米費用を貯めるために六本木のファッションヘルスで働き始める。やがてリクルートを退社、専業の風俗嬢となる。日焼けした健康的な容姿と、自らの障碍をセールスポイントにさえする明るい性格で人気を博し、ナイタイシンデレラコンテスト入賞を果たすなど一躍フードルの仲間入りをする。風俗専門誌のみならず、女性週刊誌など一般メディアにも登場する。現在でも彼女の通称である「豹ちゃん」は風俗業での源氏名である。
1997年、恋人のアフリカン・アメリカン男性を追って渡米するも破局、現地で知り合った男性と入籍するが、夫はギャングのメンバーでありHIVキャリアであることがわかる。武田は感染を免れたが、ドメスティック・バイオレンスに耐える日々が続く。1999年3月、新たな恋人との間に長女を儲ける。
1999年8月、前半生を綴った自叙伝「ファイト!」を幻冬舎から出版。
人物
[編集]幼いころ母親に口話を徹底的に教え込まれたため、手話は使わず、口話と筆談で会話を行う。
少女時代強姦被害に遭ったことで日本人男性に嫌悪感を持つようになったため、恋愛の対象は一貫してアフリカン・アメリカン男性である。なぜ黒人男性が好きなのかと問われ、過去のインタビューでは「本多勝一の「日本人の黒人観」を読んだ」影響を語っている。[1]
聴覚は補聴器を装着してなんとか聴こえる程度である。ヒップホップ、R&Bを好み、髪型や服装も黒人女性ミュージシャンに倣っている。
著書
[編集]- ファイト!
- 一緒にファイト!
- いつまでもファイト!
- ファイト日記
外部リンク
[編集]- Ancotin/武田麻弓 (@mayumitakeda_NY) - X(旧Twitter)
- Ancotin/武田麻弓 (mayumi.takeda1) - Facebook
- ENGIN#9 Official Web Page 「武田麻弓インタビュー「妖精の切符」」
脚注
[編集]- ^ * 「“補聴器と黒人音楽”~耳の聞こえない風俗の女の子・ひょうちゃん」『クイックジャパン』7号、太田出版、1996年。